お風呂場はDIYできる？DIYを行うリスクや注意点を紹介
お風呂場のリフォームには、大きく分けてリフォーム会社に依頼をする方法と自分でDIYをする2つ方法があります。自分好みのお風呂場にするために、DIYに挑戦したいと考える方もいるでしょう。ここでは、DIYに伴うリスクや、リフォームの際に気をつけたい注意点について紹介します。
目次
1.風呂のDIYは可能か？
キッチンや玄関をDIYでリフォームする人がいるように、お風呂場のDIYをする人もいるでしょう。ただし、お風呂場の中ならどの部分でもリフォームができるというわけではありません。浴室でDIYを行う際、手を加えられる箇所は床や壁、天井などです。浴槽のリフォームは非常に難しく、素人が手を加えようとすると、失敗するリスクは高いと言えるでしょう。
2.理解しておこう！風呂のDIYを行うリスクについて
DIYを行う際は、失敗したり家の中を傷つけたりしてしまうリスクがつきものです。お風呂場のDIYを検討しているなら、どのようなリスクがあるのかをあらかじめ知っておく必要があります。
ケガをするリスクがある
まず、お風呂場のDIYリフォームをする際は、パネルなどの材料をカットしたり、専用の塗料や接着剤を使ったりする必要があります。その際、電動のこぎりやカッターなど、使い慣れていない道具を扱うことで、ケガをするリスクがともなうのです。また、塗料や接着剤には、刺激の強い成分や有害物質が含まれるものもあります。デリケートな体質の人は、DIYリフォームの最中に何らかの拒絶反応が現れたり、体調を崩したりする可能性もあるでしょう。
失敗しても元に戻せない可能性がある
DIYでリフォームをすると、思ったような仕上がりにならないというリスクがあることも忘れてはいけません。やり方によっては壁や床の素材を傷めてしまったり、元に戻せなくなってしまったりする可能性もあります。たとえば、塗装に失敗してしまった場合、一度塗った色を完全に取り除くのは難しいでしょう。後悔しないためにも、失敗したケースを考慮しながらDIYリフォームを進める必要があります。
時間と手間がかかる
DIYは材料集めから施工まで、すべての行程を自分で行わなければいけません。プロに任せるよりも多くの手間と時間がかかるため、完成までかなりの期間を要するでしょう。お風呂場のDIYは、工程や作業の内容によってはお風呂場が使えなくなってしまう可能性もあります。そのため、あまりに作業が遅いと、生活に支障をきたす場合もあるでしょう。日頃から忙しく、DIYにあてる時間がなかなかとれないという人には向いていません。
賃貸物件だとトラブルになる可能性がある
賃貸物件でDIYを検討している場合、その物件がDIYを許可しているかをあらかじめ調べておく必要があります。基本的に、賃貸物件は退去時に原状回復が求められます。そのため、許可なくお風呂場のDIYリフォームをすると、貸主とのトラブルに発展するおそれがあります。DIYを希望する人は、入居する前から「DIY型賃貸物件」や「カスタマイズ型賃貸物件」を探すと良いでしょう。DIY型賃貸物件には、DIYの費用を貸主が負担する物件と、借主が負担する物件があるので、契約内容をよく確認しておく必要があります。
3.風呂のDIYを検討するときの注意点とは？
お風呂場でDIYを行うにあたり、できるだけ失敗するリスクを抑えるには、いくつかのポイントがあります。DIYの注意点を把握したうえで、慎重に作業を進めましょう。
リフォームに必要な材料だけ購入し、工事は業者に依頼する
お風呂場のDIYは、失敗すると元に戻せなくなったり、取り返しがつかなくなったりするリスクがあります。特に、工具や塗料の扱いに慣れていない人は、施工中にケガをする可能性も考えられます。できる限りリスクを抑えるには、材料を購入するだけに留め、工事は業者に任せたほうが良いでしょう。プロに依頼すれば、機材や道具をイチから揃える必要もなく、間違ったパーツを購入してしまうこともありません。
DIYはステッカーなどの小物類の使用でとどめる
壁や床の張り替えなど、大がかりな作業は手間がかかるうえ、失敗するリスクも大きいです。DIYの方法は必ずしも手間がかかるものだけではありません。お風呂場のDIYをする際は、浴槽や壁にステッカーを貼るなど、小物を使ったDIYに留めておくと良いでしょう。ステッカーならやり直しが利くので、失敗する可能性は低くなります。
4.DIY代わりに風呂のリフォームを業者に依頼するメリットとは？
お風呂場のリフォームで失敗するリスクを最小限に抑えるには、リフォーム店などの専門業者に依頼するのもひとつの方法です。リフォームにかかる費用を節約するために、あえてDIYを検討する人もいるでしょう。しかし、業者に依頼することによるメリットも数多く存在します。
工事がスピーディーである
専門業者に依頼する最大のメリットは、工事がスピーディーで、きれいに仕上がるという点です。お風呂場のリフォームは、パネルの張り替えなどの短期間で済むものもあれば、タイル風呂からユニットバスへのリフォームなど、ある程度の期間が必要なものもあります。作業の内容によって必要な日数も変わるので、仕上がるまでの日数を事前にしっかりと確認しておきましょう。
材料も相談しながら決めることができる
お風呂場のリフォームを受け付けている会社のなかには、材料選びの段階から相談できる所もあります。お風呂場に使われる素材は、価格やデザインもさまざまです。リーズナブルに手に入る代わりにお手入れが難しいものもあれば、高価でも丈夫でお手入れが楽なものもあります。DIYを検討している人も、どの材料を選ぶべきか業者に聞けば、特徴や機能について詳しい説明を受けられるでしょう。
5.どう決める？風呂のリフォームにおいて会社を選ぶ2つのポイント
初めてお風呂のリフォームをする場合、どのように業者を選ぶべきかわからないという人もいるでしょう。業者にリフォームを依頼した経験がない人でも、ポイントを押さえれば、信頼できるリフォーム会社を選べます。
プロに相談することができるか
お風呂のリフォームは、自分が好きなパーツやデザインを選ぶことも大事ですが、好みだけで決めてしまうと失敗してしまうリスクもあります。満足できる仕上がりにするためにも、プロの視点を取り入れたうえでデザインを決めることも大切です。また、大がかりな作業が必要な場合も、プロのサポートを受けたほうが安心して作業を進められます。
風呂のリフォーム実績は豊富か
お風呂場をリフォームするには、床や壁、浴槽など、あらゆる箇所に選択の余地があります。しかし、床材や浴槽の特徴、機能などを知らなければ、快適な浴室に仕上げるのは難しいでしょう。また、あまりに選択肢が少ないと、なかなか要望に合ったパーツや素材を見つけることができません。理想のお風呂を作るためにも、リフォーム実績が豊富かという点は非常に重要な要素です。リフォーム事例や実績、お店の口コミは、ホームページなどで事前にしっかりと確認するようにしましょう。
6.風呂のリフォームならメーカーショールーム見学もおすすめ
お風呂場のリフォームを検討しているなら、メーカーのショールームに実物を見にいくのも良いでしょう。最新の設備や流行りのデザインを知ることができ、自分の実現したいお風呂のイメージをはっきりとさせることができるでしょう。
床や壁など最新のお風呂を知ることができる
メーカーでは、お風呂のリフォームに関連する商品を豊富に扱っています。たとえば、浴室の床や壁、浴槽のほかにも、ドアや窓、シャワーヘッドなども、好みに合わせてカスタムが可能です。ユニットバスのデザインや種類も豊富なので、家族構成やライフスタイルに合わせて選べます。お風呂場の用途によって、使いやすい広さや必要な機能はさまざまです。たとえば、普段からシャワーで手短に入浴を済ませている人なら、利便性はミニマルデザインのほうが高く、お手入れも楽です。半身浴などで長時間浴室を使う人なら、ある程度の広さをもった浴室にしたほうが、ゆったりと快適に過ごせるでしょう。こういった各種商品をショールームで知ることができます。
ショールームで実物に触れることができる
商品を選ぶ際に、カタログやwebサイトの情報を参考にする人もいるでしょう。しかし、お風呂場をリフォームするときは、写真や文章による説明だけでは、完成後のスタイルがイメージしにくい場合もあります。ショールームでは、実物を確認しながら商品を選ぶことができます。また、LIXILでは事前に予約をしておけば、コーディネーターの説明を受けながら見学することも可能です。遠方に住んでいて、ショールームまで直接足を運ぶのが難しい場合は、オンラインでの相談も可能です。
7.風呂のリフォームはDIYではなくプロに依頼しよう！
DIYの魅力は、手軽に自分の好きなようにリフォームができることです。しかし、失敗するリスクやケガを負う危険も伴います。DIYを始める前に、どのようなリフォームをしたいのか、自分でできる範囲なのかをしっかり確認しましょう。DIYが難しそうだと思ったら、専門家に相談し意見を聞いたほうが安心です。お風呂場のリフォームを考えている場合は、リフォームで何を実現したいのかを明確にし、自分でできる部分とリフォーム店に依頼する部分を検討してみましょう。