2019.3.29

水垢・黒ずみ・カビ・黄ばみ撃退!お風呂の床をキレイに保つコツ

住まいづくり

毎日、掃除をしているのに、お風呂場の床の汚れが取れなくて困っていという方はいませんか。お風呂の床の汚れにはいろいろな種類があります。ただスポンジでこするだけでは、すっきり落とせない汚れもあります。汚れる原因を知って、それに合った対策をすれば毎日のお掃除の手間を減らせるかもしれません。汚れの種類ごとの特徴を知って、賢く掃除をしましょう。

目次

  1. お風呂の床の汚れって?
  2. お風呂掃除の前に床の材質をチェック
  3. 床の汚れの種類に合わせたお風呂掃除の方法
  4. お風呂の床掃除にあると便利なグッズ
  5. お風呂の床の汚れを予防する方法
  6. 工夫次第でお風呂の床をこすらずキレイに

1.お風呂の床の汚れって?

お風呂の床をキレイに保つコツ01

浴室の床の汚れは、スポンジでこするだけでは落ちないものがあります。すっきりきれいに落とすために、まずは汚れの種類と特徴を知り、それぞれにあった掃除の方法を考えましょう。

水あか・石鹸カス

お風呂場の汚れというと、水あかを想像する人は多いでしょう。水あかには赤いものと白いものとがあり、それぞれ原因が異なります。赤い水あかの正体は、ロドトルラという酵母菌です。この菌は、水だけで繁殖できるうえに皮脂が養分になります。そのため、浴室内はとても良い環境なのです。濡れているところであれば繁殖できますので、お風呂場だけでなく洗面所や台所に発生することもあります。スポンジでこすれば簡単に落ちますが、しっかり取り除かなければまた発生してしまう可能性は高いでしょう。

白い水あかは、水道水中に含まれる成分と石鹸の脂肪酸が結合してできたものです。水道水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。床や鏡に残った水が乾燥するとミネラル分だけが残り、それが結晶化してこびりついてしまうのです。さらに、そこに石けんカス中の脂肪酸が結合することで、より落としにくい汚れになります。白い水あかは水に溶けず、スポンジでこすってもあまりきれいになりません。

黒カビ

床だけでなく、天井や壁、排水溝などお風呂場のあらゆる場所でよく見かける汚れが黒カビです。ドアのゴムパッキンやシャンプーボトルなどに付着していることも多いです。黒カビの正体はクラドスポリウムと呼ばれる糸状の菌で、特別なものではなく、普通に空中を漂っています。たどりついたところに菌糸を伸ばし、皮脂や髪の毛、石けんカスをエサとして繁殖したものが黒カビです。吸い込むとアレルギーや黒色真菌症などの原因となる可能性があり、危険ですので、気がついたら早めに対処するようにしましょう。

2.お風呂掃除の前に床の材質をチェック

お風呂の床をキレイに保つコツ02

浴室掃除では、使用する洗剤や道具によっては床や浴槽、壁などを傷つけてしまう可能性があります。洗濯をする前に衣類の洗濯表示を確認するように、掃除をする前には床の素材を把握することが大切です。これまで知らずに掃除をしてきた人は、まず自宅のお風呂場の材質を確認しましょう。

タイル床材・樹脂床材

お風呂場の床材に使われている代表的な素材には、大きく分けてタイルと樹脂とがあります。タイル床材とは、四角く薄い板状のタイルを並べものです。豊富なデザインから選べ、床だけでなく壁に使うこともできます。タイルとタイルの間の目地部分に水が溜まりやすく、カビが発生しやすいのが難点でしょう。樹脂床材は、多くの家庭のお風呂場で使われている最も一般的な素材です。滑り止め加工がされているものや高い撥水性を持たせたものなど、さまざまな種類があります。滑り止め加工の部分に汚れが溜まりやすいのが難点です。

大理石・木製床材

浴室の床素材として、大理石や木製床材が使われていることもあります。大理石は石材ですが、硬度自体は高くありません。スチール系などの硬いブラシを使ってゴシゴシと磨くと、傷がついて独特の光沢が失われるおそれがあります。洗うときは、柔らかいスポンジを使用しましょう。使用する洗剤にも注意が必要です。酸性の洗剤をかけると変色してしまいます。大理石の床が変色してしまうと削るしかなく、補修が大変です。研磨剤の入った洗剤も傷付けてしまいますので、使わないようにしましょう。

木製床材は、腐らないように防水コーティングを施し、防カビ加工もしてあることが一般的です。洗浄力の強い洗剤を使用したり、硬い掃除用具でこすったりすると剥げてしまいますので、掃除の際はデッキブラシやスポンジを使うようにしましょう。ほかの床材よりも乾きにくいため、換気をこまめに行うなど、浴室の風通しを良くすることが大切です。

3.床の汚れの種類に合わせたお風呂掃除の方法

床材の素材がわかったら、汚れの種類に合った掃除の方法を理解しましょう。素材と汚れに適した方法で掃除をすることで、効率的にきれいにすることができます。

水あか・石鹸カスのお掃除

お風呂の床をキレイに保つコツ03

赤い水あかは、水を含ませたスポンジでこするときれいに落ちます。菌糸が残っているとすぐに再発しますので、しっかりこすって洗い流しましょう。白い水あかは、基本的にアルカリ性の汚れです。アルカリ性の汚れは、酸性で中和することで落としやすくなります。酸性の洗剤か、クエン酸、お酢などを使うと良いでしょう。なお、皮脂と石けんカスが結合してできた汚れは、酸性の性質を持ちます。この場合は、アルカリ性の洗剤や重曹を使って掃除をすると、落としやすいでしょう。

なお、クエン酸を使用するときは、水に溶かしてスプレーにすると使い勝手が良くなります。クエン酸スプレーは、市販のボトルに水を200ml程度入れ、クエン酸を小さじ1杯程度入れてまぜれば出来上がりです。正確に測る必要はなく、おおよその量で構いません。お酢を使うこともできますが、独特のニオイがありますので、気になる人はクエン酸の方が良いでしょう。また、歯磨き粉をつけて古歯ブラシでこするのも効果的です。ただし、歯磨き粉に粒状の研磨剤が入っていると素材を傷つける恐れがありますので、入っていない物を使いましょう。

それでも落ちない頑固な汚れには、重曹と酸素系漂白剤の組み合わせが効果的です。重曹と酸素系漂白剤を同じ量だけまぜ、そこに水を加えてペースト状にしましょう。出来たペーストを汚れに塗って上からラップでパックし、1時間程度放置してからこすると、きれいに落ちます。あとはしっかり洗い流しましょう。

黒カビのお掃除

黒カビの掃除には、セスキ炭酸ソーダを使ってみましょう。セスキ炭酸ソーダとは炭酸ナトリウムと重曹からなる無機物で、環境に優しいアルカリ剤として人気があります。使用するときは、クエン酸と同様、スプレーにすると使いやすいでしょう。スプレーボトルに500mlの水を入れ、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯いれてよく混ぜれば完成です。気になる汚れにスプレーして、しばらく放置し、スポンジや歯ブラシなどでこすりましょう。黒カビのエサとなる皮脂をすっきり取り除くので、繁殖を抑えることができます。

クエン酸と重曹を組み合わせて使うのもおすすめです。汚れの上に重曹を粉末のままのせ、しばらく放置してからクエンスプレーをかけましょう。すると、シュワシュワと泡が立ちはじめます。しばらくすると泡が収まりますので、しっかり洗い流しましょう。お風呂場のドアなどのゴムパッキンに生えた黒カビは、塩素系漂白剤をティッシュパックするのが効果的です。掃除をするときは、まずはゴムパッキンについた水気を拭きとり、塩素系漂白剤を吹きかけます。そこにティッシュを貼りつけて、そのまま30分程度放置しましょう。その後ティッシュを取り除いてしっかり洗い流します。

なお、黒カビを落としたあとも黒ずみが残っているなら、それはこびりついた石けんカスかもしれません。そのときは、シール剥がし剤を振りかけてしばらく放置し、ブラシなどでこすって洗い流すときれいに落ちる可能性があります。ただし、シール剥がし剤をかけて長時間放置すると床が変色するおそれがありますので、十分に注意して使用しましょう。

4.お風呂の床掃除にあると便利なグッズ

お風呂の床掃除は、基本的には家にあるものでできます。しかし、簡単にお掃除できる便利アイテムも市販されていますので、用意しておくと役に立つでしょう。ここでは、お風呂掃除を楽にする便利アイテムをいくつか紹介していきます。

お風呂掃除に便利なアイテム

お風呂の床をキレイに保つコツ04

水あかや黒カビなどのお風呂汚れは、お風呂場内の水滴をできるだけ取り除くことが予防につながります。そこで、おすすめなのが、浴室用スクイージーです。スクイージーとは、取手の先にワイパーがついている道具で、壁などについた水滴を簡単に落とせます。ワイパー部分の大きさや取手の長さが異なるさまざまなタイプが販売されていますので、お風呂場のサイズに合わせて使いやすいものを選びましょう。たとえば、ワイパーの幅が狭いスクイージーは細かな部分の水滴をしっかり落とせますが、壁一面に使用するときは時間と手間がかかります。幅の広いスクイージーは広範囲の水滴落としが楽ですが、細かい部分には使いづらいでしょう。

重曹やクエン酸などのスプレーを手作りしておくのも便利です。ただし、クエン酸スプレーは比較的長く保ちますが、重曹スプレーは長期間の保存が効きませんので注意が必要です。重曹スプレーは1週間程度で使い切るようにしましょう。なお、重曹水は沸騰させるとアルカリ度が高まって、酸性の汚れを落としやすくなります。鍋などに入れて沸騰させたあと、十分に冷ましてからスプレーに詰替えて使いましょう。重曹はアルミと反応する性質がありますので、沸騰させるときはアルミ以外の素材の鍋ややかんを使うことが必要です。

自分を保護するグッズ

水あかや黒カビを落とす掃除をするときは、掃除用具だけでなく自分を守る道具も準備しましょう。なぜなら、洗剤によって肌が荒れる可能がありますし、目に入ると非常に危険だからです。本格的に浴室掃除をするときには、ゴム手袋、頭を保護する帽子、保護メガネを用意しましょう。塩素系漂白剤を使うときは、吸い込むと気管支にダメージを与えるおそれがありますので、防毒マスクがあると良いでしょう。また、洗剤によっては衣類につくと色落ちすることがあります。傷んでも汚れても気にならない衣服を着用して掃除をしましょう。

5.お風呂の床の汚れを予防する方法

お風呂の汚れは、ついてから落とすより、つかないように予防することが大切です。汚れを落としてピカピカにしたあとは、防止対策をとりましょう。汚さない工夫をすれば、ピカピカの状態を長く保つことができます。

換気を徹底!入浴後に流し、こまめに水分を拭き取る

お風呂の床をキレイに保つコツ05

入浴後のひと手間を習慣化させることで、毎日のお風呂場の掃除がぐっと楽になります。お風呂場の汚れの原因は、湿気や皮脂、石けんカス、カビ菌などです。そこで、最後にお風呂に入った人が出るときに少し熱めのシャワーをかけて、これらを洗い流すようにしましょう。こびりついた汚れがあったらスポンジで優しくこすり、定着する前に落としておきます。室温が高いとカビが活発になるため、壁にざっと水をかけて温度を下げておくことも大切です。最後に水分をふきとり、窓を開けるか換気扇を回すかして湿気を取り除きましょう。

床を清潔に保つために掃除したいもの

お風呂場を清潔に保つなら、床だけはなく天井や壁、鏡などの掃除も必要です。蛇口も水あかなどの汚れが付きやすいため、しっかり掃除しましょう。特に、天井はカビ菌が潜んでいることがあります。床をきれいにしても天井からカビ菌が降りてきては同じことの繰り返しです。柄の長いモップなどを使って、壁とともにしっかりと拭き掃除をしておきましょう。お風呂の鏡につく汚れは、白い水あかであることがほとんどです。クエン酸スプレーを拭きつけてキッチンペーパーで覆い、30分ほどそのままにしましょう。汚れがひどいときは半日ほど放置します。その後、剥がしたキッチンペーパーでこすってからよく洗い流し、最後にスクイージーで水滴をよく落とすときれいになるでしょう。

蛇口の掃除もクエン酸が活躍します。鏡と同様にクエン酸スプレーをしてキッチンペーパーでパックし、しばらく放置してからこすって洗いましょう。

6.工夫次第でお風呂の床をこすらずキレイに

お風呂の床をキレイに保つコツ06

お風呂場の汚れは、やみくもに洗剤をかけてこすっていてもきれいにはなりません。まずは汚れの種類を知り、その種類に合った方法で掃除をするようにしましょう。きれいな状態をできるだけ保つための汚れないための一工夫も必要です。そうすれば、毎日ブラシやスポンジを使って懸命にこすらなくても、お風呂場の床をきれいに保つことができるでしょう。

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