キッチンの取り付け工事を依頼する際の流れを解説！

ここでは、キッチンの取り付け工事をリフォーム会社などの専門会社に依頼する際の手順や注意点などを説明します。リフォーム会社に依頼するメリットについても解説しますので、自分でキッチンの取り付けを行おうと考えている方は参考にしてください。

1.キッチンの取り付け工事を専門会社に依頼するメリット

キッチンの取り付けをリフォーム店などの専門の会社に依頼するとお金はかかりますが、メリットもあります。ここではキッチンの取り付けを専門会社に依頼するメリットについて説明します。

キッチンの取り付け工事を専門会社に依頼するメリットは「安心感」です。取り付けの作業は、キッチンの構造や取り付け工事に慣れた詳しい職人の手によって行われるので、取り付け後に不具合が起きる可能性は低く、取り付け後の見栄えが悪いということもあまりないと言えるでしょう。古いキッチンの取り外しから新しいキッチンの取り付けまで、安心して任せることができます。

また、専門会社に依頼すれば、自分でDIYするより完成までの時間も短くなるでしょう。キッチンの取り付けをDIYで行う場合は、キッチンの購入だけでなく、取り付けに必要な道具の確認や用意などの時間も必要です。また、実際に取り付ける際には手順を逐一確認する必要があり、取り付けの手順を間違えると時間がかかるだけでなく、再度同じ部品を用意する必要があるなど、時間もお金もかかる可能性もあります。

キッチンの取り付け工事中は、当然キッチンは使用できません。食事を作る場所が長期間にわたって使えないと、その期間は外食や総菜などで済ます必要があります。住みながらのリフォームであれば、キッチンの取り付け工事は、なるべく早い期間で終了することが望ましいでしょう。

また、専門会社に依頼すれば、古いキッチンの処分について悩まなくていいというメリットもあります。古いキッチンを処分するためには、不用品回収業者に依頼するなどお金と手間がかかります。キッチンの取り付けを専門会社に依頼すれば、処分費はかかるものの新しいキッチンの取り付けとあわせて古いキッチンの処分にも対応してくれます。

キッチンの取り付けとあわせて、水栓金具やガスコンロなどの交換を考えている場合は、水道工事やガス工事も必要となります。特に、ガス工事はDIYでは対応できないため、専門会社に依頼しなければなりません。キッチンの取り付けを専門会社に依頼すれば、水道やガスの工事もあわせて手配してくれます。水道やガスの工事を個別に手配する手間がかからないという点も専門会社に依頼するメリットといえるでしょう。

2.キッチンの取り付け工事を専門会社に依頼する際の注意点

次に、キッチンの取り付けを専門会社に依頼する際の注意点ついて説明します。

キッチンの取り付け工事を専門会社に依頼する際には、いつ工事ができるかということを確認する必要があります。自分で取り付けを行う場合は、新しいキッチンが手元にあれば、いつでも取り付けを開始できます。しかし、依頼する場合は、自分のよいタイミングで取り付け開始というわけにはいきません。一般的に、引越しの多い4月や年末などは依頼が多くなる傾向にあるので、希望している日までに取り付けができないという可能性もあります。取り付けを希望する時期が決まっているのであれば、早めに相談したほうが安心です。

一般的にキッチンの取り付け工事は、キッチンのみを入れ替える場合は3日程度、キッチンまわりの壁紙の貼りかえやキッチンのレイアウト変更など、変更することが多い場合は1カ月程度かかります。取り付けにかかる期間も確認するようにしましょう。

3.キッチンの取り付けを専門会社に依頼する際の流れ

キッチンの取り付けを専門会社に依頼する際の大まかな流れは、1）どのようなキッチンにするかを決める、2）複数の専門会社に見積依頼をして依頼先を決める、3）取り付ける日にちを決める、4）取り付け工事～設置完了、となります。まずは、新しいキッチンをどのようにするのかを決めます。今までのキッチンと同じタイプにするのか？変えるのか？キッチン以外はどうするのか？キッチンパネルや壁紙を貼りかえるのか？キッチン収納をつけるのか？など、どんなキッチンにしたいのか具体的に考えてみましょう。キッチンメーカーのショールームをみてイメージを膨らませるのもおすすめです。

どのようなキッチンにすべきか自分では決められない場合は、見積依頼の際に専門会社に相談してみましょう。専門家の観点でアドバイスをもらえます。見積は複数の会社に依頼することがおすすめです。キッチン取り付け工事は、会社によって取り付けできる時期や費用が変わります。納得できるキッチンリフォームを行うために、複数の専門会社を比較検討しましょう。費用や納期だけでなく担当者の対応なども確認し、信頼できる依頼先を見つけましょう。依頼先が決まれば、キッチンのメーカーやタイプや色、工事の時期など、具体的なことを決めていきます。

せっかく新しいキッチンを取り付けるのであれば、パントリーなどキッチン収納もあわせて検討するのがおすすめです。その際には、収納力だけでなく使い勝手やキッチンが狭くならないか、なども考える必要があります。

キッチンのスペースが狭い場合、棚をつけるだけでも収納力はぐっと増えます。床にものを置かない収納で、すっきり見せることがでるでしょう。キッチンの上部に天井からの吊戸棚をつけるのもおすすめです。背板がない棚板だけのタイプの吊戸棚をつければ、圧迫感も少なくキッチンが広々と感じられるでしょう。自分の希望を伝えて、依頼先にアドバイスをもらいましょう。

4.専門会社に依頼せずにDIYも可能？大変さは？

DIYに不慣れな人がキッチンの取り付けを行うのは、かなり大変な作業といえるでしょう。キッチン本体はサイズも大きく重量もあります。そのため、キッチンの搬入・搬出だけでもケガをする可能性があります。古いキッチンの取り外しと搬出だけでもかなりの重労働となります。また、取り付けには力が必要になるだけでなく、吊り戸などは水平に取り付けなければ、取り付け後の使い勝手にも影響がでてくるでしょう。

例えば、水栓金具を取り替えるには専用の工具が必要で、道具がない場合には新たに購入する必要があります。このように、専用の道具でないと取り付けができなかったり、出来上がりの見栄えに影響する可能性があります。見栄えを気にするのであれば、専門会社に依頼した方がよいでしょう。

5.キッチンの取り付けにはやっぱり専門的な技術や知識が必要

キッチンをDIYで自分で取り付けることは可能です。DIYした方が専門会社に依頼するよりも費用も安くすむようにみえます。しかし、キッチン取り付けにかかる時間やキッチンの取り付けに必要な道具の用意、水漏れなどの万が一の事態が発生した際の対応、キッチンの搬入・搬出や取り付けの際の安全性、取り付け後のキッチンの状態や見栄えなど様々な面から考えるのであれば、プロである専門会社に依頼することがおすすめです。専門会社であれば、自分が考えるよりも、もっと使い勝手のいいキッチンを提案してもらえるかもしれません。キッチンのリフォームを考えているのであれば、まずはリフォーム店などの専門会社に相談してみましょう。