キッチン会議

人を招くということ

コラム | 2016.2.9

「キッチン会議」では自分らしいキッチンを見つけ出すためのヒントを、
みなさんと真面目に、時には頭をやわらかくして話し合っていきたいと思います。
毎回コラムで話題を提供したり、建築家や専門家の意見を紹介したり、
アンケートを通してみなさんの暮らしぶりや考えをうかがったり。
さまざまな視点でキッチンを見つめながら、「キッチンの答え」を一緒に考えていきましょう。

みなさんは家に人を招くことがどのくらいの頻度でありますか。調べてみると、ひと月に一回以上招く人は20%にも満たず、半数近くが半年に一回以下というのが実情です。家を建てるときや引越しをする時は人を招いたときのことをあれやこれやと考えるものですが、家ができあがったとき、子供が生まれたとき、なにか特別のイベントがあるときなど以外では、人を招く機会は少ないものです。

そうした実情はあるものの、人を招くということをもっと積極的に考えてみてもいいのではないでしょうか。人を招くことは家をきれいにしつらえたり、料理の腕をあげたいと思ったりするきっかけになるものです。あまり難しく考えないほうがいいでしょう。フルコースの料理でもてなすのでなく、もっと気軽に。たとえば料理は持ち寄りでもいいかもしれません。気軽に数をこなしていけば日常の暮らしの質は自然と上がっていくに違いありません。
下の絵では人を招くことを考えて、間取りをつくってみました。

玄関を入るとすぐにキッチンがあります。キッチンはダイニングテーブルと一直線になっており、キッチンを囲んでみんなで料理をしたり、話をしたり、お酒を飲んだりということもできそうです。キッチンの壁側には家事コーナーやワーキングスペースを設置し、キッチンを暮らしの中心に置くような暮らしです。

人を招く時だけ家をきれいにするのでなく、日常の暮らしでも同じようにきれいに保てる工夫も気持ちも大事でしょう。日々使うもののあり方にこだわりを持つことで、何が必要で、何が本当に欲しいのかという取捨選択もできるようになるでしょう。人を招くことを通して、自分たちの暮らしの質をあげていくことにつながるのです。
いかがでしょうか、人を招くということについて、ぜひ参考にしてください。

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