キッチン会議

キッチンに椅子を置いてみる

コラム | 2016.8.2

「キッチン会議」では自分らしいキッチンを見つけ出すためのヒントを、
みなさんと真面目に、時には頭をやわらかくして話し合っていきたいと思います。
毎回コラムで話題を提供したり、建築家や専門家の意見を紹介したり、
アンケートを通してみなさんの暮らしぶりや考えをうかがったり。
さまざまな視点でキッチンを見つめながら、「キッチンの答え」を一緒に考えていきましょう。

みなさんはキッチンの中で食事をするということはあるでしょうか。いつもというわけではなく、たまにならあるかもしれません。以前お話しを伺った方は、子供の食事をまずは済まして、そのあと片付けをしてから、やっと自分の食事の時間になるとのこと。子供はダイニングにいて、テレビをみたり、宿題をしたりしていて、自分はキッチンの中で座ってワインを傾けながらゆっくり食事をすると言っていました。子供とキッチン越しに話しながらその日の出来事を聞いたりして過ごすのだそうです。たしかに家族揃って一緒に食事をするのが理想ですが、仕事から帰って子供がお腹を空かせていると、まずは子供の食事を先に済ませてというのも想像のつく光景です。

さてこうしたシーンではキッチンの中に椅子が必要です。椅子をキッチンの中に置いている人の話を聞くと、前述のような状況以外にも料理の準備中ちょっと休憩をしたり、お茶を飲んだりということもよくあると言っていました。キッチンの中に椅子を置くのは案外便利そうです。
このようにキッチンに椅子を置く場合、椅子の高さが気になります。キッチンのカウンターは高さ80センチから90センチ、そうすると普通の椅子では少し低すぎます。普通の椅子より10センチから20センチ高い椅子が必要です。こうした高めの、そしてコンパクトな椅子があるとちょっとした食事をするだけでなく、料理の下ごしらえをする時も座って材料を切ったりもできます。場合によっては作業台兼食事もできるカウンターをキッチン内に作るというのも悪くありません。

下の絵をごらんください。
一つ目はペニシュラ型のキッチンで、キッチン越しにダイニングを見渡せます。先ほどの子供と会話をするという方の話で出て来たイメージです。

もうひとつはキッチンを壁際に設けて、リビング側にカウンターをつくってみました。

そしてもうひとつ、小さめの空間も考えてみました。あえてダイニングは作らずに、広いリビングを作っています。最近は一人暮らしや2人暮らしの家族も増えていますのでこうしたコンパクトなキッチン、ダイニング空間のニーズもありそうです。

いかがでしょうか。キッチンの中に椅子を置いてみる。
ぜひ参考にしてください。

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