キッチン会議

料理をしながら他の家事をする「一直線の家事動線」

コラム | 2017.3.7

「キッチン会議」では自分らしいキッチンを見つけ出すためのヒントを、
みなさんと真面目に、時には頭をやわらかくして話し合っていきたいと思います。
毎回コラムで話題を提供したり、建築家や専門家の意見を紹介したり、
アンケートを通してみなさんの暮らしぶりや考えをうかがったり。
さまざまな視点でキッチンを見つめながら、「キッチンの答え」を一緒に考えていきましょう。

今回はキッチンと家事スペースとの関係について考えてみようと思います。下の絵をごらんください。キッチンと洗面脱衣室の間に洗濯室兼家事スペースを設置してみました。

洗面脱衣室に洗濯機を置くというのが一般的ですが、洗濯機廻りは意外に物が多く、また見た目にも雑然としやすいものです。できれば洗面脱衣室とは独立させて、室内干しアイロンがけなども行なえると便利でしょう。キッチンからも近く、風呂場からバルコニーまで動線を一直線にすることで、バルコニーに洗濯物を干すにも無駄のない動線計画になっています。煮込み料理など近くにいながら、料理の合間に家事をするとかお風呂を入れるなど、家事の効率化が図れるでしょう。
日本では洗濯機を置くのは洗面脱衣室、海外ではキッチン側に置くのが一般的です。海外の方が洗濯も料理と一緒に家事動線として効率よくまとめたいと考えるのでしょう。この案では両方の考え方を合わせています。

もうひとつ次の絵をごらんください。これは思い切って洗濯室をバルコニー側に配置してみました。

このプランではバルコニーに干すことが多い人は洗濯したらすぐに外に出られます。また室内干しでも日が当たります。窓を開放するようにしておけば、外から見られことなく、外気にあたって乾燥させることができます。洗濯物を干すのも料理の合間にするのに便利でしょう。
また乾燥機を付ける場合も乾燥時間の短いガス式の乾燥機を排気の心配なく設置できます。より家事の短縮につながるはずです。

いかがでしょうか、キッチンと洗濯機の関係を見直すことで料理をしながら他の家事がこなせるようになります。家事は毎日の仕事です。できるだけ効率よくひとまとめにすることができればと思います。ぜひ参考にしてください。

商品の詳細はコチラ
このページをシェアする

ページトップへ