キッチン会議

伸びるキッチン。蓋のできるキッチン。コンパクトキッチンの可能性を考える

コラム | 2017.3.14

「キッチン会議」では自分らしいキッチンを見つけ出すためのヒントを、
みなさんと真面目に、時には頭をやわらかくして話し合っていきたいと思います。
毎回コラムで話題を提供したり、建築家や専門家の意見を紹介したり、
アンケートを通してみなさんの暮らしぶりや考えをうかがったり。
さまざまな視点でキッチンを見つめながら、「キッチンの答え」を一緒に考えていきましょう。

共働きの人も増えて、毎日の料理の時間にかけられる時間が十分に持てない人も多くいるでしょう。
先日のコラムで「便利な時代に大きくなるキッチン。」というコラムを書きました。今回はそれに対して小さなキッチンについても考えてみようと思います。そのコラムの最後のワンクリックアンケートにて「昨日の夕飯の料理ごはん、みそ汁をのぞいて2品以上作った。」でいいえが32%というのは興味深い数字です。つまり一品ということです。

そこで平日の忙しい時はコンパクトなキッチンで済ませ、週末など本格的な料理をする時は広げて大きなキッチンとして使うというのはどうでしょうか。
下の平面図をごらんください。少し間口が小さめのマンションですが家族数が小さくなる現在ではこうしたマンションも多く見られますし、少し古いマンションにも多く見られる大きさです。大きなキッチンを作りにくい間取りですが、普段は通路になっている部分にエクステンションすることで、日常の動線は確保しつつ必要な時には大きく使えます。

この絵のキッチンは長さ1950ミリのカウンターに、エクステンションをつけて650ミリの天板を足せるようにしています。作業台や配膳台として広く使う時には2450ミリの大きさになります。通常のマンションのキッチンとほぼ同じになるでしょう。長さ1950ミリであれば食洗機も組み込むことができます。

もうひとつ考えてみました。
こちらは、移動式のカウンターワゴンです。こうすれば必要な時だけ動かして作業台として使え、必要のない時はキッチン内でも、またはダイニングテーブル側に置いて配膳用カウンターにもなるでしょう。カウンターの下には収納スペースも確保しています。

さらに下の絵のように蓋ができるキッチンというのも便利かもしれません。
料理をしない時には、ワーキングデスクになったりもできますし、見た目にも綺麗です。コンパクトにすることで広がる使い方、キッチンを常に固定的に考えないというのもこれからのキッチンのあり方の一つかもしれません。ぜひ参考にしてください。

商品の詳細はコチラ
このページをシェアする

ページトップへ