こんなキッチン、あったらうれしい!

コラム | 2018.8.24

「こんなキッチン、あったらうれしい!」、「テクノロジーを活用したこれからのキッチン!」そのアイデアをみんなで真剣に考えるために、株式会社LIXIL、クックパッド株式会社、テックショップジャパン株式会社の3社共催により、「毎日の料理を楽しくするスマートキッチン体験をプロトタイピングする」ワークショップが、6月30日から7月14日の2週間にわたり開催されました。

会場は、東京都港区六本木にある「TechShop Tokyo」。会員制オープンアクセス型のDIY工房で、金属加工、溶接、樹脂加工、テキスタイルなどが行える工作機械およそ50種類が利用できるスペースです。

ワークショップ初日

最新システムキッチン「リシェルSI」が運び込まれ、5チームでアイデア出し

初めに主催各社からの料理やキッチンにまつわるインスピレーショントークの後、参加者17名が5つのチームに分かれて、「毎日の料理を楽しくするスマートキッチン」について、アイデアを出し合いました。

主催者側からはそれぞれの社員がメンターとして参加。専門家の立場からアドバイスやヒントを提供するほか、参加者が直面している課題や心の声をメンバーに共有させる役割を担います。

最後は仕上げの中間発表が行われ、各チームが考え抜いたアイデアに対して、審査員やメンターがアドバイスを行いました。

ワークショップ2日目

いよいよ5チームの、“あったらうれしい”アイデアの発表

この日は、それぞれのグループのアイデアを発表し、審査を行います。第1回開催からの2週間、各チームはお互いに連絡を取り合い、発表に向けてアイデアをさらに練り上げていました。

各グループの持ち時間は3分。各グループともに、内容はもちろん、わかりやすくインパクトのある発表にするための工夫がこらされ、他の参加者も興味深く聞いていました。

厳選なる審査の結果、上位3チームが入賞となりました。

※審査基準は4つ。
1)料理体験を楽しく変えるものかどうか
2)ワクワクし感情を揺さぶるかどうか
3)現在のキッチンの課題を解決するかどうか
4)チームワークが良いかどうか

【特別賞、cookpad賞】

チーム名:チーム女の子
プロダクト名:デリセンス

レシピを教えてくれるキッチン。ITをフル活用し、次に使うものが光る、料理をナビゲートしてくれるキャラクターと会話しながら進めるなど、料理を楽しく簡単にするアイデアや19歳の女の子が彼氏のために作る料理を想定するプレゼンテーションが好評でした。

【LIXIL賞】

チーム名:チームEarthBasket
プロダクト名:EarthBasket

社会問題でもあるフードロスを防ぐバスケット。バスケットに入れるだけで賞味期限を管理し、賞味期限が近いものからレシピをレコメンドしてくれる、買い物時には、家にまだあるものを通知してくれるなど、現実の問題点に着眼した課題解決に正面から取り組む姿勢が評価されました。

【TechShop賞】

チーム名:チームダンパ
プロダクト名:ルンボ(ルンルン包丁)

音楽の力で料理を楽しくするプロダクト。包丁を使うたびに効果音が流れたり、鍋の煮込み具合が音楽でわかったりするなど楽しさの訴求だけでなく、プロダクトの完成度も評価のポイントでした。

審査員

川上 ミホさん

料理家/フード・ディレクター。LIXILのセラミックトップキッチン「毎日ぶつけろ、料理愛。」スペシャルサイトにも出演

二瓶 拓穂さん

株式会社LIXIL マーケティングストラテジー統括部 統括部長 兼 デジタル推進部 部長

住 朋享さん

クックパッド株式会社 Cookpad Ventureグループリーダー/Cookpad Accelerator責任者

入賞者にはTechShop Japanで制作した表彰状と副賞が贈られました。その後、全員で記念撮影会が行われました。

今回は一般公募からの参加ということで、LIXILとしても、これまでにない視点のアイデアの発掘や、世の中がLIXILに期待していることは何なのかを引き出すことなど、普段とは違う取り組みに期待を膨らませて挑むことができました。

ワークショップ内で出たさまざまなご意見やアイデアは、未来に向けた新商品開発の参考にさせていただきます。ご参加いただいたみなさま、お疲れさまでした。

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