災害ごとの備えと発災直後の対策

災害ごとに、備えと発災直後の対応をご紹介します。

台風(暴風・豪雨・洪水)への備え

風水害は事前の備えが重要

梅雨前線や秋雨前線が停滞することで、しばしば大雨が降ります。また、30 年間(1981から2010年まで)の平均では26個もの台風が発生。接近・上陸すれば暴風や大雨となり、冠水や河川がはん濫することもあります。最新の気象情報などを常にチェックし、災害から身を守ることが大切です。ハザードマップなどを確認し、危険性が高い場所を事前にチェックしておきましょう。
また当社製品で台風時に注意していただきたい点をいくつかご紹介します。

エクステリア

跳ね上げ門扉(オーバードア)の固定

跳ね上げ門扉(オーバードア)の固定

家強風時や降雪時などは上げたまま放置せず、必ず扉を下におろしてください。
また、扉のロックを必ず掛けておいてください。

伸縮門扉の固定

伸縮門扉の固定

台風などの暴風時には門扉をたたみ、柱と門扉をロープなどで縛ってください。強風で扉が開き、人や他の物にあたるおそれがあります。

カーポートの補助柱の備え

カーポートの補助柱の備え

片流れタイプのカーポートの場合は、補助柱(サポート柱)をつけることで、耐雪・耐風強度を向上させることができます。補助柱はオプション品です。後から補助柱を取り付けたい場合は、お近くの当社製品の取り扱い店にご相談ください。

窓・シャッター

雨戸の確認

雨戸の確認

窓ガラスの破片や飛来物を避けるため、一戸建住宅では1階の窓の少ない部屋に移動。雨戸、カーテンを閉め、窓から離れて頑丈なテーブルの下で台風の通過を待ちます。
(雨戸はロックを掛けましょう)

窓の補強準備

窓の補強準備

窓はクレセントをかけておき、サッシのバタつきを防ぎます。必要に応じてガムテープなどで補強します。ガラス製の扉、窓などに貼るガラス飛散防止フィルムで割れた際の破片飛散を防ぐ方法もあります。

トイレ

断水時などのトイレの対策

断水時などのトイレの対策

便座を上げ、ポリ袋ですっぽり覆います。2枚目のポリ袋を便座の上からかぶせ、細かく砕いた新聞紙を重ねれば簡易トイレとして使用できます。ポリ袋を準備しておけば緊急時の簡易トイレとして利用が可能です。(新聞紙やポリ袋は絶対に流さないでください)
また、あらかじめ水を準備しておけば排泄物を流すことも可能です。

関連したお問い合わせ

断水時・停電時のトイレの流し方

浴室

生活用水の保存

生活用水の保存

一般家庭の風呂の場合、約180Lの水がため置きできます。風呂に水を張って保存しておけば、洗濯、掃除、トイレ、散水などの生活用水として利用することができます。

その他製品

排水設備の点検・清掃

排水設備の点検・清掃

雨水ますや側溝の周辺にゴミがたまることで、雨水が流れず、浸水の危険性が高くなります。地下や半地下では、排水ポンプの故障による浸水被害の危険も。定期的な排水設備の点検・掃除を心がけましょう。

ワンポイント:避難指示や災害状況は常に最新の情報を

最近は過去に例がないほどの水害避難に見舞われる地区が後を絶ちません。「これくらいの雨なら今まで大丈夫だった」 という経験だけに頼らず、テレビ、インターネット、各自治体から出される避難指示などに 速やかに応じられる様、最新の情報にご注意ください。

台風(暴風・豪雨・洪水)が発生したら

発生直後の行動

  • 身の安全を確保する
  • 浸水時は、水位がひざ下までの段階で避難する

(特に高齢者や子どものいる家庭は、早い段階から自主的に避難するようにします)

浸水避難時は運動靴を履く

浸水避難時は運動靴を履く

浸水や洪水などで避難をする場合は、長靴ではなく、紐付きの動きやすい運動靴で避難しましょう。

落雷時はコンセントを抜く

落雷時はコンセントを抜く

水道管や配水管などの金属や電線・電話線から雷の高い電圧が家の中に侵入して、家電製品やパソコンの電子回路を壊す恐れがあります。早めに電気器具のコンセントを抜きましょう。

落雷時は電気製品、天井・壁から1m以上離れる

落雷時は電気製品、天井・壁から1m以上離れる

落雷時は全ての電気器具、天井・壁(特にプラグ)から1m以上離れるとより安全です。

復旧時のご注意

割れたガラス掃除は履物を履いて行う

割れたガラス掃除は履物を履いて行う

割れた窓ガラス・玄関や勝手口のガラスは非常に危険ですので、撤去作業をされる場合は必ず履物を履きます。尚、ガラスの入替えは、近所の工務店やガラス屋さんにご依頼ください。

壊れたカーポートやテラスの修理は業者に依頼

壊れたカーポートやテラスの修理は業者に依頼

強風によって大破・中破したカーポートやテラスは、崩れる危険があります。自分で修理せず、お買い求めになられたお店に修理を依頼してください。

トイレをすぐ流さない

トイレをすぐ流さない

「ゴポゴポ」といった異音が排水溝から聞こえてきたら、逆流してきている可能性がありますので危険です。
無理に排水しようとはせず、水がひくまではトイレ、浴室、キッチン、洗面のご使用は避けてください。(災害によって排水管が破損していることもあり得ますので、汚染被害が大きくなります)

浸水復旧後は衛生管理が必要な場合も

浸水復旧後は衛生管理が必要な場合も

ご自宅周辺の水がひいたあとの復旧作業では、衛生管理が必要になることがあります。
基本は、泥汚れなどの洗浄と乾燥をさせてから、消毒します(消毒に関する詳しい情報は、各自治体のHPをご覧ください)。

関連するページ

広島市HP:「水害時の衛生対策と消毒方法について」

水にぬれた家電製品は使わない

水にぬれた家電製品は使わない

水に濡れた後の家電製品の継続使用は、表面の水を拭き取ったり乾燥したりしていても内部の部品が錆びていたり、漏電、発煙、発火の可能性があり危険ですので、ご使用はお控えください。

断水時はエアー抜きを行う

断水時はエアー抜きを行う

断水時に給水管内にたまった空気(エアー)が勢いよく器具へ供給され、衝撃(エアーハンマー)が発生する場合があります。この衝撃により器具が破損することがあります。
断水後はエアー抜きを行ってから、水を使うようにしてください。

関連したお問い合わせ

断水の復旧後のトイレ洗浄における注意事項

断水時や断水復旧時の水栓の取り扱いの注意点