玄関ドアのセルフメンテナンス

玄関ドアは日頃からメンテナンスしていただくことで、より長く快適にお使いいただくことができます。鍵の引っ掛かりや扉のガタツキなどを解消するための建付け調整など、自分で調整する方法もご案内します。修理を依頼する前にご覧ください。

電気錠など寿命がある製品もあります。早めの点検をすることで安心・安全にご使用いただけます。日常のお手入れから、数年後の点検まで部位ごとにセルフメンテナンス方法をご紹介しますので、ぜひご確認ください。

  • ※点検の中には高所での作業も含まれます。内容によっては、設置された業者さま、またはLIXILまでお問合せください。
  • ※ご使用中に異常と思われる点(異音・作動不良・ガタツキ等)が発見されたときは、下記項目の日常の点検の中の”異常を感じたら”をご確認ください。

日常の点検

毎日のご使用の際に点検をすることで、長く安全にお使いいただけます。また、異常を感じた際の対処方法もご案内します。

異常を感じたら

以下に該当する症状が見られた時や、普段と違うと感じた時は、設置された業者さま、もしくはLIXIL修理受付センターにご相談ください。

異常のままご使用されると、思わぬケガにつながる可能性もあります。また、扉の開閉不良により閉め出されたりする可能性もあります。

ドアクローザー

  • 扉の開閉時に異音がする。
  • 扉が勢いよく閉まる(ドアクローザの調整が効かない)。
  • 油が漏れている。

丁番

  • 扉の開閉時に異音がする。
  • 扉の開閉時にグラグラする。

電気錠

  • 電動サムターンからの異音がなる。
  • 電動サムターンが動きが悪い・遅い・途中でとまる。
  • リモコンのボタンを押しても反応しない。

カギに汚れ、キズ、へこみはありませんか?

点検時に、該当の症状がある場合は、対処方法をお試しください。

カギが汚れていませんか?

汚れがついていたら、ブラシなどで取り除いてください。

カギにキズ・ヘコミ・曲がりはありませんか?

キズ・へこみ・曲がりなどの変形があるカギの使用は中止し、スペアキーを使用してください。

汚れた鍵や変形した鍵を使用すると、鍵の回転不良に繋がる可能性があります

スペアキーがない場合は、LIXILストアで購入できます。

LIXILストア

その他のカギの点検・お手入れ

汚れや傷がなくても、調子が悪い、使いづらいと感じたときは、お手入れをお試しください。

鍵のお手入れ・お掃除方法

カギを回すと引っ掛かりはありませんか?

点検時に、該当の症状がある場合は、対処方法をお試しください。

ドアを開けた状態でカギが回りにくい、または引っ掛かる場合

鍵穴にゴミなどが溜まると、カギが回りにくくなります。潤滑剤(鍵穴スプレー)を使用してのメンテナンスがおすすめです。

市販の潤滑油は使用しないでください。シリンダー内のゴミが油でかたまり、故障の原因になります。

鍵穴メンテナンススプレーは、LIXILストアで購入できます。

LIXILストア

鍵穴メンテナンススプレーの使用方法は、下記の説明動画をご覧ください。

潤滑剤「鍵穴スプレー」の使い方

ドアを閉めた状態でカギが回りにくい、または引っ掛かる場合

ドアの建て付け状態が悪く、デッドボルト(鎌錠)がストライク(錠受け)に当たっている可能性が考えられます。ストライクの調整を行ってください。

錠受け(ストライク)を調整する方法

ドア・ハンドル(把手)に汚れはありませんか?閉めるときにガタツキはありませんか?

点検時に、該当の症状がある場合は、対処方法をお試しください。

扉やハンドルは汚れていませんか?

汚れていたら、清掃をしてください。

汚れを放置すると、錆びや塗装の劣化の原因となります。

清掃方法は、下記の説明をご覧ください。

玄関ドア・引戸の部位別のお手入れ・お掃除方法

扉を閉めたとき、扉にガタつきはありませんか?

ラッチとストライクの間に隙間が出来ている可能性があります。枠、または子扉のストライク(錠受け)の調整をしてください。

扉がガタついた状態で使用すると、鍵の施解錠不良に繋がる可能性があります。

調整方法は、下記の説明をご覧ください。

玄関ドアのラッチが掛かりにくくなった場合に受け側を調整する方法

下枠に砂がたまっていませんか?閉めるときに擦れはありませんか?

点検時に、該当の症状がある場合は、対処方法をお試しください。

下枠に汚れや砂がたまっていませんか?

下枠が汚れていたり、砂などが溜まっている場合は清掃をしてください。

砂や塵を放置するとキズや扉の開閉不良の原因になります。

ドアを開け閉めするとき、下枠にこすれていませんか?

家は年月とともにわずかに傾いたり歪んだりすることがあります。その影響でドアが傾き、開閉しづらくなることがあります。このような場合は、建付け調整を行うことでスムーズな開閉を取り戻すことができます。
調整方法は、下記の説明をご覧ください。

玄関ドアが枠に当たって閉まらない

調整作業は危険を伴う場合もあるため、お客さまご自身での作業はおすすめしておりません。
取付業者さまへご依頼いただくか、LIXIL修理受付センターにご依頼ください。

電気錠ドア側の点検

電気錠をご使用中に、以下の様な症状が出ていないかご確認ください。

  • ブザー音がいつもと違う
  • LEDランプの点灯状態がおかしい
  • 錠の動きが遅くなった
  • カードやリモコンの反応が悪くなった

上記の症状は、電気錠が故障する前兆の可能性があります。故障すると、電気錠が作動しなくなり、閉め出される可能性があります。

電池切れのサインがでたら

玄関ドアの側面(開けた時に見える面)の上部にある部品に、「アルカリ」「電池」と刻印されている電気錠は電池で作動しています。電池残量が少なくなると「ピー」というブザー音が5回鳴りますので、電池を交換してください。

屋外側のタッチボタン下の表示が点灯することで、電池切れをお知らせします。

FamiLockをご利用の場合は、登録したスマートフォンの画面にも電池切れの通知が表示されます。

電池の交換方法は、下記の説明動画をご覧ください。

玄関ドアの電気錠におけるドア本体(扉)の電池を交換する方法

いつもと異なる点滅(オレンジ色)のパターン、またはブザー音が鳴っていたら

いつもと異なるブザー音やLEDランプの点灯が発生した場合は、点滅のパターンを確認の上、取扱説明書の故障かな?のページ、または、電気錠サポートのトラブル診断をご覧ください。電気錠の種類ごとに原因と対策方法をご案内しております。

玄関ドアの取扱説明書

電気錠サポート(お使いの電気錠からお探しください)

電気錠用リモコンキーの点検

電気錠用のリモコンキーのランプが赤色で点滅している、オレンジ色で点灯している、点灯が弱弱しく消える場合は、以下の対処方法をお試しください。

ランプが赤色で点滅、もしくは普段緑色のランプが赤色で点灯したら

電池が残りわずかになっています。電池を交換してください。
電池の交換方法は、下記の説明をご覧ください。

電池が切れるとランプが点灯しない、もしくは弱弱しく消えるように点灯します。

電気錠のリモコンキーの電池を交換する方法

ランプが赤色でしばらく点灯し続ける、またはオレンジ色でランプが点灯していたら

リモコンにエラーがありました。リモコンは修理ができないため、再購入をお願いします。
リモコンのご購入は、LIXILの公式ECサイト「LIXILストア」をご利用ください。

LIXILストア

ドア表面の光沢がなくなったり、色があせたりしていませんか?

玄関ドア・玄関引戸の表面には、木目などの質感を表現するために塗装や樹脂シートが使用されており、長期のご使用に伴い劣化(光沢の低下や変色・色落ち)をすることがあります。この現象は、周囲の環境やお手入れの仕方によって進行の度合いが変わります。
汚れが付いた際のこまめな清掃に加え定期的なお手入れやワックス塗布を行うことで、光沢の低下や色あせを抑え製品を長もちさせることができます。

定期的なお手入れ方法やワックス塗布については、以下のお手入れ方法をご覧ください。

鋼板ドア・引戸表面材のお手入れ・お掃除方法

1年ごとの点検

1年ごとに点検してほしい内容をご案内します。ご確認いただき、該当の症状がある場合は、対処してください。

ハンドル(把手)の点検

ハンドルを操作した時に、ハンドルのガタツキはありませんか?ガタツキがある場合は、ハンドルの固定ネジの増し締めをしてください。

放置すると、扉の開閉不良やハンドルの脱落に繋がる恐れがあります。

固定ねじの増し締めの方法は、下記の説明をご覧ください。

玄関ドアのハンドル(把手・レバー)が外れかかっている

ドアクローザの点検

点検時に、該当の症状がある場合は、対処方法をお試しください。

ドアクローザ自体のガタツキはありませんか?

ドアクローザの固定ねじの緩みを確認し、緩んでいれば増し締めをしてください。

放置すると、ドアクローザの脱落・開閉不良に繋がる恐れがあります。

増し締めの方法は、下記の説明をご覧ください。

玄関ドアのドアクローザ本体がガタつく

扉の開閉速度やストップ角度に異常はありませんか?

勢いよくバタンと閉まったり、開けたときに止まらなかったりする場合は、スピードの調整や角度の調整をお試しください。
調整の方法は、下記の説明をご覧ください。

玄関ドアのドアクローザが閉まるスピードを調整する方法

玄関ドアのドアクローザのストップがきかない・全開状態になる

油漏れはありませんか?

油漏れがある場合はドアクローザの交換が必要です。
ドアクローザの交換は、設置された業者さま、もしくはLIXIL修理受付センターにご依頼ください。

LIXIL修理受付センター

シリンダー(鍵穴)のメンテナンス

シリンダーにゴミなどが溜まると、カギが回りにくくなります。潤滑剤(鍵穴スプレー)を使用して、ご自身でメンテナンスしましょう。一年ごとにメンテナンスすることで、カギの抜き差しや回転を円滑にし、部品の寿命を伸ばすことができます。

市販の潤滑油は使用しないでください。シリンダー内のゴミが油でかたまり、故障の原因になります。

鍵穴メンテナンススプレーは、LIXILストアで購入できます。

LIXILストア

鍵穴メンテナンススプレーの使用方法は、下記の説明動画をご覧ください。

潤滑剤「鍵穴スプレー」の使い方

ラッチや鎌錠のメンテナンス

ラッチや鎌錠が不具合を起こすと、ドアが閉まりきらなかったり、引っ掛かりがあるなどの症状がでる場合があります。一年ごとにメンテナンスすることで、ラッチや鎌錠の作動をを円滑にし、部品の寿命を伸ばすことができます。
ラッチの清掃方法は、下記の説明をご覧ください。

ラッチ箱錠 清掃方法(PDFダウンロード)

ドア本体の電池交換

電気錠(電池タイプ)をご使用の場合は、1回/年の電池交換をお願いします。

電池の寿命は約1年です。電池がなくなると、電気錠が作動しなくなり、施解錠不良に繋がる可能性があります。

電池の残量が少なくなると電池切れのサインによるお知らせ機能もありますが、サインが出ていなくても1年ごとの電池交換をおすすめします。

電池の交換方法は、下記の説明をご覧ください。

玄関ドアの電気錠におけるドア本体(扉)の電池を交換する方法

5年目の点検

1年ごとの点検に加え、ご利用後数年たった時に点検してほしい内容をご案内します。ご確認いただき、該当の症状がある場合は、対処してください。

電気錠用サムターン(ツマミ)の点検

サムターンがスムーズに動いているか確認してください。動きがスムーズでなかったり、途中で止まったりする場合は、サムターンの点検や交換をご検討ください。

放置すると、電気錠が作動しなくなり、施解錠不良に繋がる可能性があります。

交換は、設置された業者さま、もしくはLIXIL修理受付センターにご依頼ください。

LIXIL修理受付センター

カードキーやリモコンキーの追加購入

カードキーやリモコンキーを追加で購入したい場合は、LIXILストアをご利用ください。購入後は、登録してからご使用ください。
カードキーやリモコンキーは、LIXILストアで購入できます。

LIXILストア

キーの登録は、同梱されている説明書、または取扱説明書をご覧ください。

玄関ドアの取扱説明書

下枠・ツボの点検

親子・両開きドアの落とし棒の受け部分(ツボ)に砂やゴミなどがたまっている場合は、清掃をしてください。

砂やゴミ(埃)を放置するとキズや扉の開閉不良の原因になります。

ツボの清掃方法は、下記の説明をご覧ください。

親子・両開きドアのフランス落としの落とし棒が受け部分(ツボ)にはまらない

10年目の点検

1年ごとの点検に加え、10年目に点検・確認する内容をご案内します。

部品の点検・確認

ハンドル・錠・丁番・ドアクローザ・サムターンがスムーズに動くかご確認ください。

  • スムーズに動かない場合は、部品の交換をおすすめします。部品の交換はLIXIL修理受付センターにご依頼ください。
  • お客さまご自身で交換可能な部品は、公式通販サイト「LIXILストア」で取り扱っております。ご利用ください。

電気錠をご利用のお客さまへ

電気錠は家電製品に含まれるため、製品には寿命があります。今後も安心してご利用いただくために、早めの点検・部品の交換をおすすめいたします。

注意が必要な症状
  • 正常に作動しない
  • 使用中または長期使用していない機器から焦げくさいニオイがする
  • 製品が異常に熱い

上記のような症状がある場合は、直ちに使用を中止し専門業者にご相談ください。
機器を使用していない場合は、対象製品の電源スイッチを切る、電源スイッチのない製品については専用ブレーカーを落とすなど通電を遮断してください。
点検や部品の交換はLIXIL修理受付センターまたは専門業者に、機器の取り外しや通電の遮断などをご検討いただく場合は専門業者にご相談ください。

扉の点検・確認

「扉の劣化や表面が腐食、変色してきた」、「デザインや機能をよくしたい」、「防犯性に不安がある」などという場合は扉の交換をご検討ください。扉を交換することで、外観の美しさはもちろん、機能や安全性も向上させることができます。
扉の交換は、リトビラがおすすめです。

20年目の点検

長年にわたり、ご利用いただきありがとうございます。
玄関ドアにおいて20年を経てまいりますと、太陽熱や紫外線にさらされることで発生する劣化や腐食、また交換用部品の生産終了など、メンテナンス対応が難しくなってまいります。
特に電気錠をメンテナンスしながらご使用いただいている場合でも、設計上の寿命を超えて稼働していることがあり、経年劣化による火災事故のリスクがあります。

電気錠の長期ご使用に対するご注意

設置から長期間が経過している電気錠機器については、使用中の症状について確認をお願いします。

注意が必要な症状
  • 正常に作動しない
  • 使用中または長期使用していない機器から焦げくさいニオイがする
  • 製品が異常に熱い

上記のような症状がある場合は、直ちに使用を中止し専門業者にご相談ください。
機器を使用していない場合は、対象製品の電源スイッチを切る、電源スイッチのない製品については専用ブレーカーを落とすなど通電を遮断してください。
点検や部品の交換はLIXIL修理受付センターまたは専門業者に、機器の取り外しや通電の遮断などをご検討いただく場合は専門業者にご相談ください。

リフォームのご検討について

玄関ドアにつきましては、20年の間に断熱性や防犯性などの機能面や意匠面が向上し、20年目はリフォームを検討するベストのタイミングとなっております。
リフォームをご検討いただく際は、下記のコンテンツをご覧ください。