23BLCP・BLCWシリーズWEB取扱説明書
浴室は、人の身体から出る皮脂や石けんカス、水道水等による汚れやカビ等、さまざまな汚れが付きやすい場所です。
汚れは放っておくと、固くガンコな汚れになり、取れなくなることもあります。
また、より強い洗剤を使用しなくてはいけなくなり、浴室の劣化が進む原因になります。
長くキレイを保つために、毎日のお手入れをしっかり実行しましょう。
はじめてご使用になる場合は、浴室用合成洗剤(中性)とスポンジでこすり洗いしてください。
全体のホコリなどの除去や、床の機能が発揮されやすくなります。
お手入れのコツは「汚れや場所によって洗剤・道具を使い分ける」、「汚れは、種類とお手入れ方法を確認してすぐに落とす」、「毎日+定期的なお手入れを上手に組み合わせる」です。
詳しくは、お手入れの目安や「場所から探す」にある各項目の「困った時に」を参照してください。
少しでも楽にお手入れしたい方は、おすすめ便利グッズもお試しください。
また、使ってはいけない洗剤・道具もあるため注意してください。
LIXILオンラインショップへのリンクでも、お手入れに便利なグッズを購入いただけます。
塩素系の洗剤、洗浄剤と酸性タイプの洗剤、洗浄剤を混ぜて使用しない
有害な塩素ガスが発生する(同時使用および前後の使用でも塩素ガスが発生する)カビ取り剤を使用する時は
注意書きを読み正しく使用する
マスク、ゴム手袋、保護メガネを着用し、窓を開けるか、換気扇を回す
肩より高い場所に直接スプレーしない。
また、顔や服に飛沫がかからないように注意する
長時間放置せず、洗剤をしっかり洗い流す
変色や変質、サビ、ゴム部品が劣化する恐れ
洗剤・道具の注意書きをよく読み使用する
お手入れのときはゴム手袋等で保護する
突起部分やすき間等でケガをする恐れ
床を洗い場として使うタイプではないため、床に水を流さない
漏水する恐れ
浴槽のお手入れをする際は、洗剤や汚れを水で洗い流す
洗剤は浴室用合成洗剤(中性)を使う
浴槽以外のお手入れをする際は、洗剤や汚れを水で洗い流せないので、洗剤は湿らせてかたく絞った布で拭き取る
汚れのひどいところは洗剤を直接かけてから拭き取る
洗剤は住居用合成洗剤(中性)を使う
洗剤を拭き取る際は、拭き残しが完全になくなるように拭き取る
細かな部品はバケツ等に水を溜めて掃除する
なお、バケツの水は床に流さない
目地やシーリング材を硬いものでこすらない
切れたり、はがれて漏水する恐れ
スチーム洗浄機・高圧洗浄機は使用しない
漏水や割れ、変色の原因となる
洗剤を使用するときは
溶剤、薬品類等使ってはいけないものに記載のあるものは使わない
使用後は水でよく洗い流すか、拭き取る
事前に目立たないところで変色等ないことを確認の上、使用する
メッキがはがれたり、サビ、変色・変質の恐れ
黒色等濃色の部位、部品について
水アカ等の汚れが目立ちやすかったり、逆に見落としやすくなることがある
キズが目立ちやすいので力を入れてこすらない
ゴシゴシ強くこすらない
キズやメッキ剥がれの恐れ
浴室用クリームクレンザーは常用しない
キズが付いたり、光沢がなくなることがある
(ユニットバスルームを解体しないと浴槽の交換ができない。浴槽の交換には高額な費用がかかる)
取り除いたゴミを排水管へ流さない
ヘアキャッチャー・排水コアはセットして使用する
排水管が詰まる恐れ
風呂釜洗浄剤は、使用している給湯器に適したものを使用する
重曹・クエン酸について
重曹や酢(クエン酸)は注意してお使いください。
雑誌等で環境にやさしい洗剤として紹介されている重曹や酢(クエン酸)は、浴室を傷めてしまうことがあるので、使うときはご注意ください。
ココに注意
お手入れの注意に従ってください。
重曹は素手で扱うと皮膚に刺激を受けることがあります。
ステンレスはサビない?
ステンレスが鉄等に比べてサビにくい理由は、表面に酸化皮膜形成され保護しているからです。そのため、この酸化皮膜が保てないような環境(塩素系のカビ取り剤の放置やもらいサビの放置等)では、ステンレスといえどもサビてしまいます。
カビ取り剤は長時間放置したり、洗い残しがないようにし、もらいサビも見つけたら早めに落とすようにしましょう。
銀イオンを発生させる給湯器をお使いになりますと、浴槽等が黒ずむことがあります。黒ずみのお手入れ方法は給湯器の販売元へお問い合わせください。ただし、ご使用を控えていただきたい洗剤、道具もあります。試される前に本書を確認ください。