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トイレへのアクセスと
人権を考える

Think about access to toilets and a human right
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普段、外出先のトイレを当たり前に
利用している人にとって
「トイレ」と「人権」を結びつけて考えることは
ほとんどないかもしれません。
しかし、パブリックトイレの整備を考えるうえで、
「人権」は重要なテーマのひとつです。
トイレ利用(排泄)は、
人間の生存や健康に不可欠であるとともに、
尊厳に関わるプライベート行為です。
そして、誰もが安心して快適に
トイレを利用する権利を持っています。
国際的な背景をヒントに、一緒に考えてみましょう。

外出先のトイレは、
大事なインフラのひとつ

公正な社会の実現のためには、さまざまな人が社会に参加できることが重要です。「社会参加」のひとつに「外出すること」があり、その外出先の大事なインフラのひとつが「トイレ」です。
想像してみてください。学校や職場、遊びに行った先などあらゆる外出の場面で、自分が利用できるトイレがなかったらどうでしょうか?
トイレへアクセスできないことが外出の妨げにならないよう、さまざまな人が安心して利用できるトイレが必要なのです。

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人権としての
トイレへのアクセス
−Sanitation for All−

国際社会において、トイレと人権に関する課題は、以前から “安全な飲み水”とセットで取り上げられてきました。「トイレ」に特化した動きとしては、2013年の国連総会で「全ての者のための公衆衛生(Sanitation for All)」という決議が採択されたことが転機となっています。この決議の中心課題は人権としてのトイレへのアクセスで、「全ての者のための公衆衛生に対するアクセスの重要性」が指摘されています。 なお、11月19日が「世界トイレの日(World toilet day)」として国連に公式に認められたのもこの時でした。

障害のある人の権利と
外出先のトイレ
−障害者権利条約−

2006年に国連が採択し、日本が2014年に批准した「障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities)」の第一条(目的)では、「障害者」について「様々な障壁との相互作用により他の者との平等を基礎として社会に完全かつ効果的に参加することを妨げ得るものを有する者を含む」と定義しています。さらに、第三条(一般原則)では、「固有の尊厳」があげられています。
障害のある人、一人ひとりの人権が守られ、尊厳が尊重されることが重要です。また、「障害者」は “社会的障壁” により作り出されます。個人の尊厳にも関わる「外出先におけるトイレ利用」が “社会的障壁”となるならば、それを取り除かなければなりません。

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トイレへのアクセスは、
すべての人に関わる問題

トイレへのアクセスの課題は、障害のある人に限った話ではありません。あらゆる人や、場面に深く関わってきます。
例えば「超高齢社会」。加齢に伴う身体機能の低下から、外出先のトイレ利用に不安を感じる人も増えてきます。
「子育て」においては、特に子どもが小さい時期は、外出先でトイレを利用する瞬間も目を離すことができません。二人以上の子どもと一緒にトイレを利用することもあるでしょう。
「介助」が必要になったとき、介助者が見守ることができる、あるいは一緒に利用することができるトイレが必要になります。
さらに、異性介助が必要な人や性別違和のある人の中には、男女に分かれたトイレに入りづらいことで、生きづらさを抱えている人もいます。

  • 出生時に付けられた性別に対し、不一致や違和感を覚えること。

外出先のトイレは
大事なインフラのひとつです。
トイレへのアクセスが
保障されることは、
人間の尊厳にも関わる人権の
ひとつなのです。

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LIXILは、人権を尊重します。

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