2008年11月26日
このたびINAXは、ご使用開始から長期間経過した温水洗浄便座を故障したままお使いになった場合に事故につながる可能性があることを、消費者の皆さまに広く呼びかけるために、2008年11月から新聞広告・新聞折込チラシ・ダイレクトメールおよびホームページなどで注意喚起※1をしていきます。
これにあわせて、ご相談窓口として専用コールセンター「INAX温水洗浄便座ご確認係」※2を設置し、とくに、該当する11の機種タイプ※3についてはINAXが不具合確認を無償で承ります。
住宅設備のなかでも温水洗浄便座は、もはや生活必需品となってきていますが、陶器製便器と違って、温水洗浄便座は電気製品です。ご使用開始から長期間が経過した温水洗浄便座において、故障したまま使い続けると、内部の電気部品が断線・発熱したりして、発煙・発火にいたる場合があります。
ご使用中の温水洗浄便座に「便座コードにキズがついている」「便座が割れている」「便座が時々温かくならない」などの不具合はありませんか。故障したままお使いになっていないか、ご確認ください。
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不具合が確認された場合には、すぐに電源プラグをコンセントから抜いて、ご使用を中止してください。
1988年から1991年まで販売されていたシャワートイレ500シリーズでは便座コード部分が便器の内側に露出しており、長期間にわたる便座の開閉で便座コードが断線し、便座が温まらないなど故障したままのご使用が製品焼損につながったという事故が断続的に発生いたしました。このように、販売終了から長期間が経過するシャワートイレについては、経年劣化によって故障したままご使用された場合に事故にいたる可能性があるため、同様の注意が必要です。これを受けてINAXでは、該当する11の機種タイプについて専用コールセンターにてご相談を承り、温水洗浄便座の不具合を確認する作業を無償で実施いたします。
お客さまのお宅をカスタマーエンジニアが訪問し、不具合の有無を確認させていただきます。あわせてユーザー登録をおすすめし、今後も安心してご使用いただくためのご案内をいたします。故障が確認された場合には事故にいたる可能性もあるため、ご要望に応じて製品交換を有償にて承ります。なお、上記機種以外の不具合の確認につきましても、ご要望に応じて有償で承ります。
ホームページへの情報掲載: 2008年11月26日から開始
新聞への広告掲載: 2008年11月27日朝刊掲載実施
新聞への折込チラシ: 2009年3月以降から開始
ユーザー登録のお客さまへのダイレクトメール: 2009年3月から開始
フリーダイヤル | 0120-1794-27 |
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受付時間 | 平日 9:00〜17:00 (年末年始・夏季休暇を除く) 土・日・祝日 休 |
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機種タイプ | 発売開始 | 発売終了 |
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シャワートイレ500シリーズ | 1988年 | 1991年 |
シャワートイレ100シリーズ | 1988年 | 1998年 |
シャワートイレCII、CIIF、CIIFX、CIIX | 1982年 | 1988年 |
シャワートイレDI、DIF、DIK | 1984年 | 1989年 |
シャワートイレEII、EIIC、EIICF、EIIF | 1986年 | 1988年 |
シャワートイレFIII、FIIIF、FIIIK | 1983年 | 1988年 |
シャワートイレHI、HIF、HIK、HIN、HIR、HIS | 1986年 | 1988年 |
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INAX以外のブランドで販売されたもの
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販売会社 | 機種タイプ | 発売開始 | 発売終了 |
---|---|---|---|
日本総合住生活(株) | JSシャワートイレ | 1994年 | 1997年 |
ブラザー工業(株) | 温水洗浄便座WS-101 | 1986年 | 1986年 |
旧 松下電工(株) | クリーンシャワレHA CH5462 | 1986年 | 1988年 |
旧 松下電工(株) | クリーンベンザH CH5452 | 1986年 | 1986年 |
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Q.1
どうしてINAXはこの注意喚起を始めたのですか。
A.Q.1
どうしてINAXはこの注意喚起を始めたのですか。
すでに製造終了しているシャワートイレ500シリーズ、シャワートイレCIIFやシャワートイレHIで、製品焼損につながった重大事故が5件発生しました。いずれもご使用開始から約18年〜23年経過したもので、故障したまま使い続けていたことが起因でした。このような万一の事故を未然に防ぐために、消費者の皆さまに広く呼びかけるとともに、新たに、不具合確認のサービスも開始することにしました。
Q.2
INAXによる不具合確認のサービスとは何ですか。
A.
該当する機種タイプをお使いのお客さまのお宅をカスタマーエンジニアが訪問し、不具合の有無を無償で確認しながら直接 注意を呼びかける活動です。なお、修理は有償となります。
あわせて、お客さまにユーザー登録をおすすめし、今後も安心してご使用いただくためのご確認のダイレクトメールをお送りいたします。
また、買い替えをご希望のお客さまには省エネタイプのシャワートイレもご提案いたします。買い替え品の回収・分別・リサイクル活動についてもINAXが実施いたします。
Q.3
該当機種タイプはどういう製品ですか。
A.
事故の起因となった製品上の理由から選定しました。具体的には、下記の事情を満たす製品です。
・暖房便座機能の便座コード部分が便器の内側に露出しており、経年劣化による断線などの故障が、尿がかり等によって事故に発展する可能性がある。
・発売から長期間が経過しており、かつ、すでに製造終了し修理する部品が無いため、故障したまま使用される可能性がある。
Q.4
不具合確認のあと、どうすればよいのですか。
A.
故障が発見された場合には、使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜いてください。ご自身での不具合確認についてご心配がある場合は、専用コールセンター(フリーダイヤル 0120-1794-27)までお気軽にご相談ください。
Q.5
該当機種タイプ以外の製品を使っているのですが。
A.
お使いの製品の不具合についてご心配のある場合は、専用コールセンター(フリーダイヤル 0120-1794-27)までお気軽にご相談ください。不具合確認を無償で承るのは該当機種タイプだけですが、安全と安心のためのアドバイスをさせていただきます。
Q.6
故障が発見された場合、修理はできるのですか。
A.
すでに製造終了後、長期間が経過しており修理する部品が無いため、修理ができないことをご了承ください。