2019.3.29

トイレを和風にリフォームしたい!ポイントや注意点とは?

住まいづくり

今や住宅のみならず、商業施設や飲食店など多くの場所で洋風のトイレが設置されています。スッキリとしたデザインが多い洋風のトイレは、使用するときも快適です。しかし、一方で老舗旅館や和食レストランなどによくある和風のトイレを使ったとき、ふと落ち着きを感じる方も多いのではないでしょうか。日本ならではの雰囲気を持つ和風のトイレは、どこか懐かしく、居心地よく感じることがあありませんか。今回は、そんな和風の雰囲気を持つトイレに憧れている方のために、自宅のトイレを和風にするためのポイントについて詳しく解説していきます。

目次

  1. トイレのインテリアを和風にするメリット
  2. トイレのインテリアを和風に見せるためのポイント
  3. トイレを和風にするには?DIYアイデアとリフォーム事例
  4. 本格的な和風トイレへのリフォームはプロに任せよう!

1.トイレのインテリアを和風にするメリット

トイレを和風にリフォームする際のポイントや注意点

トイレを和風にするといっても、昔ながらの和式トイレにリフォームするというわけではありません。トイレの中のインテリアを和風に変えるだけでも、グッと和の雰囲気を演出することができます。トイレ空間を和風のインテリアでそろえると、どこか昔懐かしい日本家屋を思い起こさせ、落ち着いたリラックスできる空間になるでしょう。また、洋風のトイレが多い中であえて和風のインテリアにすると、自宅を訪れたお客さまにも個性的でおしゃれな印象を与えることもできるかもしれません。

家全体を和風のインテリアで統一するのは難しいこともありますが、トイレという限られた小さなスペースであれば、インテリアを統一することも難しくないでしょう。家のどこかで懐かしい雰囲気を味わいたい方、リラックスできるプライベート空間が欲しい方などにはピッタリのインテリアだといえます。

2.トイレのインテリアを和風に見せるためのポイント

トイレを和風にリフォームする際のポイントや注意点

トイレを和風に変えたい場合、インテリアを和風に見えるよう工夫して設置するのがポイントです。これなら手軽にチャレンジできるので、どのような方法があるのか具体的に見ていきましょう。

和風らしい素材を使う

和風に見せるためには、「和風らしい素材を使う」ということがポイントです。インテリアとして使えるアイテムは、素材によってさまざまに印象が変わります。たとえば、トイレで使用する花びんひとつでも、ガラス製にするか竹細工で作られたものにするかで雰囲気が大きく左右されるでしょう。和風に見せたいなら、壁や天井、床や手洗い場にいたるまで、さまざまな場所に和を感じさせる素材を配置することが大切です。和風らしさを感じられる素材としては、木目が美しい木材や竹、焼き物や青銅などの陶器が挙げられます。

具体的な例として、竹や木材を格子状に組んで壁や天井に設置してみましょう。竹や木材を使った格子は古くから日本家屋の窓や扉、生け垣などさまざまな場所で用いられており、和の雰囲気を演出することができます。このほか、床を和風デザインのタイルにしたり、鏡を木枠で囲んだり、手洗い器を陶器にしたりするのもよいでしょう。このとき、トイレ全体の統一感を出すためにも、使用する素材やデザインの種類を合わせて調和を意識することも大切です。

窓と照明を工夫する

トイレを和風にリフォームする際のポイントや注意点

トイレの中に窓がある家も多いと思います。和風にするためには窓の工夫も忘れてはいけないポイントです。窓の種類によっては洋風の雰囲気が強くなっていたり、光が入り過ぎて明るく落ち着きを感じにくくなっていたりすることもあります。このような場合は、古い日本家屋が障子を使っていたことを参考に、障子や和紙のようなデザインのプリーツスクリーンブラインドを使って窓を覆うとよいでしょう。見た目がおしゃれな和風テイストになるだけでなく、光を抑えて落ち着く空間を演出できます。

トイレに窓がなく、トイレの中が暗くなる場合は照明を使いますが、照明にもこだわりましょう。和風に演出するには、材質では和紙や木材などとの相性がよく、色ではオレンジ系の照明との相性がよいでしょう。窓にも証明にも和紙を使うなど、同じ素材を使用すれば統一感も出るでしょう。

生活感を出さない

トイレを和風にリフォームする際のポイントや注意点

和風の雰囲気を高め、よりオシャレで洗練された空間に仕上げるには、トイレ内の生活感をできるだけ消して、非日常的を演出することも大切です。トイレ内にトイレットペーパーの芯がいくつも転がっていたり、使いかけのタオルが引っかかっていたり、読みかけの漫画が置いてあったりするとどうでしょう。どんなに素敵な和のインテリアで統一されていても、一気に現実に引き戻されてしまうかもしれません。せっかくの世界観を活かすためにも、雰囲気にそぐわないものはこまめに片付け、「ここがトイレなの?」と思うようなインテリアを心がけることが大切です。

たとえば、トイレの壁や棚などを竹の葉で飾り付けたり、短冊やミニサイズの掛け軸を飾ってみたりするのも面白いでしょう。トイレとは関係なさそうなインテリアを設置することで、まるで小さな和室のような雰囲気を演出できます。スペースに余裕があれば、足元に玉砂利を敷いてみるのもおすすめです。スペースがない場合は、細い竹が集まっているように見えるトクサやミニ盆栽のような和風の観葉植物を置いたり、手洗い場の水栓を和風デザインにしたりするのもよいでしょう。

3.トイレを和風にするには?DIYアイデアとリフォーム事例

インテリアを工夫するだけでは物足りない、もっと本格的な和風の空間にしたいと思う方もいるでしょう。トイレについては、専門業者によるリフォームが可能であるのはもちろんのこと、ちょっとしたDIYで和風に変えることもできます。具体的な参考例として、DIYのアイデアや実際ののリフォーム事例を紹介していきます。

DIYによるアイデア

トイレを和風にリフォームする際のポイントや注意点

自分でDIYをしてリフォームする場合、壁紙を和紙風のものに変えたり、和風デザインのタイルに貼り替えたりする方法があります。壁や床はトイレの中でも占める面積が広いため、壁や床をリフォームするだけでグッと和の雰囲気を強めることができます。DIYでトイレをリフォームすると、使用する材料の費用だけで自分好みの雰囲気へと変えられるだけでなく、余った素材を別の場所に活用できるといったメリットもあります。壁に使った素材の余りを窓枠にも使うなどすれば、より統一感が出るでしょう。

一方で、リフォームの専門家ではないため、作業がスムーズにいかない可能性がある点には注意が必要です。思った以上に時間や手間がかかり、途中で諦めてしまうかもしれません。また、DIYで行った場合は、自分が想像しているような仕上がりにならなかったという可能性もあります。思い描いていたように仕上げられずに、逆に野暮ったい雰囲気のトイレになってしまうおそれもあります。おしゃれなトイレを目指しているなら、作業はくれぐれも慎重を期するようにしましょう。

プロのリフォーム事例

トイレを和風にするリフォームは、専門のリフォーム会社に依頼することも可能です。リフォームの専門家なので、リフォームに対して豊富な経験と知識を持っており、自分でDIYするよりもクオリティの高いトイレが完成するでしょう。たとえば、DIYではとても対応できないような組子障子を使ったおしゃれな間接照明や、取り扱いが難しい焼き物を用いた手洗い器を取り付けするなど、まるで老舗旅館のような高級感ある和風の空間に仕上がります。棚や収納まで丸ごと和風のものに取り換えることもできるため、統一感を出しやすく洗練された印象になるでしょう。

このように、リフォームの専門家に依頼すると、完成度の高いリフォームが実現できるというメリットがあります。リフォーム後の満足感も高く、毎日トイレで快適に過ごせるでしょう。ただ、作業レベルやリフォーム内容によって費用が変わるため、事前に見積もりをしっかり取って確認しなければなりません。また、リフォーム内容によっては工期が長引き、その間トイレが使えなくなるケースもあるので注意しましょう。

4.本格的な和風トイレへのリフォームはプロに任せよう!

トイレを和風にリフォームする際のポイントや注意点

落ち着きのあるおしゃれな和風のトイレにする方法はいろいろとありますが、見栄えや仕上がりを気にするのであればインテリアの設置やDIYだけでは難しいでしょう。壁紙の貼り替え程度であれば、DIYでも可能ですが、木材や竹などを使った本格的なリフォームを自分で行うのは難しいでしょう。トイレは家族が毎日使う場所なので、リフォームするのであれば専門家に任せ、老舗旅館のような素敵な和風トイレにしてみてはいかがでしょうか。

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