新築時の洗面台選びのポイントやおすすめの洗面台をご紹介

家を新築するときには、洗面台の配置やデザインについても考える必要があります。失敗して後悔しないためにはどのようなことに気をつけるとよいのか、洗面台選びで重要なポイントや洗面台の選び方などについて紹介します。

1.洗面台選びのポイントは？

洗面台を選ぶときには、デザインだけでなく収納スペースや機能性などについてもしっかり検討しておくことが大切です。洗面台選びで押さえておきたいポイントについて説明します。

収納スペースを考える

洗面台で使うものは、化粧品やドライヤー、タオルや歯ブラシなどいろいろあります。その分、収納しておきたいものも多くなりがちです。家族で使う場合は、人数が多いほどしまうものも増えるでしょう。そのため、新築の十分な収納スペースを確保するためには、洗面台で誰が何を使うかを考えておく必要があります。

清掃性・機能性を重視する

洗面台を使うときに、ある程度の水ハネはどうしてもあります。清潔に保つにはこまめに掃除することが必要ですから、お手入れがしやすいものを選びたいところです。水ハネのしやすさは洗面ボウルの形によっても変わりますので、チェックしてみましょう。継ぎ目部分が少なくなっていたり、収納用のトレイを取り外しできたりと、拭き掃除がしやすくなっているものもあります。また、洗面台は来客に使ってもらうこともあるでしょう。使いやすくてお手入れがしやすいだけでなく、デザインもよいものを選べば、来客時にも気持ちよく使ってもらえます。

洗面台の種類を選ぶ

洗面台には、一般的なメーカーの既製品を使う方法と、設計から自分で行う方法との2種類があります。自分で設計するタイプを「造作洗面台」といいます。どちらの場合にも、この後述べるようなメリットとデメリットがあります。新築の洗面台は、目的に合わせて一般的な洗面化粧台と造作洗面台のどちらにするか選びましょう。

2.一般的な洗面化粧台のメリット・注意点

一般的な洗面化粧台は、収納力などに優れていますが注意すべき点もあります。そのメリットと注意点について紹介します。

一般的な洗面化粧台のメリット

ここではまず、お手入れのしやすさや収納力など、一般的な洗面化粧台のメリットについて詳しく見ていきます。

お手入れがしやすく収納力も高い

一般的な洗面化粧台は、洗面ボウルとその周囲のカウンター部分が一体になっていて、掃除をしやすいものが多いです。ボウルも水ハネしにくい形になっていて、お手入れの回数を減らしてくれます。また、収納スペースが効率よく配置された設計になっているので、収納力が高いという点も一般的な洗面化粧台のメリットです。

メーカー保証がつく

洗面台は毎日の生活で使うものですから、故障などのトラブルの際にはすぐに修理できないと不便です。一般的な洗面化粧台の場合は、通常は1〜2年のメーカー保証がついています。万が一の場合でも、保証期間中なら出張による修理や部品交換といった対応をしてもらえます。

一般的な洗面化粧台の注意点

洗面台を選ぶときは、サイズやデザイン性についてもチェックする必要があります。ここでは、選ぶときの注意点について詳しく見ていきます。

特殊な間取りに対応できない場合も

一般的な洗面化粧台は、ラインナップが複数ある場合でも、幅や奥行きは決まったパターンの中から選ばなければなりません。たいていの場合は問題なく設置できますが、特殊な間取りになっていると、サイズの合う洗面台が見つからないケースもあります。

デザインは既製のなかから選ぶ

一般的な洗面化粧台は、用意されたデザインの中から選ぶ必要があります。既製のものでも、最近ではパターンが増え、凝ったデザインの洗面台も。気に入るものがあれば問題ないですが、イメージにあったものがなかなか見つからない場合もあります。できる限り個性を出したいという人は、デザインの種類が豊富なメーカーを選びましょう。

3.造作洗面台のメリット・注意点

次に、造作洗面台のメリットと注意点について紹介します。造作洗面台は、好きなパーツを使って自由に設計できますが注意すべき点もあります。

造作洗面台のメリット

カスタマイズが自由でオリジナルの洗面台をつくれる造作洗面台。まずは、そのメリットについて詳しく見ていきましょう。

間取りを考慮した設計ができる

造作洗面台は設計から自分で行うため、サイズを自由に決められるのがメリットです。設置したい場所の幅や奥行きに合わせてピッタリはまる大きさにできますし、洗面台を置く向きについても融通がきくでしょう。少し特殊な間取りになっていたとしても、事前にきちんと設計すれば、うまく設置することが可能です。

オリジナルでおしゃれな洗面台を設計できる

造作洗面台の最大のメリットは、なんといってもカスタマイズ性の高さでしょう。洗面ボウルや照明器具、鏡や収納棚などのパーツを好みに合わせて選んで組み合わせ、おしゃれなデザインに仕上げることができます。どんなデザインにしたいかイメージができているなら、個性的でオリジナリティあふれる洗面台を設計可能です。

造作洗面台の注意点

洗面台づくりをするときは、万が一のときの保証や費用についてもチェックする必要があります。ここでは、造作洗面台の注意点について詳しく見ていきます。

保証が利かないケースが多い

造作洗面台ではパーツの組み合わせ方がオリジナルになるため、メーカーの洗面化粧台のような保証が利かない場合が多いです。故障などのトラブルの際にはすぐに対応してもらえなかったり、修理費用も余計にかかったりするため、日頃から丁寧な取り扱いが必要になります。しかし、取り扱いに気をつけていても、パーツ同士の相性がよくない場合があります。その結果、水ハネが大きくなってしまう、カビが生える、傷みが早いなどといった問題が起こり得ますが、実際に問題があるかどうかは使ってみるまでわかりません。

時間とコストがかかる

造作洗面台を設計するには、パーツ探しも必要です。イメージに合ったパーツを揃えるには異なるメーカーから別々に購入することも必要になるため、一般的な洗面化粧台に比べると、どうしても時間とコストが余計にかかってしまいます。また、造作洗面台に対応してくれる業者を手配しなければならないなど、自分でやるべきことが多くなります。

4.洗面台選びで後悔しないためのコツとは？

洗面台を選ぶときは、さまざまなリスクを想定した上で、専門家のアドバイスも取れ入れると失敗がなくなります。ここからは、新築時の洗面台選びに失敗しないためのコツを紹介していきます。

一般的な洗面化粧台を選ぶ

造作洗面台を設計するのは素人には決して簡単なことではないので、プロのアドバイスを聞くことも必要でしょう。しかし、業者との相性が悪いと失敗することもあり得ます。その点、一般的な洗面化粧台であれば、ラインナップの中から気に入った製品を選ぶだけで済みます。業者についてもメーカーと提携しているところを紹介してもらえるので、工事完了までスムーズに進みます。特別なこだわりがない限りは、造作洗面台にチャレンジするよりも、既製品を選ぶ方がリスクが少ないと言えるでしょう。

プロに相談しながら決める

洗面台で後悔しないためには、事前にプロに相談しておくのがおすすめです。メーカーによっては電話やメールでの相談を受け付けているので、わからないところや不安なところはプロに聞いて早めに解消しましょう。また、ショールームに足を運んで実物を見るのもよい方法です。製品に詳しいコーディネーターから話を聞けば、新築の間取りに合わせて設置するイメージも湧きやすく、具体的な検討をしやすくなります。

5.ここがポイント！新築時の洗面台の選び方

家を新築するときに一般的な洗面化粧台を購入する場合、どのようなことに気をつけてメーカーを選ぶとよいのでしょうか。ここでは、洗面台の選び方について紹介します。

種類が豊富か

気に入った洗面台にするには、取り扱う商品の種類が豊富なメーカーを選ぶのがポイントです。既製品はあらかじめデザインが決まっていることが多いですが、種類が多ければデザインにこだわって選ぶことができます。新築の空間のイメージに合う洗面台を見つけることもできるでしょう。

保証期間の長さ

洗面台を安心して使い続けるには、保証期間の長さもポイントです。一般的な洗面化粧台では、基本的にはメーカーによる1年の保証がついています。しかし、一度設置したら何年も使うものですから、保証期間は長い方がより安心でしょう。メーカーによっては通常よりも保証期間を延長できる長期保証サービスを提供しているところもありますので、購入前にチェックしておきましょう。

6.LIXILのおすすめ洗面化粧台

LIXILでは、設置場所や用途に合わせてさまざまな種類とデザインの洗面台を取り扱っています。その中でも新築時におすすめなのが「ルミシス」と「L.C.（エルシィ）」です。「ルミシス」は、既製品とはいえ間口のサイズやボウル、水栓などを造作洗面台のような感覚でオーダーすることができます。「L.C.」は、コンパクトながらも空間を上手に使うことで毎日の掃除や家事が簡単になる工夫がされています。

どの商品も水ハネが少ない形状になっており、排水溝や水栓回りの汚れも溜まりにくい仕様なので、お手入れがしやすいです。また、収納スペースも広く確保され、収納するものに合わせてトレイをアレンジできます。長期保証サービスがあるのも、安心して利用できる点でしょう。

7.デザイン豊富な洗面化粧台を選ぼう！

家を新築するときは、メリットが多くリスクの少ない、メーカーの一般的な洗面化粧台を選ぶことがポイントです。メーカーのWEBサイトやショールームで情報収集をして、豊富なデザインや種類の中から希望に合った洗面台を選びましょう！