2019.3.29

愛車を持つ人の夢!ガレージの基礎知識とデザイン事例

住まいづくり

愛車を収納するためのガレージは大切なものです。そのため、多くの人はガレージを作るときにこだわりを持ちます。ただ、ガレージと言ってもさまざまなデザインがあるので、どのようなものにして良いかわからない人もいるのではないでしょうか。今回の記事ではそんなガレージに対する、デザインや基礎知識をお伝えします。いろいろな角度から情報を掲載しているので、この記事を読めば自分好みのガレージのイメージが湧いてくることでしょう。

目次

  1. ガレージの種類
  2. ガレージのデザイン事例を紹介
  3. ガレージに人気のデザイン
  4. ガレージを建てるメリット
  5. ガレージを建てる際のポイント
  6. ガレージを自分好みにしてもっと楽しい毎日に!

1.ガレージの種類

ガレージの種類

ガレージにはいくつかの種類があります。大きく分けると独立ガレージ、ビルドインガレージ、ガレージハウスの3種類になります。ここでは、それぞれのガレージにどんな特徴があるのかを見ていくことにしましょう。

独立ガレージ

自分の住んでいる住宅とは別の建物として所有するガレージを、独立ガレージといいます。建物は当然、敷地内に建てることになるでしょう。具体的に独立ガレージを作る方法としては、既製品を設置するか建設するかの2パターンに分かれます。既製品を設置する場合はコスト面で安くなりますが、デザインはある程度決まっている中から選びます。逆に建設する場合はコスト面で割高になりますが、細部まで自分の希望を反映させやすくなります。どちらが良いというのはないので、予算や目的に合わせて選ぶようにしましょう。

ビルトインガレージ

住宅の1階部分にリフォームでガレージを設置するのが、ビルトインガレージです。多くの人がガレージと聞いてイメージするのは、このタイプではないでしょうか。ビルトインガレージの利点は打合せ次第では、自分の好みのデザインにすることができる部分です。また、家の一部分を利用するので、家から車まで雨の日でも濡れることなく移動できます。ただ、家の1階部分のスペースはほとんどガレージになることが多いです。そのため、どうしても住宅部分は狭くなってしまうでしょう。

ガレージハウス

ガレージハウスもビルトインガレージと同じく、家とガレージが一体化しているものです。違いとしては、家の建設時から計画に組み込み、最初から住宅内にガレージを設置していることです。つまり、後付けではなく、住宅デザインの一部として最初から設計されていることになります。費用面で見ても、こちらのほうが費用を安く抑えられることが多いのも特徴です。また、家の建設時からガレージを計画に入れているので、最も自分のこだわりを発揮しやすい側面もあります。そのため、車が好きな人にはおすすめの方法と言えるでしょう。

2.ガレージのデザイン事例を紹介

実際のガレージの施工事例もいくつか紹介しましょう。

最初の事例はガレージハウスのタイプのものになります。こちらは家の中からガレージ内を見渡せるのが自慢です。部屋の中に大きな窓を設置したので、このようなデザインが可能になりました。解放感に溢れるつくりも特徴です。

次に紹介するのは、ビルトインガレージのタイプになります。こだわりはすぐ近くに電気自動車用のコンセントを設置したことです。そのため、ガレージ内の駐車スペースからすぐに充電することができます。また、ビルトインガレージなので、雨の日も濡れることなく車まで移動することができるのです。

最後に紹介するのは延床面積270.05平方メートルを誇る、巨大なガレージです。このガレージは、広さを活かして車だけではなく自転車の格納やバースペースも完備しています。自分の趣味を大きく反映させた空間と言えそうです。

3.ガレージに人気のデザイン

ガレージを建てる人は車だけではなく、ガレージそのもののデザインにもこだわる人が多くいます。デザインは多種多様なものがありますが、そのなかでも人気のデザイン5つを紹介しましょう。

モノトーンデザイン

モノトーンデザイン

モノトーンとは黒、白、グレーの無彩色の明暗で表現されるものを指します。黒は特にシャープな印象を与える色であり、インテリアにおいても重厚感や高級感を与えます。そのため、ガレージなどのカースペースにも相性の良いものとなっているのです。黒は非日常的な印象も与えるため、普段の生活空間すべてのインテリアをモノトーンにしてしまうと圧迫感があります。しかし、ガレージ限定で用いることで、ほどよい非日常感や高級感を楽しむことができるのです。

和モダンデザイン

和モダンデザイン

和モダンデザインはただの和風ではなく、現代的な感覚を取り入れながらも和を基調としたデザインです。具体的には、日本の伝統美である和の建築技術と欧米のスタイルをミックスさせています。現代的でありながらも、日本的な感性を表現するために、木材や竹、そして日本庭園に使われるような石を採用する手法となっています。また、このタイプのガレージの場合は、住宅も和モダンのデザインを採用していることが多いです。そのため、住宅の外観に合わせてガレージそのものの外観も和モダンになるように工夫がされています。

インダストリアルデザイン

インダストリアルデザイン

インダストリアルとは工業的という意味です。そのため、インダストリアルデザインのイメージは、工業製品特有の武骨さとユーズド感と言えるでしょう。具体的には、壁はコンクリートの打ちっぱなしで、配管はむき出しのような空間です。このほかにも、金属やタイルなどの無機質な素材を多用します。車そのものも工業的な製品と言えるので、インダストリアルデザインのガレージとの相性は抜群でしょう。男らしさを強く感じさせるので、このようなデザインは男性にファンが多いのも特徴です。

アメリカンヴィンテージデザイン

アメリカンヴィンテージデザイン

アメリカンヴィンテージも人気のデザインのひとつです。ヴィンテージとは、もともとワインの醸造年という意味があります。似た言葉にアンティークがありますが、ヴィンテージはアンティークほど古くはありません。具体的な年数でいうと、30~100年程度前のものを指すようです。アメリカンヴィンテージは武骨さがありますが、同時に温かみも感じさせるのが特徴です。アメリカらしいポップさと男らしいデザインが好きな人には、おすすめしたいタイプのガレージと言えます。

ショーケース風デザイン

ショーケース風デザイン

ショーケース風デザインとは、その名の通りガラス越しに車を眺めることができるデザインです。まるでディーラーに並ぶ車のように、自分の愛車を家の中から見ることができます。車好きにとっては夢のようなデザインと言えるでしょう。少し特殊なデザインなので、注文住宅建設時に設置することが多いのも特徴です。そのほか、個人の好みに応じて、隣接する部屋を趣味の部屋やカフェスペースにすることもあるようです。ショーケース風デザインのガレージは非常に贅沢な空間とも言えます。

4.ガレージを建てるメリット

ガレージを建てることは心理的な満足感以外にもメリットがあります。一番わかりやすいのは、大切な愛車を雨風から守れることでしょう。ガレージに車を入れておけば、余計な汚れや傷を心配しないで済みます。また、屋内に入れるということで、防犯効果があるのも見逃せないポイントです。特に値段の高い高級車などは、ガレージに入れておいたほうが安心です。さらに、荷物の積み下ろしが楽というメリットもあります。ガレージというのは自宅の敷地内か1階部分に併設されているのが大半なので、家からすぐに積み下ろしができるというわけです。

5.ガレージを建てる際のポイント

実際にガレージを建てる際にはいくつかのポイントがあります。最初に考えるべきことは、使いやすい広さと動線です。これはすべての基本となるので慎重に決める必要があります。また、ガレージに付けたい設備をリストアップしておくことも大切です。たとえば、コンセントや水道、人によってはエアコンなども必要かもしれません。ほかにも、人感センサー付きの照明、釘やネジを打つことができる壁などもあります。ガレージに求める設備は人それぞれなので、自分が何を欲しいのかよく考えておきましょう。

6.ガレージを自分好みにしてもっと楽しい毎日に!

ガレージは車が好きな人にとって、とても大切な空間です。自宅の中でこだわりたい部分はさまざまありますが、なかでも最重要に位置づけられるでしょう。ガレージを納得できる良いものにするためには、自分の車の好みや付き合い方をよく見つめ、それに合ったものを選択することです。一筋縄ではいかないかもしれませんが、こだわり抜いて作ったガレージは愛着が湧くものです。ぜひ、あなただけのすてきなガレージを作ってみてはいかがでしょうか。

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