自然の風を上手にコントロールするテクノロジー
外観
内観
Feature 1:スマートなデザインでありながら、大風量を実現
定風量羽根を水平にする事により、スマートなデザインの見付でありながら、大量の自然の風を取込む事が可能となりました。
定風量羽根の重心位置を上部に持ち出すことで、羽根の自重がバランサーとなり、水平式の定風量羽根を実現。風速が増加しても大風量の風を取込むことを可能としました。
Feature 2:室内への風の取込量を一定にコントロールする定風量機構
- 微風時
- 定風量羽根は水平を保ったままのため、通気経路は大きく確保されています。
- 強風時
- 定風量羽根に揚力が発生し通気経路を塞ぐ方向に回転、通気量を抑制します。
- グラフは圧力差P(Pa)と通気量Q(m³/h)との関係を示したP-Q曲線図です。定風量機構がない場合、圧力差の上昇に合せ通気量も増加していきますが、定風量機構がある場合は、ある圧力差(風速)を超えると定風量羽根が働き通気量を抑制します。
※流量は目安であり、実際の使用条件等により異なります
強風時に換気の逆流を防ぎ、バランスのとれた換気を実現
図は建物中央部にボイドを、各階(風上側(左手)・風下側(右手))に換気口を配置した建物モデルです。
微風時(a図)はボイドの効果により風上・風下に関わらずバランスの取れた換気が行われます。
一方、強風時(b図)には風上から入った大量の外気が最上部の排気口のみでは排気しきれず、風下側の換気口からも抜け出ててしまいます。(逆流が発生)
この逆流を抑制し、計画的な換気を行う為に、強風時の外気取込量を抑制する定風量機構が効果的です(c図)。