新築時のカーポート設置で後悔しないためには?必要かの判断ポイントを紹介

1台用のカーポートの画像

新築時にカーポートを設置したいけれど、後悔しそうでなかなか踏み切れないという方も少なくありません。

新築時に設置する場合、建築確認申請が不要になり、余分な工事費がかからないのがメリットです。

本記事では、新築時にカーポートを設置する際に気を付けるべきポイントについて解説します。新築時に設置するメリットやデメリットにも触れていくため、ぜひ参考にしてください。

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新築時にカーポートの工事をすべきか

結論から言うと、カーポートを設置するなら新築時がおすすめです。新築時に設置すると、建築確認申請を自分で手配しなくてよく、後付けの場合に発生する可能性がある、余分な工事費もかかりません。

続く章で、詳しいメリット・デメリットを見ていきます。

新築時にカーポートの工事をするメリット

まず、新築時にカーポートの工事をするメリットについて詳しく見ていきましょう。

ここでは下記3つのメリットについて解説していきます。

  • 建築基準法の建築確認申請の手配をしなくてよい
  • 余分な工事費用が掛からない
  • 住宅の日当たりを考えて工事ができる

建築基準法の建築確認申請の手配をしなくてよい

建築確認申請とは建築物を建てる際に行う手続きです。カーポートは建築基準法上では建築物に含まれるケースが多く、条件に該当する場合、建築確認申請が必要です。条件に該当していながら、建築確認申請を行わなかった場合、行政指導の対象となる可能性もあります。

新築時にカーポートを設置する場合、基本的に建築会社が申請を行ってくれます。建ぺい率の確認など、一定の専門知識を有していないと申請をすることは困難であるため、自分での建築確認申請が不要になる点は大きなメリットといえるでしょう。

余分な工事費用が掛からない

カーポートを後付けで設置する場合、下記のような工事が追加で必要なケースがあります。

  • 柱を建てる場所に新しく穴を開ける
  • 穴を開けた土や敷いた砂利の撤去

新築時にカーポートを設置すると、後付けで発生する可能性のある余分な工事費用が掛からないため、全体の費用が抑えられる傾向にあります。

住宅の日当たりを考えて工事ができる

新築時にカーポートを設置する場合、カーポートの設置で部屋や庭が暗くならないよう配慮されます。カーポートを後付けする場合、どうしても日光を遮る形でしか施工できないケースもあり、日当たりが悪くなる可能性があります。

新築時なら住居全体のことを考えたカーポートの設置ができるため、後付け時に起こり得る「設置後に日当たりが悪くなった」などの後悔をせずに済むでしょう。

新築時にカーポートの工事をするデメリット

新築時にカーポートを設置するメリットはいくつもありますが、デメリットもあります。

ライフスタイルの変化によって「車を買い替えてサイズが大幅に変わった」「台数が増えた」というケースも少なくありません。新築時にカーポートを設置すると、車の台数やサイズが制限される、別途工事が必要になり、追加で費用が発生する可能性がある点はデメリットといえるでしょう。

新築時のカーポートの設置で後悔しないよう、将来的な車のサイズ変更や所持台数を事前に考えておきましょう。

新築でカーポートが必要かの判断ポイント

2台用のカーポートの画

前述のデメリットも想定されるため、新築でカーポートを設置して後悔したという声も多く聞かれます。

新築でカーポートが必要か判断するポイントは「新築時に車を持っているか」「今後、車のサイズや台数が変わるか」どうかを確認することです。

ここでは、それぞれの判断ポイントについて見ていきましょう。

車を持っているかどうか

新築でカーポートが必要かの1つ目の判断ポイントは、新築時に車を持っているかどうかです。

新築時にカーポートを設置するメリットは、建築確認申請が不要になり、車の劣化などを防げることなどが挙げられます。

もちろんデメリットもありますが、カーポートを設置するメリットは多くあります。そのため、新築時に車を持っている場合、カーポートの設置を検討するとよいでしょう。

車のサイズ・台数が変わるかどうか

新築時に車を持っている方で、保有台数や車のサイズが今後変わる見込みがない場合、新築でのカーポートの設置をぜひ検討してみましょう。

車の台数が増えるか分からない場合、設置面積や予算に余裕があればカーポート用のスペースを広く取るのも選択肢の1つです。

また、車のサイズ(高さ)も重要なポイントです。車のタイプがセダンなのかワンボックスなのかで、必要なカーポートの高さも大きく変わります。今後も車のサイズが大きく変わる見込みがない方は、新築時のカーポートの設置を検討してみてください。

新築時にカーポートを設置した事例

ここでは新築時にカーポートを設置した方の事例を2つ紹介します。

新築時にカーポートを設置することで、あらかじめ降雪対策ができたり、外構がきれいに仕上がった等の声が寄せられています。

体験談@「降雪地帯に住むならカーポートは必要」

60代男性の体験談です。

回答者 年齢 60代
性別 男性
新築時にカーポートを設置しようと思った理由
  • 降雪地帯に住んでおり、カーポートが無いと車が雪に埋もれてしまう
  • カーポートが無いと洗車の回数が増えて非経済的だと感じたため
どんなカーポートを設置したか
  • 柱が4本で1台分を駐車できるカーポート
  • 降雪地帯向けの強さがあるもので、家の壁と合う黒い屋根のものにした
カーポートを設置して良かったこと
  • 雪が降っても車体に積もることが無いので、除雪する手間が省けて楽
カーポートを設置して困ったこと・悪かったこと
  • 柱が4本あるカーポートのため、車体をぶつけないように注意が必要

この方は、降雪地帯に住んでいるため新築の段階からカーポートを設置することを決めていたそうです。車の利用時に除雪する手間が減ったため快適なことをメリットとしていますが、カーポートの柱が4本あるため車体にぶつけないように注意が必要な点をデメリットとして挙げています。

体験談A「後からカーポートの施工を行うことに抵抗があった」

20代女性の体験談です。

回答者 年齢 20代
性別 女性
新築時にカーポートを設置しようと思った理由
  • 出来上がっている外構に穴を開けたりせず、最初から付けて綺麗に作って欲しい気持ちが強かった
  • 後からカーポートを追加で設置するより、新築のタイミングで付けてもらった方が、綺麗に仕上げてもらえそうだと思った
どんなカーポートを設置したか
  • 車が3台停められる大きなサイズのカーポート
  • 場所が有効活用できるよう、カーポートの上に屋上がついたものを設置
カーポートを設置して良かったこと
  • 住宅ローンにカーポート代を組み込むことができて助かった
カーポートを設置して困ったこと・悪かったこと
  • 子どもに石で引っ掻き傷をつけられたことがあったため、もう少し子どもが大きくなってから購入しても良かった

この方は、新築のタイミングからカーポートを設置した方が、出来上がった外構に穴を開けずに済み、出来上がりが綺麗になると考えたそうです。住宅ローンにカーポートの費用を組み込むことができて助かったとのことでしたが、子どもの成長を待ってから設置しても良かったかもしれないと思う場面もあったようです。

カーポートの設置はタイミングを見て検討しよう

車2台と自転車の置きスペースのあるカーポートの画像

本記事では、新築時にカーポートを設置するメリットやデメリットに触れつつ、後悔しないために必要なポイントについて解説しました。

新築時にカーポートを設置するメリットは、建築確認申請が不要な点や余分な工事費がかからない点が挙げられます。面倒な作業やコストを大きく省けるでしょう。

しかし、ライフスタイルの変化によって車の所持台数やサイズなどが変わり、カーポートを撤去しなければならない可能性もあります。将来的に変わる見込みがなければ、新築時の設置を検討しましょう。

カーポートはLIXILにご相談ください

新築時にカーポートを設置するメリットは頭では理解できたものの、後悔しそうで不安という方もいるのではないでしょうか。

LIXILの無料オンラインショールームでは、自宅から気軽にカーポートに関する相談ができます。

オンラインで完結するため、実際にカーポートを設置する敷地やサイズを確認しながら、様々な商品の説明を受けられる点が魅力です。

カーポートの設置について、プロの話を聞きたいという方は、ぜひご利用ください。

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