屋根そのものを構造材とすることで、新しい発想のテラスが生まれました。
屋根部はすべてアルミを採用。強度を確保しながら、わずか40mmという薄さも実現。
「屋根」と「柱」だけのシンプルな構成は、どんな住宅にも美しく調和します。
よりすっきりとした美しいテラスを目指して、雨樋を屋根・柱と一体に。
雨樋としての機能はそのままに、従来のテラスとは一線を画すノイズレスなフォルムを実現しました。
横樋は屋根と一体に。
柱と一体のテラスタイプ縦樋
柱と一体のバルコニー用屋根タイプ縦樋
ネジやボルトといったパーツを屋根下から見えないように配慮し、コーナー部分のキャップも極小化。
ノイズを生まないデザインを細部まで追求しました。
躯体にネジ止めしない独立構造により、住宅の外壁を傷つけることなく、
テラス屋根を設置することができます。
住宅外壁とのすき間からの雨の吹き込みを防止するふさぎ材です。
前枠に取り付けるので躯体へのネジ止めは不要です。
※色はナチュラルシルバーFとブラックの2色設定です。
シンプルな壁付枠で屋根下への雨水の侵入をしっかり防ぎます。
すべてアルミ部材(不燃材)で構成されているため、防火・準防火地域でも取り付けることが可能です。
防火地域 | 準防火地域 | 22条指定区域 | その他の地域 (防火指定なし) |
● | ● | ● | ● |
※テラスの設置にあたっては、床面積30m2以下が条件となります。(国土交通省告示410-607号)
※すき間ふさぎ材をつけた場合は建築主事との協議が必要な場合があります。
夏は、高く強い日差しを遮ることで木かげのような空間に。
冬は、低く柔らかい光が奥まで差し込むことで明るい空間に。
屋根にアルミ材を採用することで夏場の日差しをしっかりカット。夏場の室内・デッキの温度上昇を、試験施設や解析により再現。テラスSC設置による温度上昇抑制効果を確認しました。
夏場の室内温度を解析で再現。
屋根なしの場合
アルミ屋根の場合
テラスSC設置により、午後12時の室内温度は約4.8℃低い結果になりました。
※1 解析条件 東京 8月 9:00〜15:00 南向き 初期室温 35℃
LIXILの自社基準に基づいた解析結果であり保証値ではありません。
部屋の大きさ 幅4000mm 奥行き3050mm 高さ2550mm
窓サイズ W1900mm H2030mm
テラスサイズ 幅3640mm 奥行き1785mm
解析ツール:MSC社製 Cradle CFDシリーズ scSTREAM
夏場のデッキ表面の温度上昇を試験施設で再現。テラスSC設置により最大約28℃温度上昇を抑えることができました。
※2 試験条件
赤外線ランプ照射による社内試験結果。実際の使用条件では、効果が異なる場合があります。
LIXILの自社基準に基づいた試験結果であり保証値ではありません。