お客さまの声ー私たちが理想に思うトイレ空間:神奈川県 Iさま邸

お客さまの声

神奈川県 Iさま邸

神奈川県 Iさま邸

川崎市のIさま一家は、50代初めの夫妻と中学1年生の男の子、14歳になるロングヘアダックスフンドが一緒に暮らしています。
お子さんの成長に伴い、手狭になってきたのをきっかけに中古マンションを購入、ライフスタイルに合わせてフルリフォームをして2019年の12月に入居しました。

共働きという立場から、家にいるときは子供と過ごす時間を優先するために、キッチンを壁側から対面式へ移すのが奥さまの希望。掃除や手入れのしやすさも必須条件でした。
ご主人は、互いに干渉しないプライベートの時間をもてるように、トイレとバスルームにひとかたならぬ思い入れがありました。
また愛犬の匂い対策を含めて、リフォーム会社に設備やデザインを相談。それぞれの要望を見事に叶える住まいが実現しました。

共働きの夫妻が求めたものとは

神奈川県川崎市、東京のベッドタウンとして発展した町は交通の利便性もよく、暮らしやすい環境で人気のある地域です。
駅前の商業施設の一本裏手から住宅地が広がり、そこから程近い場所にあるマンションの一室にIさん家族は住んでいます。

玄関のドアを開けると、愛犬が静かに横たわり、その隣でご主人が元気な声で出迎えてくれました。
リビングダイニングに続く廊下には奥さまの姿が。大学時代の同級生だったというお二人は、まるで友人を招いたかのように気さくに家のなかを案内してくれます。
ご主人は映画やアニメ動画の配信会社に、奥さまは物流会社にお勤めで、共に働きながら子育てをしています。

お子さんが小学校低学年の頃にこの家への住み替えを考え始め、中古のマンションを購入、入居して3年半が経ちます。広さ約70u、3LDKの間取りで、現在はパブリック空間以外の3室を、子供部屋、奥さまの仕事部屋兼寝室、ご主人の寝室として使っています。

リフォームに当たっての第一の希望は、キッチンの配置。
リビングに背を向けて立つI形キッチンを対面式キッチンに変更することで、「ご飯を作りながら子供と話すことができれば」という奥さまの気持ちが叶いました。
さらにIHの導入と食洗機の設置で、家事の負担が軽減。IHだと拭き掃除がサッと簡単にできる便利さがありがたいと奥さまは話します。

プライベートな時間を楽しむ空間

プライベートな時間を楽しむ空間

一方で、ご主人の強い希望は、お風呂とトイレに関して、そのこだわりの理由と現代という時代背景に即した考え方はなかなか説得力があります。

「私たちの子供の頃とは、ライフスタイルや家の事情は変わってきていると思います。少人数の家族でこのくらいの大きさの物件に住むという家庭が増えていて、そのなかでのパーソナルスペースというのは限られています」。

そこでかつてはみんなの場であったお風呂やトイレを、タイムシェアで個人の空間として使っていくというアイディア。「用を足すだけの空間から、プライベートな時間を楽しむ空間にしたいと思ったのです」。
その第一歩が「トイレに本棚を」というリクエストでした。

設備に関しては掃除のしやすさと汚れが気になりにくいという観点から、LIXILのリフォレを採用。さらに可動棚で収納スペースをしっかりとりつつも、ダークブラウンの面材に馴染む色の本棚が設置されました(写真1)。

プライベートな時間を楽しむ空間

そこに並んだのはご主人の愛読書(写真2)。
「私はもう漫画が大好きで、反芻してセリフを全部言えるくらいまで読み込んでいるんです」と、その情熱が伝わってくるのと同時に、誰にも邪魔されず好きなことに浸る至福の時間が想像できます。

ご主人だけでなく、家族みなさん、トイレ空間での時間をとても大切にしているそうです。
「うちはみんなトイレ滞在時間が長いのです。息子は40分から50分出てきません。ずっとYouTubeを見ています」とご主人。

棚付きのトイレットペーパーホルダーは、上にスマートフォンやタブレットが置けるよう、いちばん幅の広いタイプを選んだそうです(写真3)。
奥さまは、「本を読むほか、ネットでの買い物もトイレで」と笑顔でうなずきます。

プライベートな時間を楽しむ空間

通常は便器の後ろに配置されるタンクが、見えないようにデザインされたキャビネット付トイレのリフォレ。
背後に設えたキャビネットのなかにタンクや水道管、掃除道具まですべてが収納され、上面にインテリアの一部のような手洗いシンクが設置されています。(写真4)

奥さまは「配管やコンセントが出ていなくて、奥にホコリもたまりません。かがんで床を拭く手間もなく、ほんとうに掃除が楽です」と話します。(写真5)

住んでみて実感する「エコカラットプラス」の効果

「トイレに長時間滞在する」というキーワードに合わせて、リフォーム会社より提案されたのが、脱臭と調湿機能のある「エコカラットプラス」の導入でした。

実は別件でリフォームの前提として、Iさまが相談していた案件のひとつが「犬の匂い」でした。前に住んでいたマンションでは、家にこもる匂いがとても気になっていたそうです。
そこで、「エコカラットプラス」を玄関とトイレに分けて使う案が出されました。
うまく配分された図面を見て納得。表面にレリーフの浮き上がった上品なタイルが、玄関のたたきの横の壁に施され、一見アートの意匠のようでもあります(写真6)。そして同じレリーフがトイレにも。

さらにリビングルームには、長い壁一面を横切るように「エコカラットプラス」が設えられています(写真7)。
ライトグレーのウォールクロスにホワイトの格子を模したレリーフがアクセントになって、シンプルモダンなホテルの一室のような印象です。
インテリアとしてもスタイリッシュなタイルは、実はかなり消臭や除湿という点で機能的に活躍しています。「そういえば前の家では家の各所に消臭剤や芳香剤を使っていたけれど、いまは全く使っていません」とご主人。知らず知らずの間に、匂いが全く気にならなくなったということです。

話をしていくうちに、長くトイレにこもっていても居心地がよく、夏でも汗びっしょりはならないということに改めて気付き、「これも調湿機能の効果があるからかもしれませんね」と「エコカラットプラス」の機能に感心しています。
「コマーシャルで存在は知っていましたが、効果が分からず半信半疑でした。でも長期で住んでみて『結構違いがある!』と初めて感じました。導入を勧めてもらってよかったです」と奥さま。
ご主人は「トイレにエコカラットプラスは、ほんとうに相性がよいと思います」。そして要所に部分的に取り入れれば、コストパフォーマンスも良いと言います。

住んでみて実感する「エコカラットプラス」の効果

ご主人のこだわりのもう1カ所。お風呂は大柄のご主人が足を伸ばして入れるように大きなサイズの湯船が取り付けられました。
お子さんが小さいときは一緒に入りコミュニケーションの場にもなりました。防水式のテレビをマグネット式のラックで取り付け、いまは贅沢なプライベートバスタイムが実現。
「実は妻がいちばん喜んでいます。ここしばらく休日の楽しみだった温泉にも行けなくなりましたが、これがあったおかげで家での時間に満足できています」と。

この家に住み始めてすぐにコロナ禍に見舞われ、ご主人はリモート、奥さまも出張以外はほぼ家で仕事をしているそうです。
「四六時中、顔を合わせていることになるので、干渉されない時間や空間が必要だとつくづく思いました」。
それは自分の部屋ではなくて、誰にも邪魔されないトイレやお風呂なのだとご主人は言います。プライバシーと居心地のよさを追求した空間があるから、この家に住み始めて喧嘩が減ったと顔を見合わせるお二人。
快適な家をつくり上げるという共同プロジェクトを経て、人生の半分以上を一緒に過ごしてきた関係がリフレッシュされたのだと言います。互いの距離感を上手く保てる家、その逃げ場やワンクッションとして「トイレ空間」が一役買っていると話してくれました。

機能のお気に入りポイント

  • 空間すっきり空間すっきり
    給水管やコードが露出しているタンクまわり、床に置きがちなお掃除道具などを、キャビネットにまとめてすっきり隠しました。
  • お掃除ラクラクお掃除ラクラク
    床面はキャビネットの手前を拭くだけだから、お掃除ラクラク。

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