お客さまの声ー私たちが理想に思うトイレ空間:埼玉県 Eさま邸

お客さまの声

埼玉県 Eさま邸

埼玉県 Eさま邸

設計・施工:(株)江森工務店さま
埼玉県の北東部に位置する幸手市は、都心へのアクセスも良く、近年は都内からの移住者も増えている田園都市です。
この地で暮らすEさまは、40代のご夫妻、7歳の長女、1歳の長男の4人家族。ご主人は福祉関連の仕事をされ、奥さまは現在、仕事を休み、育児と家事に専念されています。
そのお住まいは、ご主人の実家に建つ納屋を住居に改築した、ユニークな邸宅。元納屋ゆえ、広さや間取りなどに制限のある中、“親の近くに住み、ゆっくりくつろげる家を” という理想を叶え、家族の好みを散りばめた、スタイリッシュな住まいを完成されました。

納屋を大胆にリフォームし、心地よく現代的な邸宅に

幸手市は古くから日光街道の宿場町として栄え、かつて幕府に上納された“日本一美味しい”と讃えられた米の産地で、今も米作が盛んです。
ご主人のご両親はこの土地で7代続く農家で、米を作り、家庭菜園も楽しまれています。以前は梨の栽培をしていたという広い敷地内に、美しく手入れされた庭園と菜園があり、ご両親の住む母屋に隣接して、Eさま一家の邸宅があります。

農業が盛んなこの地では珍しくないという2階建ての納屋は、ご主人の祖父の時代に建てられ、築30年ほど。1階には農機具を置き、上階は、当初から住める環境にもしたいと考え、トイレと洗面所を設置していました。

約6カ月を費やして全面的にリフォームした邸宅は、外観は簡潔な納屋の面影を残しながら、一歩入ると、驚くほどモダンで洗練された居住空間になっています(写真1・2)。
お話を聞いたのはリフォーム終了後すぐ、引っ越してまだ2週間という時でしたが、家族の安らぎが伝わる、快適な暮らしぶりが感じられました。

納屋を大胆にリフォームし、心地よく現代的な邸宅に

この家の来歴について、奥さまに聞きました。
「横浜に住んでいましたが、夫が両親の近くに住みたいと希望し、3年ほど前に転勤、幸手市に越しました。しばらく市内のマンション住まいでしたが、この納屋を使いたいと夫が両親に頼み、実現しました。以前のマンションは4人家族には手狭でしたが、今はとてもゆったりと暮らせています。子供を自然豊かな環境でのびのびと育てられますし、夫の両親もよく子供の面倒を見てくれ、ほんとうにありがたいですね」。

リフォームに際しての要望は、
「平日、夫は仕事がかなり多忙で、休日には家で家族とくつろげることが家づくりの基本でした。疲れをいやし、子供とも入れ、脚を伸ばせる広いバスタブと、フロアに置く大きなソファクッションは必須アイテムでした」といいます。

インテリアの基本は「色の調和」

洒落た木製の扉を開けると玄関ホールがあり、その先にリビング、ダイニング、キッチンが一続きになった家族団らんの場が広がっています。天井には納屋の木の梁を残して見せ、建物の歴史を感じさせています。
1階にトイレ、洗面室、バスルーム、ランドリースペース、ウォークインクローゼットがあり、上階に2部屋の寝室があります。

シンプル&シックな印象の室内調度は、ご主人が中心になって決めたもの。特別なこだわりは「色の調和」で、3色以内に抑えることで、洗練され、心落ち着く印象を与えています。
白の壁面、自然な木の色の床とテーブル、ニュアンスあるカフェブラウンのキッチンの配色(写真3)でトーンを整え、玄関と居間を仕切る引き戸は、ネイビーで引き締めています。
リビングの床中央には正方形の畳を敷き、子供も大人もくつろげる床に。質感のコントラストも心地よく感じられます(写真4) 。

インテリアの基本は「色の調和」

機能的でスタイリッシュなトイレ空間

機能的でスタイリッシュなトイレ空間

トイレはリビングの一角にあり、同様の美意識で整えられています。
リビングをなるべく広く使うため、トイレは思い切って面積を小さめに。

そこで選んだのがLIXILのサティスSタイプ、色はピュアホワイトでした。
「小さな空間を効率的に使うため、コンパクトなタンクレスのトイレであることが一番の決め手でした。トイレの形状もシンプルで手入れしやすく、全体にすっきりし、床の掃除もさっと済みます。掃除するたびに、限られた面積であることの良さを実感し、トイレの機能とデザインにも満足しています」。(写真5)

機能的でスタイリッシュなトイレ空間

手洗器もこのスペースにふさわしいスマートなオールインワン手洗を選択。(写真6)
「ペーパーホルダーやタオル掛、ハンドソープなどを置くカウンターがひとつにまとまっていて、使い勝手がよいですね。手洗器をトイレの外に、とも考えていましたが、リビングを広くしたかったのでトイレ室内に設置しました。スマートなデザインにも機能にも満足しています」。

壁面は、背面は木調、側面はブルーグレーの2種の壁紙で彩り、ともにヘリンボーンの斜線で統一され、北欧風の魅力的な空間にしています。上部には白の収納棚を設置。
「棚を取り付けるのは迷ったのですが、トイレまわりの物を収納できて、やはり、あると便利ですね」。
住み手の好みと感性に満ち、狭さを感じさせない、すがすがしく落ち着く空間になっていました。

日々の疲れをいやすバスルーム

日々の疲れをいやすバスルーム

ゆったり過ごせるバスルームを、というご主人の希望を叶えるため、風呂場のみは増築し、広々としたスペースにLIXILのリデアMのワイド浴槽を設置しています。
「夫は仕事から夜遅く帰ってから入浴し、朝も追い焚きをして入りますが、お湯はそんなに冷めていません。追い焚きの温かいお湯の流れも優しいですね。掃除もしやすく、毎日、夫が入浴後にきれいにしてくれます」。
さわやかな青緑色の壁パネルはLIXILの「青磁リーフ」で、ご長女が選ばれたそう。(写真7)

奥さまの好みも随所に反映され、ウォークインクローゼットの壁面にはキラキラ光る白い壁紙に、LIXILエコカラットプラスのグレーの「ニュートランス」を配して、シャープで未来的なイメージに。
「多くの衣類を置くスペースに、エコカラットの湿気と匂いを取ってくれる機能は必要で、デザインも気に入っています」。

キッチンから、家族の笑顔や気配を

リビングの奥に設置されたオープン対面キッチンは、品格あるデザインに最新機能を備えたLIXILのリシェルSI。
調理家電は黒系の色で統一し、すっきりした印象に。(写真8)
「リシェルSIはゆったりしていて使いやすく、お料理も楽しいですね。背面のキャビネットにも収納が多く、毎日使っていても、しばらく気が付かなかった引き出しがあることを発見したほどでした」。

キッチンのみ、自然な木目の「下がり天井」にしていることで、空間にメリハリが生まれています。これはインスタグラムで実例などをリサーチし、参考にされたそうです。(写真9)
「キッチンからリビングまで一続きになって区切りがなく、どこからも家族の顔が見え、子供の気配も感じられて安心できます。ダイニングテーブルは四角だと圧迫感があるので、船の帆のやわらかな曲線を描くものに。長女もここが好きで、毎日、ソファベンチに座って宿題をしています」。
奥さまがこの家でもっとも気に入っているのは、キッチンの横から奥のパントリーへと続く眺めだといいます。リビングから見えないその空間には、可愛らしいパステル色のカラフルな壁紙がありました。

キッチンから、家族の笑顔や気配を

古いものを最大限に活かす暮らし

お話に加わってくださったご主人のお父様は、納屋がリフォームされる経緯を見守り、毎日写真を撮り、農機具を片付けるなど、大変な作業も担われました。
「難しい改修だったと思いますが、可能な限り工夫してくれた工務店さんにも感謝しています。長男一家がすぐ隣に暮らしていることで、1歳になる孫の成長を日々見られますし、最高の暮らしですね」と、笑顔で語ってくださいました。

春は桜、初夏は紫陽花、秋は曼殊沙華、冬は水仙と、通年で楽しめる関東有数の花の名所、権現堂堤があることでも知られる幸手市。
奥さまは、「住みやすく、近隣に店も多くて便利な場所で、休日も家で過ごすことがほとんどです。多忙な中でも夫は育児に積極的で、家族の時間を大切にしています。誕生日や記念日には母屋の両親宅にも、近隣の県にある私の実家にも頻繁に集まって楽しんでいます」、といいます。

古いものを活かす今の時代にふさわしい住まい方と、3代にわたる理想的な家族の姿が、ここにありました。

機能のお気に入りポイント

  • 空間ひろびろ空間ひろびろ
    タンク付トイレよりもコンパクトに。前方の空間が広く使えるので、お掃除もしやすくなります。
  • すっきり納まるすっきり納まる
    トイレまわりのアイテムをバラバラに設置する必要がなく、1台ですっきり納まります。

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