お客さまの声ー私たちが理想に思うトイレ空間:新潟県 Kさま邸

お客さまの声

新潟県 Kさま邸

新潟県 Kさま邸

設計: i+i設計事務所 飯塚 豊氏
施工: オーガニックスタジオ新潟

Kさま一家が暮らすのは、新潟市の閑静な住宅街。
40代前半のご夫妻と6歳のご長男の3人家族で、完成したばかりの新築邸宅にお住まいです。
ともに専門的なお仕事を持つご夫妻が、国内各地での勤務と海外での研究生活を経て、この地に安住するにあたり家を建てました。
それは約60坪の土地に建つ大きな邸宅でありながら、あたたかな印象を与える、木で造られた家。ご家族が居住空間に求める理想をすみずみに体現し、のびやかで健康的な暮らしを支える基地として、住む人とともに新しい物語を紡ぎ、育っていくようです。

「木の家」が得意な工務店と洗練された設計デザインで、好みの家を実現

家を建てる時、ご家族がまず希望したのが「木の家」であること。洗練された現代的な家であっても、コンクリート打ち放しなどのクールさでなく、自然の素材に包まれる感覚の、心安らぐ居住空間でした。さらに寒い土地柄、とにかく冬は暖かく、日々、心地よく過ごせる家であることも重要でした。

そこで、動画サイトで「木の家」をキーワードに探したところ、“自然素材の家で暖かく暮らす”をコンセプトに、木を多用し、高気密・高断熱の家を造る工務店が地元で見つかりました。新潟にふさわしい家を建てるこの会社と、東京の設計施工会社とのコラボレーションで理想的な邸宅が完成しました。
この二社は、環境に配慮した家造りの賞でグランプリを獲得するなど、すでに定評ある協業の実績がありました。

外観・内観ともに、黒+天然木の色のコンビネーションで

外壁は黒色の「焼杉」と天然木の2トーンで、直線的な建物の造形と相まって、ナチュラルでいながら大胆でスタイリッシュな印象です。耐久性に優れているといわれる伝統的な「焼杉」は、設計者サイドからの初期段階での提案で、すぐに快諾されたそうです。
黒+自然の木色のコーディネートが室内にも貫かれ、外と内が響きあい、一体感を生んでいます。(写真1)

邸宅は広々とした2階建で、1階には多機能な収納を備えた玄関ホールの先に、ロードバイクやランニングマシーン、スポーツギアが並ぶご主人のトレーニングルームがあります。(写真2)
廊下からガラス窓越しに見渡せるこのスペースはきれいに整えられ、身体を慈しみ、アクティブな趣味を堪能する、ゆとりあるライフスタイルを感じさせます。
同フロアに主寝室兼奥さまの書斎と趣味の空間、バスルーム、ランドリールーム、トイレがあります。1階にトイレやバスルームを設置したのは、階段を上がれなくなるなどもしもの時、1階のみでも暮らせるように、との配慮からだといいます。

外観・内観ともに、黒+天然木の色のコンビネーションで

窓からの自然光と勾配天井からの光が彩るリビングルーム

スケルトンの木の階段を上がると(写真3)、傾斜した天井がアクセントになった広大な2階のフロアが広がります。
一角には特注のステンレス製システムキッチンが配され、その先がダイニング&リビングルームに。ここは家族で、また各人それぞれに過ごす、家の中核をなす場になっています。
壁際に配された造作棚が収納とデスクの役割を果たし、子供さんが勉強をし、ご夫妻がデスクワークをする場にもなります。(写真4)
リビングと自然につながりながら独立したプライベートルームにもなる広い子供部屋もあり、コーナーにはピアノが置かれる予定です。

このフロアからさらに階段を上がると、天井の高さを効果的に利用したした「小屋裏」と呼ばれるロフト空間があります。
畳を敷いたこのスペースには本棚が配され、フィギュアが飾られ、存分にゴロゴロとしてくつろげる趣味の隠れ家となり、気分を変えられる家の中の小宇宙として機能しているようでした。

各フロアの収納もトータルにデザインされ、ドアのハンドル類は真鍮で統一、スイッチやコンセントプレートは壁面と同色を配するなど、細部も機能的かつ美的であるよう、さりげない心配りがなされています。

窓からの自然光と勾配天井からの光が彩るリビングルーム

潔いほどに装飾を控え、本質を追求したトイレ空間
家族3人でも、2か所のトイレを

潔いほどに装飾を控え、本質を追求したトイレ空間家族3人でも、2か所のトイレを

邸宅内には1階、2階にトイレがあります。
どちらもLIXIL/INAXの「フロート トイレ」で、床から浮いているユニークな形状をしていいます。

ご家族は、「トイレ空間は極力シンプルに、機能的で清潔であることが重要です。トイレ自体の色が白であることも健康面のチェックのために必須です。浮いているという斬新なフォルムでも、徹底して無駄がなく、いかにもトイレらしいトイレだと感じています。背面の収納も十分に機能し便利です。浮いていることで床面の掃除もモップでさっとでき、本当にラクですね。3人家族でも同時に2人が使うこともあり、各階にトイレがあるのはとても良かったと感じています」、といいます。

装飾を控えてすっきりとし、無駄なく端正でクリーンな空間に、トイレの本質を求める明確な想いが伝わります。(写真5)

潔いほどに装飾を控え、本質を追求したトイレ空間家族3人でも、2か所のトイレを

トイレ空間は色もモノトーンで整えられコンパクトですが、室外にある手洗い空間は明るくゆったりとしています。普段のトイレ後、またゲストが来訪した時、ゆっくりと手を洗い、落ち着いて身支度を整えられるように、との配慮が感じられました。(写真6)

広々したバスルームも同様に、ダークなタイルの床に白の壁とバスタブのモノトーンで整えられ、窓からの光が入って明るく清潔なスペースになっています。

ライフスタイルに調和した豊かな居住空間

取材で訪れたのは新居が完成し、引っ越してからまだ1カ月という時でしたが、キッチンは使い込まれ、リビングには自由であたたかな空気が満ちていました。

邸宅内は窓が多く、昼間は光にあふれ、視線の先は自然に外へと気持ちよく導かれます。
2階のリビングの窓からも見渡せる庭には、自邸の完成を記念して植えたシンボルツリーのシャラの木が、さわやかな緑の葉を風に揺らしていました。

家を建てるにあたりご家族は、家づくりに込めた想い、要望や主旨をプレゼン用ソフト「パワーポイント」の何枚ものスライドで伝えたといいます。設計者の主張や助言も受け入れながら完成した家は、縦にも横にものびやかで広くすっきりとし、理想を叶えた魅力的な家となりました。

日常ではスポーツ、インドアでの手仕事、料理を存分に楽しみ、休暇には遠くへのドライブの旅も楽しむというご家族。
その日々のかけがえのない場として、この地の風土や気候に呼応し、スマートな手法で生まれた邸宅は、今の時代の心地よいラグジュアリー感に満ちていました。

機能のお気に入りポイント

  • 浮かせて、ウキウキ浮かせて、ウキウキ
    便器が浮いているので、大変だった床のお掃除もサッと一拭き。
    便器の前側が丸みを帯びているので、お掃除モップが奥まで届いて、お掃除がしやすくなっています。
  • 隠して、ウキウキ隠して、ウキウキ
    予備のトイレットペーパーやお掃除道具がキャビネットにたっぷり収納できます。

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