バルコニーやベランダには、目隠しを後付けすることも可能です。生活していく中で、家の中やベランダでの様子が見られることに抵抗を覚えた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、バルコニーやベランダの目隠し対策の種類や具体的な方法を解説します。目隠しの後付けの方法で悩んでいる方は、参考にしてみましょう。
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※記事内での費用はあくまで目安の金額で、住宅環境や情勢によって、費用が前後する可能性があります。実際の金額は施工業者にご確認ください。
日本大学工学部 建築学科 卒業。1988年から現在まで、ゼネコンから地元工務店で建築士としてで活動中。
【保有資格】目次
バルコニーやベランダの目隠しを後付けで対策する方法は、DIYか、施工業者に依頼するかのどちらかです。
それぞれメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
DIYで後付けする場合、好きなデザインで設計できるため、細かい箇所までこだわった目隠しを設置できる点が魅力です。
ここからは、DIYで目隠しを後付けするメリットとデメリットについては次のようになります。
DIYでバルコニーやベランダの目隠しを後付けするメリットは次の2つです。
費用は目隠し対策に使用する素材によって異なります。
すのこやすだれであれば、100均で揃えられる場合があります。設置するために結束バンドや紐を購入しても、1,000円程度で用意できるでしょう。
また、DIYであれば好きなようにデザインをアレンジできる点が大きなメリットです。好きな色を塗るなど自分好みに工夫できます。
DIYでバルコニーやベランダの目隠しを後付けするデメリットは次の3つです。
DIYの目隠しは、結束バンドや紐による簡易的な取り付けになるパターンが多いため、台風などの自然災害で破損する可能性があります。
隙間が多かったり、横から見えてしまったり、目隠しとしての十分な効果が得られないケースも多くある点も知っておきましょう。
また、素材によっては、腐食や虫食いを防ぐためにも定期的なメンテナンスが必要になります。
施工業者に依頼した場合、デザインの自由度は狭くなるものの、機能性を重視した素材を選ぶことが可能です。
ここでは、施工業者に目隠し設置を依頼するメリットとデメリットを見ていきましょう。
バルコニー・ベランダの目隠し対策を施工業者に依頼した場合のメリットは次の4つです。
施工業者は専用の工具を使用して取り付けるため、DIYで取り付けたものよりも、台風をはじめとした強風に耐えることができるでしょう。加えて、できるだけ隙間を作らないように設置できるため、外からの視線を遮断したり、防犯効果が高くなったりします。
目隠しに限らず、さまざまな機能やデザインの素材から選択できる点も利点です。
たとえば、直射日光や騒音を遮る商品もあります。DIYと比較すると自由度は低くなるものの、外部に圧迫感を与えないおしゃれなデザインを設計することも可能です。
施工業者にバルコニー・ベランダの目隠しの後付けを依頼した場合のデメリットは次の2つです。
設置する素材によって費用は異なるものの、施工業者に依頼する場合は、施工費用の他に基礎工事や運搬費、交通費なども発生します。そのため、DIYと比較すると設置費用は高額になる傾向があります。
また、大規模なリフォームになる場合、足場の設置が必要になるケースがあります。そのため、マンションによっては施工業者に依頼することができないこともあります。
DIYでバルコニーやベランダの目隠し対策をする方法は、主に次の4つです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
目隠しシート(シェード)は、ベランダの手すりや柵などに紐で結ぶだけで簡単に目隠し対策ができるアイテムです。目隠し対策に加え、手軽にベランダの雰囲気を変えられる点もメリットといえます。
簡易的に取り付けられているため、強風で飛ばされやすく、横から見えてしまう点がデメリットです。
目隠しシートと同様に、すだれも手すりや柵に取り付けるだけで目隠し対策になります。加えて、日光や熱気を遮り、窓際の暑さを和らげます。風通しが良い点もメリットです。
デメリットは、夜に部屋の中の照明を付けると外から見えてしまう点が挙げられます。
ラティスとは格子状の柵のことであり、木製から樹脂製までさまざまな材質のラティスがあります。
他の目隠し対策の方法と比較すると、隙間が多いため、程よく内側からも外の景色を楽しめる点がメリットです。裏を返すと、完全な目隠しにはならない点がデメリットです。
緑のカーテンなどの植物で目隠し対策をする方法もあります。室内から緑のあるリラックス空間を楽しめるでしょう。風通しも良いため、室内の気温を涼しくする効果も見込めます。
デメリットとしては、手入れや管理が大変になる点が挙げられます。植物は成長するため、日頃の手入れが欠かせません。バルコニーやベランダが隣の住宅との境界付近にある場合、敷地から植物がはみ出さないように、こまめに剪定する必要があります。
植物を目隠し対策に設置する場合、長期的にランニングコストがかかる点はデメリットです。
バルコニーやベランダに目隠し対策としてフェンスを設置したい場合、具体的な費用がイメージできないケースも想定されます。
ここでは、バルコニーやベランダの目隠しフェンスのタイプと後付け費用について見ていきましょう。
本体費用や工事費用は材質や耐積雪・耐風強度、住宅環境によって幅があるため、具体的な費用に関しては施工業者にお問い合わせください。
約3〜5mの目隠しフェンスを設置する場合、本体価格と取付費用の相場は次のとおりです。
項目 | 費用例 |
---|---|
本体価格 | 約15万〜37万円 |
取付費用 | 約5万〜10万円 |
本体価格はフェンスの素材によって次のように大きく異なります。
通気性が高いルーバー状や格子状のフェンスは価格が高い傾向です。
取付費用は、後付けで新設するパターンと既存品と交換するパターンによって変動します。
2階のベランダに設置する場合、設置費用だけでなく、足場の設置費用が発生します。足場の設置費用の相場は約10万〜15万円です。
設置費用は施工業者によって異なるため、設置面の広さを測った上で複数社から見積りを提出してもらい、比較検討しましょう。
本記事では、バルコニーやベランダの目隠し対策の方法を解説しました。DIYで設置する方法と施工業者に依頼する方法に分かれ、どちらにもメリットとデメリットがあります。
DIYで設置する場合、目隠し対策の方法は目隠しシートやすだれ、植物などが挙げられます。使用する素材を100均などで購入し、安価で簡単に設置できる点はメリットです。
しかし、完全な目隠しにはならなかったり、手入れや管理が大変になったりするデメリットがあるため、慎重に選ぶことが大切です。
施工業者に依頼した場合、強風でも壊れにくく、目隠しや防犯効果が高い素材を選択できる点がメリットです。
バルコニーやベランダの目隠しの方法は、費用だけでなく、素材の機能やメリット・デメリットを把握した上で選ぶことを推奨します。
バルコニーやベランダの目隠し対策として、機能性の高い商品を設置したいという方もいるのではないでしょうか。
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