KNOWLEDGE開き方も風の流れもよくわかる!
「かんたんマド図鑑」
風や光、景色を採り入れたり、住まいの外観のアクセントになったり、窓にはさまざまな役割があります。そうした役割に応じて、窓は種類もいろいろ。ここでは、13種をピックアップして、開き方や風の通り方を動画でわかりやすく解説します。
引違い窓
左右に引いて開閉する、日本で最もポピュラーな窓です。
- ●サイズが豊富で、さまざまな場所に取り付けやすい。
- ●どれくらい開閉するかを自由に調節できる。
- ●窓を開けたままにできるので、ベランダや庭などへの出入りに便利。
- ●シャッターや雨戸、格子、ルーバーなどを重ねることも可能。
縦すべり出し窓
縦方向を軸にして、外側に開く窓です。
- ●開けた部分が風を受け止めて、室内に風を誘導できる。
- ●自由な位置で止められるので、通風量を調整しやすい。
- ●90ºまで開くので、室内から窓の外側を掃除しやすい。
横すべり出し窓
横方向を軸にして、外側に開く窓です。
- ●雨の日に窓を開けても、室内に雨が入り込みにくい。
- ●開けた部分が外から見えづらいので、曇りガラスなどにすれば、プライバシーを守りながら換気できる。
- ●水平まで開くので、室内から窓の外側を掃除しやすい。
FIX窓
開閉機能がない、採光・眺望を目的とした窓です。
- ●すっきりとした見た目で、景色を切り取るのに効果的。
- ●円形や台形など形状の自由度が高い。
- ●他の窓と組み合わせて、採光・眺望用に使われることも多い。
上げ下げ窓
上側の障子は動かずに、下側の障子が上下に開閉する窓です。
- ●洋風な外観と相性がよい。
- ●ストッパーを解除すれば、室内から窓の外側を掃除しやすい。
ルーバー窓
羽根状のガラスを回転させて開閉する窓です。
- ●ハンドル操作でガラスの角度を自由に調節可能。
- ●換気・通風に便利で、ニオイや湿気がこもりやすい水まわり空間に使われることが多い。
- ●雨の日でもガラスの角度を調整すれば、室内に雨が入り込みにくい。
天窓
屋根に設置する窓で、トップライトとも呼ばれています。
- ●壁に設置した窓の3倍の採光量が得られる。
- ●熱い空気が高い天窓から抜けて、無風時でも風の流れをつくれる。
- ●隣家の視線を気にせず、採光・通風ができる。
- ●手が届かない位置の場合は、電動で開閉するタイプも。
高所用横すべり出し窓
高所に横長に配置する横すべり出し窓です。
- ●低い場所の窓より採光・通風に優れている。
- ●隣家が近い場合も、外の視線が気にならない。
- ●高所につけるため、泥棒が入りにくい。
- ●チェーンで開閉するタイプと、電動タイプがある。
- ●手が届く位置ならハンドルでも開閉できる。
テラスドア
レバーをひねって押して開く、ガラスの組み込まれたドアです。
- ●バルコニーや中庭などに出入りするのに最適。
- ●大きなガラス面からたっぷり光を採り入れられる。
勝手口ドア
レバーをひねって押して開く、カギを閉めたまま換気もできるドアです。
- ●キッチンや洗面所など湿気がこもりやすい場所におすすめ。
- ●上下の障子が開いて、スムーズに換気が可能。
内倒し窓
窓の下側を軸にして、室内側に倒して開く窓です。
- ●内側に開くので、室外スペースを気にせず設置できる。
- ●小雨程度なら、室内に雨が入り込みにくい。
- ●開けた部分が外から見えづらいので、曇りガラスなどにすれば、プライバシーを守りながら換気できる。
外倒し窓
窓の下側を軸にして、室外側に倒して開く窓です。
- ●開放用の引手を引くと外側に倒れる排煙仕様の窓。
- ●復帰用の引手を引いて、手元で閉めることができる。
ドレーキップ窓
ハンドル操作で「内倒し」と「内開き」の2 パターンの開け方ができる窓です。
- ●「内倒し」は、小雨程度なら室内に雨が入り込みにくい。また、曇りガラスなどにすれば、プライバシーを守りながら換気できる。
- ●「内開き」は、室内側に大きく開くので窓の外側も掃除しやすい。
- ●気密性が高く、熱漏れ・音漏れが少ない。