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KNOWLEDGE冬の換気効率を高める
3つの窓テクニック

密室回避の観点から多くの人が意識するようになった「換気」。寒い季節になってくると、どうしてもおろそかになりがちですが、ウイルスが蔓延しやすい季節だからこそ、きちんと心がけたいもの。この冬を健やかに乗り切るために、ぜひ参考にしてください。

室内の空気は外の空気より汚れている?!

空気汚染というと、排気ガスやPM2.5など屋外の空気をイメージされる方も多いのではないでしょうか? 厚生労働省の調査によると、窓を閉め切った室内の空気は屋外よりも最大7倍も汚染されていることがあるそうです

※厚生労働省による平成 25 年度夏期室内空気全国実態調査における 12 種の VOC の室内・屋外中央値を基に算出。

室内の空気は外の空気より汚れている?!

空気は目に見えないので、なかなか実感が持てませんが、室内の空気中に浮遊している汚染物質は、ウイルスや細菌だけでなく、二酸化炭素、一酸化炭素、揮発性有機化合物、ホルムアルデヒド、アレルゲン(ダニ、カビ、花粉等)も含まれます。換気によって室内の空気と外の空気を入れ替えることで、健康に影響を与える汚染物質を外に排出したり、薄めることが期待できます。

正しく換気すれば、5〜10分でOK

正しく換気すれば、5〜10分でOK

窓を開けて換気をするときの目安は、1時間に5〜10分程度といわれています。ただし、これは風の通り道をしっかり確保していることが前提。冬は、窓を長い時間開けておくことで室温が低下し、体調を崩す要因にもなりかねませんので、下記の3つの窓テクニックを参考に効率的に換気するように心がけてください。

換気効率を高める3つの窓テクニック

1

風の入口と出口をつくる

窓を開けて換気するときのポイントは、1カ所だけでなく、2カ所の窓を開けること。風の入口と出口を設けることで空気の通り道が生まれ、より効率的に換気できます。換気シミュレーション動画を見れば、その効果の違いが一目瞭然です。

風の入口と出口をつくる
  • ・使用ソフト:Flowdesigner/株式会社アドバンスドナレッジ研究所
  • ・住宅モデル:自立循環型住宅 パッシブ標準プラン
  • ・住宅断熱仕様:平成28年省エネルギー基準 Ⅵ地域適合レベル
  • ・気象条件:標準年拡張アメダス気象データ2010年版 東京

2

窓が1カ所しかない場合は扉を開ける

部屋に窓が1つしかない場合でも、部屋の扉を開けることで、窓と扉の間に空気が流れます。また、扇風機を窓の外に向けて使用することで、室内の汚れた空気が外に排出されやすくなります。

窓が1カ所しかない場合は扉を開ける

3

家全体を大きな部屋と考える

たとえば、マンションなどで窓が一方向にしかない場合、バルコニー側の窓を開き、室内や廊下の扉をすべて開けて、防犯に配慮しながら玄関のドアを開ければ、各部屋に新鮮な空気を行き渡らせることができます。

家全体を大きな部屋と考える