「お庭とライフスタイルの在り方を考える」の座談会(後編)

エクシオール座談会

あなたらしい理想のお庭とは?
参考事例で見るお庭の活用術。

「お庭とライフスタイルの在り方を考える」座談会(前編

「お庭とライフスタイルの
在り方を考える」の座談会(後編)

参加者 Profile

※上部写真の左から紹介

Kさん(主婦)50代

築15年の戸建てに夫と暮らす。3人の子どもがいる。花を育てるのが趣味。ガーデンルームの設置を検討中。

Aさん(会社員)40代

夫とマンションに暮らす。戸建てを検討中。都内の実家には庭を所有。

Tさん(主婦)50代

築19年の戸建てに夫と2人の子どもと暮らす。庭いじりが趣味でKさんとはご近所仲間。

集まっていただいた人生経験豊富な3人に
「お庭についての様々」な意見を自由に語っていただきました。
家事から派生する困りごとや現実的な視点も
…鋭い意見の数々をご紹介します。

みなさんの考えるお庭の理想像

みなさんの考えるお庭の理想像

T:もし広い庭があったら、自給自足の生活をしてみたいですね。玄関も使わず、庭から直接家に入れるような暮らしが憧れです。

K:私も実家にいたときは、縁側から入ったりしていましたね。

T:昔は玄関というのは特別な人が入るところでしたよね。御用聞きの人が来たり。縁側はいろいろなコミュニケーションを行う場所であったと思います。これは縁側とは少し違うんですが、サンルームを玄関代わりに使っているお宅をこの前見かけたんです。靴がわーっと脱いであって。それを見ていいなと(笑)。

K:昔ながらですね。

T:「お入りになってお茶をどうぞ」というのはお互いに気を使うものですが、縁側でお客様が靴を履いたままお茶を出すという形なら気軽ですごくいいですよね。そういうお付き合いができたらなと思います。縁側って、すごく使い勝手のいい場所な気がします。

K:縁側はいいですよね。私も昔、枕だけ持って、昼寝をしていました(笑)。庭に開かれた多目的な空間で。座布団を干したり、近所の人がよく腰掛けていたり。母がよくおしゃべりしていたのを思い出します。昔はインターホンもなくて、例えあったとしても押すことなく呼び掛ける時代でしたよね。

A:今はセキュリティの問題が取り沙汰される時代ですから入っただけでブザーが鳴るお宅もあるかもしれません。現実的に屋根がある庭があれば、人を呼んだときにも便利に使えそうです。近所のお茶飲み仲間を集めて、昔の縁側のように気軽にお話がしてみたいですね。

みなさんの考えるお庭の理想像の事例紹介

ライフスタイルで変化していくさまざまなお庭のかたち

ライフスタイルで変化していくさまざまな庭のかたち

T:庭って、家を建てたときが完成ではなくて、ライフスタイルに合わせて変わっていくものなんだなと実際に住んでみて思いました。事例を見ると、家のリフォームと合わせて実現できそうなアイディアもたくさんありそうです。在来工法のお宅なのに、京都のお寺のようにリノベーションしたり、ウッドデッキを広く作ってアレンジしていたり。ウッドデッキがあれば、体が不自由になっても、雨の日でも気軽に外の空気を味わうことが出来ますね。

A:ライフスタイルに合わせて変わっていくというお話、すごくわかります。仕事をリタイアした父は、趣味もないような人だと思っていたのですが、今やトマトやゴーヤを植えるようになって、夏になると「これが庭で採れた野菜だ」と出してくれるんです。小さいスペースでも何かを育てるって楽しそうだなと思いました。ホームセンターに行く姿が生き生きしていましたし(笑)。自分の役割と思って手間をかけると、家や庭への愛着も沸くような気がしますね。

T:そうですよね。

A:あと、玄関周りはやっぱり大切だなと思います。玄関の近くがきれいなら、印象が良くなりますよね? 将来庭を持てるなら、玄関までの間にグリーンや素敵なしつらえを作りたいと思っています。

K:玄関周りが素敵だと、家自体もすごく気持ちがいいですよね。我が家も玄関だけでももう少しきれいにできたら、どんなにいいかなと(笑)。

T:見せたくないものを上手に人目から隠す仕組みもあれば助かりますね。

A:今回、みなさんとお話したり事例を拝見したりして「これも庭なんだ!」という初めての感覚やヒントがたくさんありました。こういう使い方もアリなんだ…と。庭=ガーデンルームのイメージが、私の中にはなかったので今後、検討してみたいと思っています!

ライフスタイルで変化していくさまざまなお庭のかたちの事例紹介