フェンス、塀のプランニングを検討する際に必要な知識をご紹介します。
溶かしたアルミを押し出して形成する、直線を基調としたデザイン。シャープで洗練されたイメージで住まいを包みます。
溶かしたアルミをデザインの形に流し込んで形成。植栽と調和するタイプが多く、個性的な門まわりをつくることができます。
耐候性のある木粉入り樹脂を採用したフェンス。独特のディティールをもち、門まわりを個性豊かに演出します。
スチール線材を基調とした汎用性の高いデザインのフェンス。開放感があり、風通しがよく、敷地内の植栽を引き立てます。
タイル張り
レンガ積み
化粧ブロック積み
自然石張り
コンクリート打放し
吹付(洋風)
生垣
隣地や道路との境界から、建物までの距離(離れ寸法)によって、塀の仕様は限られてきます。スペースに合せて検討するとともに、プライバシーの確保や防犯という視点から、仕様を見直すことも必要です。
通行スペースを最優先で確保し、フェンスに防犯やプライバシー保護の機能をもたせましょう。
フェンスでプライバシー保護や防犯に対応し、植栽で街並みに彩りを与えましょう。
生垣を設ければ、防犯とプライバシー保護の効果を高め、街並みに緑の彩りを与えることができます。
家や庭でくつろぐためには、外から覗かれないように視線をカットしたり、周辺の景観の見え方をうまくコントロールする必要があります。 道路や隣地と自宅の庭を分離させるフェンス、塀、生垣の高さを決めるときには、見られたくないものは隠し、見たい景観は借景できるように、つねに視線を忘れずに計画しましょう。
1.フェンス・塀
防犯やプライバシー保護としての機能。
2.生垣
道路からの目隠しや室内からの背景としての緑になる。
3.高木・中木
街並みに変化を与えると共に室内からの背景としての緑になる。
住まいと外部の境界を、さまざまな表情と目的で仕切るのが、フェンスと塀。その中でも「プライバシーを保護したい」という方に、目隠し効果のあるフェンスをいくつかご紹介します。
隙間のないアルミのパネルを並べ、完全に視線を遮るタイプ。
フェンスAB TM1型
フェンスAB YM1型
ブレードに斜めに角度をつけて、視線を遮りながら採風できるタイプ。
フェンスAB YL1型
サニーブリーズフェンスM型
隙間を細くしたり、格子を厚くして斜めからの視線をカットしたりして視線をゆるやかに遮るタイプ。
木樹脂フェンス5型
フェンスAB TS1型
光を通すパネルを採用し、視線を遮りながらほんのりとしたシルエットが見えるタイプ。
フェンスAB YT1型
サニーブリーズ S型
隣地や道路の境界部分に施す生垣で、プライバシーの保護が可能になるのは、人間が立ったときの視線の高さ1.5〜1.8m程度で低い視線を遮ることができます。
これを超えるに従い、外に対しては圧迫感が増し、内に対しては見晴らしの低下、また日照の低下などの傾向が現れます。逆に低くなると、プライバシー保護機能は低下します。
また相手の視線の直前にこの高さを設定できれば、2階部分のプライバシー保護も十分可能です。
こちらの視線に近づくと、相手をみないですむという効果が強くなります。
ある程度防犯効果を出しながら、かつ見た目にやさしいソフトな印象を与える植栽テクニックです。
トゲのある樹種を生垣に使用したい時には、カラタチやヒイラギなどを選ぶとよいでしょう。
これは、猫などの動物の侵入を防ぐために昔から行われていた植栽です。
植付間隔は、1mに2.5本から3本、高さは1m以上を確保します。
フェンス+トゲのあるツルもので、樹種はツルバラなど。
高さは最低1.5m以上確保します。
生垣だけでは防犯面が心配なら、メッシュフェンスの設置がおすすめです。
侵入者を防ぐ効果があり、さらに日当たりや風通しが良いので生垣の生育を妨げません。
・おすすめフェンス
大都市圏では、戸建ての敷地面積は40〜50坪が一般的になってしまいました。そうした住宅の裏側のエリアでは、生垣に必要なスペース1.2〜1.5mすら取れないことがしばしばでしょう。
こうした狭い場所で効果を発揮するのが、フェンスとツタ類による代用生垣です。
ネットフェンス+ツタ類の厚みはおよそ10cmと、かなり薄くできます。しかも刈り込みなどのメンテナンスも必要ありませんから、実質30cm程度のスペースがあれば充分です。省スペース化して花壇スペースを設けたいという場合などにも有効なテクニックでしょう。
最近では、ヒートアイランド現象の解消にも、生垣が注目されるようになってきました。
ハイグリッドフェンスN1型
エコリス メッシュパネル