間取りやレイアウトが決まったら、キッチンの基本構成を確認し、高さと収納タイプを決めましょう。キャビネットの高さや収納は、キッチンの使いやすさに直結します。長時間キッチンに立っても身体に負担がかからないよう、納得できるまでプランを練ってください。
システムキッチンは、ワークトップ、キャビネット、機器など、自由に選べるさまざまなパーツで構成されています。
特長として、ワークトップが一体でお手入れしやすい。サイズが豊富で、さまざまな間口やレイアウトに対応できる。キャビネットの種類が豊富で機能も選べる。コンロやオーブン、食洗機も一体にしてすっきりしたキッチンが作れる。扉の色やデザインが豊富。・・・などがあげられます。
※ワークトップ、加熱機器などの選び方は、「キレイ、長持ち、使いやすい!キッチンの機器の選び方」でご紹介しています。
システムキッチンでは、ワークトップの高さが選べることをご存知でしたか?
身体に合わない高さは、疲労の原因にも。自分に合った高さはショールームでの確認がおすすめです。
作業しやすい高さは、目安となるサイズを計算式で確認できます。
[身長(cm)÷2+5cm]
LIXILのシステムキッチンは、お一人お一人に楽な姿勢でお使いいただけるように、様々な高さをご用意しております。
※図はリシェルのバリエーションです。
料理で使う道具をしまう収納ですから、取り出しやすさと収納量は、キッチンの使いやすさと密接な関係にあります。「使う場所の近くに取り出しやすく」を基本に、しまいたいものに合わせてキャビネットを選びましょう。
鍋やフライパンなど火にかけて使う調理器具やオイル、調味料などを収納。
※間口45cmのキャビネット単体では設置できません。調理台用キャビネットが必要となります。
調味料類や小物類、乾物などを収納。シンクやコンロ脇にも設置できます。
ボウルなどシンクで使うものや、包丁など下ごしらえで使うものを収納。
火にかけて使う鍋やフライパンなどの道具やレードル類など。
いろいろな形の小さな道具や乾物や缶詰などの保存食品、オイルや液体調味料など。
包丁、まな板、ラップ類、ボウル、ザル、バット、計量カップなど、下ごしらえやシンクで頻繁に使う道具など。
事前に、お使いの調理道具のサイズと量をチェックしましょう。
しまうだけの収納と思われがちな吊戸棚も、アイデア次第で日常使いに。豊富なバリエーションの中から、収納したいものや調理スタイルに合わせて、使いやすい組合せを選びましょう。
ウォールユニットの間口は、キッチン全体からレンジフードの間口を引いたサイズです。
キャビネットの高さや扉のタイプ、欲しい機能などをチェックして組み合わせます。アイレベル機能付きを選ぶ場合は、調理スペース上は調味料などの置き場所に、シンク上は仮置きや水切りのスペースにすると便利です。
窓を大きく取りたい時は高さ60・50cmが適しています。収納量を優先したいときは高さ90cmをお選びください。
※躯体条件や使用する窓の規格などにより、設置可能な窓の大きさは異なります。事前にご確認ください。
※キャビネット寸法は外形寸法になります。
調理の作業中、自然と目に入ってすぐ手が届く場所、そこがアイレベルです。そんなキッチンで一番使いやすいアイレベルを、有効に使いこなせるアイデア機能が揃っています。
よく使うものが目の前に揃っているから、必要な時すぐ取り出せて、使い終わったらそのまま戻せます。
カウンターが作業のためだけに使えるから、調理途中にものを出し入れしたり、スペースをつくる手間が省けます。
いままで横に動いた作業が、縦の動作でできるから、あちこち歩き回らなくてもスイスイ作業が進みます。
使った後キャビネットの中に隠せて、普段はスッキリ片づいたキッチンになる、アイレベル機能付きのキャビネットがおすすめです。
使用する道具の数やサイズ、使用頻度を考えて、使いやすいキャビネットをお選びください。
よく使う調味料やキッチンペーパー、ラップ類などの収納に便利。
後から使う食材や調理道具の仮置きに。下段は水切りもできます。
スイッチバーを押すと自動で昇降。収納棚と水切棚が選べます。
カスタマイズ例をご紹介。自在な組合せで、さまざまな調理スタイルに対応します。
ポケットとパレットの組合せ。使いやすさのバランスがいいアイレベルの基本型です。
クイックポケット+クイックパレット
食器を水切りしてそのまま収納できるオートダウンウォール・水切棚タイプを組合せ。
クイックポケット+オートダウンウォール・水切棚タイプ
自由に使えるスペースがたくさん欲しいという場合はクイックパレットを2つ並べて。
クイックパレット+クイックパレット
調味料をたくさん使われる場合は、オートダウンウォールとの組合せが便利。
オートダウンウォール+クイックパレット
オートダウンウォールを2つ並べて、収納にもアイレベルにもフル活用。
オートダウンウォール+オートダウンウォール・水切棚タイプ