下の図は「電気泳動法※」という試験方法で、各環境アレルゲン(スギ・ダニ・カビ・ヒノキ・ブタクサ・ネコ・イヌ・シラカバ)への効果を検証した結果です。 各アレルゲン溶液を「アレルピュア」と「通常タイル」に接触させると、「アレルピュア」では各アレルゲン由来のバンドが薄くなったり消える一方で、「通常タイル」では残っているのが確認できます。このことから、各環境アレルゲンの成分が低減していることがわかります。
※電気泳動法:アレルゲンであるタンパク質を構成している物質を、分子量順に並べる方法
[試験方法]
試験方法:通常タイルとアレルピュアの試験体に、アレルゲン溶液を滴下し、一定時間後にその溶液を回収します。回収した溶液を電気泳動法※で分析します。
*試験機関:積水マテリアルソリューションズ株式会社
所定の条件における試験結果であり、保証値ではありません。
*アレルピュアは、本製品と接触した環境アレルゲン(ダニのフンや死がい・スギ花粉などに含まれるアレルゲン)の働きを抑制する商品です。
空気中の環境アレルゲンを収集・抑制する効果はありません。また、アレルギー症状が改善するなどの効果を保証するものではありません。
高さとネコアレルゲンの関係
ネコアレルゲンは、軽くて舞いやすいことが知られています。調査の結果、天井近くの壁面に付着しているネコアレルゲン量が、床近くの壁面に付着しているネコアレルゲン量の7割程度も存在している箇所がありました※。
※環境アレルゲンinfo and care 株式会社 白井秀治・LIXIL 調査結果
[調査日] 2018年8月
[調査内容]
ネコを飼育されている埼玉県の一家庭にて、壁に付着しているホコリを掃除機で採取し、そのホコリに含まれるネコアレルゲン量を測定しました。
私たちの身の回りには、ダニやカビ、花粉、ペットなど、アレルギーの原因となるものが存在することがあります。 春から夏は、住まいの中のダニが増えやすく、埃の中にダニの糞も増えていきます。そして秋から冬には、寿命を迎えたダニの死骸も部屋の中に残ります。屋内外のカビも春から秋は多い時期です。
また冬場でも気密性・断熱性の高い室内で、暖房や加湿を過度に行うと、ダニやカビが繁殖しやすい状態となることもあります。屋外では、スギやヒノキ、雑草のブタクサ、一部地域ではシラカバなど、春から夏、秋と様々な花粉が飛散し、住まいの中に入り込むこともあります。
ペットを室内で飼育している場合には、ペットのフケや毛が室内に広がります。一年を通してこれらへの対策を行うことは大切なことだと考えられます。
白井秀治(しらいひではる) 環境アレルゲンinfo and care 株式会社 代表取締役
室内環境アレルゲンとその対策の専門家。NPO 東京アレルギー・呼吸器疾患研究所に所属し、環境アレルゲンの評価や対策に関わる研究等の学術活動も行う。
テレビ出演や新聞取材記事多数。
ネコアレルゲンは天井付近の壁面にも多く存在しているなんて…知らなかった! 浮遊しやすいネコアレルゲンの対策には、壁の高い位置までアレルピュアを張るのがおすすめってことですよね。ネコやイヌ以外にも様々な環境アレルゲンへの効果が実証された「アレルピュア」、どこに張ろうか迷いますね。