お客さまの声ー私たちが理想に思うトイレ空間:大阪府 Oさま邸

お客さまの声

大阪府 Oさま邸

大阪府 Oさま邸

設計・施工:谷口工務店さま/デザイン:清水香
「これからの20年を見据えて、掃除も楽しくなるような、明るくきれいで気持ちのいいトイレになれば」と語っていたOさん夫妻。

ついにリフォームが完成し、階段下のトイレは明るく、ヨーロッパの小部屋を思わせる洗練された空間に。
快適に過ごすための工夫と暮らしを豊かにする美しさにあふれていました。

リフォーム前に訪れたのは夏の終わりごろ。
築33年、二世帯住宅の2階に住むOさん夫妻は、これからの20年を生き生きと暮らすため、両親が住んでいた1階をリフォームすることに。

あれから約2ヶ月、ついに完成したという。さわやかな秋風が心地よい季節に再び訪れると、ご夫妻が満面の笑みで出迎えてくれた。

一緒に訪れたラグジュアリー住宅誌『モダンリビング』のパブリッシャーである下田結花さんも「お二人の表情に満足感が表れていますね」と笑顔。

「新築はゼロをプラスにする作業ですが、リフォームはマイナスをプラスにする作業。これまでの問題点や変更すべき点がわかっているからこそ、リフォームは達成感と充実感を感じられるのです」

トープがモノトーン空間のアクセント

玄関を入り、階段の隣にあるのがトイレ。
扉を開くと、白とグレーを基調にした洗練された空間が広がっていた。

正面の窓には白いウッドシャッターがあしらわれ、濃い茶色だった窓枠や既存の収納扉も白に統一。
階段下を利用したニッチにはあえて濃い色のブラウンの壁紙を張ってディスプレイスペースとし、オブジェを飾っている。

壁にはモノクロ写真が掛けられ、テーマである「ヨーロッパの小部屋」を訪れたかのようだ。
「まるで美術館のようですね」とご主人。奥様も「提案を見て素敵だなとは思っていたのですが、想像以上です。明るくさわやかで、階段下の空間とは思えません」と驚きを隠せない。

その空間で、アート同様に存在感を放っているのがノーブルトープの「サティスGタイプ」。

「トープはヨーロッパの伝統色の一つで、赤みのあるベージュは空間に温かみを添えてくれます。マットな質感はまるで革張りのソファのよう。これまで便器は主張させない存在でしたが、こんなに素敵な色とデザインならトイレ空間の主役になります。一見コーディネートが難しいカラーにも思えますが、空間全体をモノトーンでニュートラルにまとめることでトープを引き立てることができます」と話すのは、トイレのコーディネートを担当したインテリアデザイナーの清水香さん。

なめらかなカーブを描くデザインはスタイリッシュでありながら裏まで掃除がしやすく、機能とデザインの両方を兼ね備えている。

トープがモノトーン空間のアクセント

これからの20年を見据え、バリアフリーも重要なテーマの一つだった。

以前は内開きの扉だったが、軽く開閉でき場所も取らない回転扉に変更。
動作スペースに配慮し、手洗器は奥行き16pとコンパクトで、カウンターとキャビネットが付いたタイプを採用。利便性や収納力も高まった。

カウンター上にはハンドソープやペーパータオル、キャビネットにはちょっとした掃除道具も収納可能。
自動水栓なので止め忘れの心配もなく、吐水と同時に手元を照らしてくれるのも便利だ。

トイレ本体も自動でフタの開閉や洗浄を行えることを生かし、トイレ内での動作がタッチレスで完結できるようにしたことも、これからのトイレで考えておきたい大切なポイントだ。

「母の介護のときに感じましたが、介助のためにトイレの周囲はできるだけ広い方がいい。私たちも長く元気に過ごしたいとは思っていますが、先のことをきちんと考えておくことも重要だと思いました。このトイレなら安心して過ごせそうです」と奥様。

トープがモノトーン空間のアクセント

トイレがキレイにしておきたい場所に

トイレがキレイにしておきたい場所に

Oさん夫妻の悩みでもあった、うす暗くジメジメとしたトイレの印象を解決してくれるのが、壁の一面に張られた石積みの風合いを再現したタイルだ。

「これは『エコカラット プラス』という脱臭と調湿効果のあるタイルで、住み手の方から使ってみたいとリクエストの多い素材です。色柄やサイズのバリエーションが豊富なのでトイレだけでなく、リビングや寝室などの居室でも人気。1年を通じて湿度を調節してくれるためとても快適で、Oさんご夫妻も住むほどに実感してもらえると思います」と清水さん。

さらに大理石調のモザイクタイルが華やかさを添えており、座った際の目線の高さにボーダー状に入れることで奥行きも感じられるように。

「小さなスペースだからこそ、ちょっとした工夫が生きてきますね」と下田さんも感心する。「サンプルで見たときは、もっとキラキラするのかと想像していましたが、控えめな輝きで好感がもてますね」と奥様。

「艶感があると清潔感も生まれます」と清水さんも説明を加える。
マットな「エコカラット プラス」とモザイクタイルの艶感が互いを引き立て合い、大理石調の床の素材ともマッチしている。

「掃除がしたくなるような気持ちのいい空間に」という奥様の希望にも、「エコカラットプラス」は一役買っている。

「エコカラット プラス」の脱臭・調湿効果と、トイレ本体のプラズマクラスターイオンによる除菌・消臭効果を組み合わせることで、臭いや結露を心配せずに過ごせる空間になっているのだ。

「安心してお客様をトイレに案内できるのがうれしいですね。かつてトイレは掃除が億劫な場所の一つでしたが、こんなに快適に過ごせる空間なら常にキレイにしておきたい。臭いや結露が気にならないうえ、汚れもつきにくくサッと拭けるので、掃除が楽しくなりそうです」と奥様もうれしそう。

その言葉に「たぶん私の当番になるかな(笑)」とご主人がすかさず答え、和やかな笑いを誘う。

「トイレ本体からメロディーも流れるので、優雅な気分でついつい長居をしてしまいそうです。リフォームを考えるとき、トイレは後回しになりがちですが、毎日使う場所が快適なのはとても重要なこと。居室のような仕上がりなので、一つ部屋が増えたような気分です。トイレの完成度のおかげで、全体のリフォームの満足度もぐっと上がりましたね」

家具も映える明るいLDK

1階は応接間と寝室、ダイニングキッチンと細かく壁で仕切られていたが、壁や押し入れなどを取り払って、広々としたワンルームのLDKに変更。

リビングからキッチンまで見通せるようになり、1階をぐるりと回遊できるコンパクトな動線なので、実面積以上に広く感じられる。
壁をなくしたことで光が部屋の奥まで入り、フローリングのメープルも明るくさわやかだ。

珍しいのは、ダイニングキッチンとリビング間にもう一つの居場所があること。かつて和室の寝室だったことをまったく感じさせない洗練された空間だ。

ここの主役は、奥様がずっと欲しかったというイタリアのポラダのダイニングテーブル。
下田さんも奥様のセンスに感嘆する。「ダイニングキッチンとリビングの両方から見える場所なので、どの角度からも美しい彫刻のようなデザインがピッタリ。ダイニングの他にこういった場所があるのはとても贅沢ですね」

リビングは一面に大谷石を貼り、ダイニングキッチンとは異なった雰囲気に。
来客時はリビングの引き戸を閉め、暮らしのシーンに合わせて使い分けられる。

問題だった冬の寒さも断熱材で1階をしっかりと包み、窓は真空複層ガラスに変えて、LDKに床暖房を設置することで解決。これから迎える寒さの厳しい冬も温かく過ごせるだろう。

住まいが美しく快適に生まれ変わり、Oさん夫妻も「これからの暮らしが楽しみ」と笑顔で顔を見合わせる。
「どんな風に過ごすかを想像するだけでワクワクします。住まいが変わると、気持ちもこんなに前向きになるんですね。リフォームして本当に良かったです」

家具も映える明るいLDK

撮影/名和真紀子 取材・文/植本絵美

【こちらの物件の詳細は動画でもご覧いただけます】

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機能のお気に入りポイント

  • ラクふきフォルムラクふきフォルム
    凹凸がなくつるっとしているので、汚れもサッとひと拭きで落とせるお掃除ラクラク形状です。
  • 鉢内除菌鉢内除菌
    プラズマクラスターイオンが水のかからない便座裏や便器内のすみずみまで行き渡り、浮遊カビ菌や付着菌を除菌します。また、においの元となる「におい原因菌」を除菌することでにおいの発生をおさえます。
  • リラックスミュージックリラックスミュージック
    着座すると自動で音楽を再生。心地良い音楽でリラックスできます。

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