新商品イベント特別企画「LIXILの商材を使って、私だけの心地の良い空間をコーディネートしよう!」にて、クラフトキットを使ってミニチュア空間の作品を募集しました。
たくさんのご応募をいただいた中から、私たちLiving Deli編集室が「この素敵なコーディネートを再現してみたい!」と一番に思った作品をご紹介します。
▶ミニチュアキット インテリアコーディネートコンテストについてはこちらの記事をご覧ください。
作品テーマ「クリムゾンと。動物たちと。ヴィンテージ風家具と。」
こちらの写真が実際に作っていただいたクラフトキットの作品です。このコーディネート空間を考えていただいたのは、RoomClipユーザー Room No. 5639087 NEKOさん です。
こちらの作品を見た瞬間、「このコーディネートを再現したらおもしろそう!実際にどんな空間になるんだろう?」と惹きつけられ目を奪われました!そして、さっそくミニチュア空間を再現すべく準備を進めました。
一軒家からマンションへミニマムに生活をシフトする60歳前後の夫婦の暮らし
選べるドアは「ラシッサD ヴィンティア」のグレージュエルム。床材は「ラシッサDフロア」のグレージュエルムFをセレクト。(全てLIXIL製品)
こちらの写真がミニチュア空間を実際に商品を使って再現した空間です。
NEKOさんが作品を作る際に意識したペルソナは、“子供も独立し、一軒家からマンションへミニマムに生活をシフトする60歳前後の夫婦”。
再現した空間からも、落ち着きのある上品なご夫妻が暮らしている様子が想像できます。
部屋の雰囲気は、「ヴィンテージ」「自然素材」「経年変化」「クラフトマンシップ」をキーワードに考えられています。上質で人にも動物にも、心地よく過ごせる空間づくりを目指したそう。
ドアや床、家具を選んだポイントについて、NEKOさんにお伺いしたのでご紹介します。
動物たちとの時間を大切にしたい過ごしやすいリビング
NEKOさん:「『グレージュエルムF』の床材は、一番明るく白っぽい印象で広さを感じるが汚れも目立ちにくそうという利点から選びました。フローリングに合わせたやわらかな印象の『グレージュエルム』のドア。ガラスは、視界が見えづらく、光は入り、映り込みの少ないエッチングガラスにして、装飾モールでメリハリとアクセントをつけました。」
グレージュエルムのドアに合わせたハンドルは、落ち着きのある艶感でクラシックな装いのブラスゴールド色。とても上品さを感じる組み合わせですね。
ソファ:CULTORA SOFA(※現在販売していません)、チェスト:ALICE CHEST、センターテーブル:Sage desk(全てCRASH GATE)
NEKOさん:「ソファは、家具のボリュームを感じにくいライトグレー&北欧ヴィンテージのシンプルなデザインを選びました。人にも動物にも過ごしやすそうですよね。前面の印象がニレ古材使用のヴィンテージ感を感じる飾り棚としてのチェスト。デザイン性の高い遊び心あるすべて違う把手は、『センターテーブルの把手』と似た雰囲気。床材とも相性が良さそう!どうしてもこの上にフクロウをのせてみたかった!」
フクロウ、再現空間でもご用意させていただきました!チェストの上にちょこんといるのがとてもかわいく雰囲気が出ています。
NEKOさん:「センターテーブルは、タグ付きの把手がアクセントになっていて、A4が入る引き出しにノートパソコンやiPadを入れて、メタルな質感やプラスチックな質感をきちんと収納できる引き出しが魅力です。ソファに座りながら映画などをノートパソコンやiPadで鑑賞するのにもすぐ出し入れしやすく好相性だと思いました。」
趣味の刺繍や食事を楽しむ風景が浮かぶようなダイニング
ダイニングテーブル:MERTZ DINING TABLE(※現在販売していません)、サイドテーブル:RIBBON SIDE TABLE(共にCRASH GATE)、ダイニングチェア:CHESTER CHAIR(ASPLUND)
NEKOさん:「『無垢の風合い』と『経年変化』も楽しめるダイニングテーブルがお気にいり。特に脚のデザインが好み。ここで刺繍したりアンティークミシンでテーブルクロスを作ったり、または友人とワイワイ美味しいものを持ち寄ったりとそんな風景が浮かぶような、どうしても入れたかった家具のひとつです。」
そのダイニングテーブルに合わせていただいたのは、クラフトマンが一つ一つ手作業で作る重厚感ある佇まいのCHESTER CHAIR。NEKOさんが選んだポイントとは?
NEKOさん:「ヴィンテージ加工されたレザーの質感や天然素材を使ったデザインに心惹かれるクラフトマンシップ溢れるチェア。『MERTZ DINING TABLE』と合わせてみたく、さらには脚が並ぶ連続性が美しく感じました。1番最初に決めて、クラフトした家具がこの椅子です。」
脚の形状が特徴的なダイニングテーブルと椅子を用い、そこに美しさを見出すNEKOさんのセンスが溢れています。
NEKOさん:「サイドテーブルは、観葉植物の台にしたり来客時の椅子代わりにしたり、アート作品のように横に使ってリボンのように見せたり!木材の質感が沢山ある中、ニレ材の『ALICE CHEST』と『RIBBON SIDE TABLE』のみ色合いがリンクすることで少し落ち着きを放つことができたら、と選んだ家具です。」
バラバラに見える家具や木材の質感や雑貨も実はよく見るとリンクしているコーディネート
NEKOさんに、全体のコーディネートのポイントを伺いました。そこには秘密がたくさん隠れていました!
■質感や色のリンク
1.「タッセルオブジェ」と「ダイニング下絨毯」のクリムゾン(濃く明るい赤色)カラー
2.「ALICE CHEST」と「RIBBON SIDE TABLE」のニレ材や色合い
3.「ALICE CHEST」と「Sage desk」の把手の雰囲気
さらに、ドアに合わせたブラスゴールド色のハンドルと相性がよいとのことで、クラシックな存在感のあるミラーをダイニングにコーディネートしていただいています。
■今回のコーディネートのポイント
テレビやスマホのスピーディーな情報もいいのですが、動物たちとの時間の大切さや、家具(雑貨)をメンテナンスしながら「経年変化」を見守り活かすこだわりを持ちたい。
もし自由に好きな家具とインテリア雑貨を心置きなく選んでみたら!
NEKOさんのコーディネートいかがでしたでしょうか?私たちも実際に空間を再現させていただき出来上がっていく段階で、NEKOさんのコーディネートの思いが見え、同じドアや床、家具を使っても様々なコーディネートができる奥深さも感じ、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
NEKOさんから今回のイベント参加にあたっての感想もいただいていますのでご紹介します。
NEKOさん:「『インテリアクラフトワーク』はミニチュアハウスを作る感覚で、小物も持ち合わせていたのでアレンジしては撮影〜!と凄く面白かったです。A4サイズの用紙で山折・谷折のシンプルな作りで家具を再現できるなんて!よく出来ている!と、ついつい本気でのめり込みました!
(何よりも雑貨好きですが)家族のインテリアの好みにより実際の部屋は、『シンプルでシャープな部屋』を現在は目指しています。そのため、今回のようなチョイスは自分では再現が難しく憧れます。この度、リアルで再現してくださることになり心より光栄で嬉しいです。
『もし自由に好きな家具とインテリア雑貨を心置きなく選んでみたら!』という心の深い部分を感じる貴重な時間でした。ありがとうございます、感激です!」
ミニチュア空間で、現実とちょっと離れた理想のお部屋を作る時間をとても楽しんでいただけたようで、私たちも嬉しく思います。
NEKOさん、ありがとうございました!
※ドアや床、家具以外の小物、雑貨等は、NEKOさんのクラフト作品に近しい商品をLiving Deli編集室で用意したため、Living Deliで販売はしておりません。
・撮影:山田 健司