どんなに狭いスペースであっても、工夫次第で魅力的な門まわりを演出できます。エクステリアは「飽きたから」といって、簡単に取り替えることはできません。建物の設計段階からしっかりと計画しておくことが満足への第一歩です。
玄関と道路の距離が短い場合、正面にステップをとるケースが多いと思いますが、これはいかがでしょうか。狭いことを強調してしまうばかりではなく、ドアが開いた時に道路から家の中が丸見えになってしまいます。
ポイントは、アプローチを横から上がるようにレイアウトすることです。そして玄関の正面には、目隠しのスクリーンを設置しましょう。
▲アプローチの動線を工夫し、コンパクトなファサードにゆとりと機能性をデザイン。
また、このようなお宅において、もう一つ問題なのが自転車置き場です。多くの場合、玄関付近に自転車をとめることになるのですが、見た目の印象が今ひとつです。
この場合は思い切って、アプローチと自転車置き場の間をスクリーンで仕切ってみましょう。そして隣地境界側から自転車の出し入れをします。
もちろんこのスクリーンは、玄関先と同じデザインのものでまとめることをおすすめします。高さの違うスクリーン同士でも、同じ高さにアクセントラインを入れることできれいに納まります。
さらに玄関先からアプローチ、自転車置き場へと連続した屋根を掛けられれば、雨の日でも快適に使えることはもちろん、エクステリアのボリューム感もアップします。