近年、廊下やリビング、子ども部屋などに「室内窓」を取り入れる方が増えています。
光と風を通し、開放的な空間を演出してくれる室内窓ですが、「どこに設置すべきか迷っている」「部屋に合うカラーがわからない」など、お悩みも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、室内窓の効果や役割、LIXILで展開している室内窓「デコマド」のラインナップをご紹介。
また「デコマド」は2024年6月に、より豊富なラインナップへと大幅リニューアル!その内容についてもお届けします。
- 目次
- 「室内窓」の効果と役割は?
- リクシルの室内窓「デコマド」。種類豊富で組み合わせ自在
- 木目調の新色や吹き抜けタイプも!「デコマド」がリニューアル
- リニューアル(1):木目調カラーが登場!全7色展開に
- リニューアル(2):吹抜け対応、コーナータイプ、格子付デザインが新登場
光と風を通し、空間の広がりを感じる。「室内窓」の効果と役割は?
デコマド:突出し窓(グレー・透明ガラス)
室内窓とは、部屋との間に取り付ける、文字通り室内に設置する窓のこと。
なぜわざわざ室内に窓を取り付けるのか?
室内窓の機能面でのメリットは、空間に「光と風を通すこと」にあります。
光が届きにくい部屋や廊下を明るく優しい空間に仕立ててくれる室内窓。開閉式の窓を選べば、風通しが良くなり換気の効果も高まります。また風を通すことで空調を家全体で効率よく共有することも可能。
空間をゆるやかに仕切りつつ、つながりも感じさせてくれるので、子ども部屋やワークスペースにもおすすめです。
デコマド(格子付):FIX窓(クリエラスク・チェッカーガラス)
機能的なメリットのある室内窓ですが、「お洒落な雰囲気を演出できる」という理由から、デザイン面で室内窓を検討する人も多いです。
◎室内窓は後付けできる?
室内窓は、リフォームなどで「後付け」することが可能です。ただし、建物の構造上、希望する場所に設置できないケースもあるので、施工会社と相談して進めてください。
また、窓を突き出すように開閉するタイプの室内窓を取り付ける際は、「どちら側に突き出すか」を事前に確認するようにしましょう。設置する位置や高さによっては、動線の邪魔になってしまうこともあるため注意が必要です。
リクシルの室内窓「デコマド」。種類豊富で組み合わせ自在
デコマド:FIX窓(プレシャスホワイト・透明ガラス)
デコマドとは、リクシルの室内窓のこと。室内に光と風を通し、開放的な空間作りに最適です。また、空間に奥行きや抜け感を生み出し、壁の代わりにデコマドで空間を仕切ることもできます。
2018年の発売以来SNSなどでも人気を得てきたアイテムですが、2024年6月にカラー・デザインともにリニューアル。これまで使っていただいた皆さんの声を反映し、より幅広い場所に使いやすくさまざまなインテリアに合わせやすい室内窓へと生まれ変わりました。
設置パターンは、壁の一部をくりぬいて窓にする「窓台設置」と、固定の間仕切りとして使用できる「床設置」の2種類。さらに、光のみを取り入れる「FIX窓」か、窓を開閉することで風と光を通す「突出し窓」から選ぶことができます。
ガラスのデザインは、カスミやアンティーク、モールなどの6種類からオプション料金なしで選択可能。
「視線が気になる」「プライベート感を高めたい」という場所には、透明以外のデザインがおすすめです。ガラスデザインは部分的に変えることもできるので、好みやライフスタイルに合わせて組み合わせできます。
窓枠のカラーはこれまでのブラック、ホワイトに加えてグレーや木目調カラーが仲間入りして全7色からお選びいただけます。
木目調の新色や吹き抜けタイプも!「デコマド」がリニューアル
2024年6月、室内窓「デコマド」は豊富なラインナップをご用意してリニューアル。
すっきりとしたノイズレスなデザインに進化し、「コーナータイプ」「吹き抜け対応」が追加。窓枠カラーには木目調を含む5種類の新色が登場します。
表面の仕上げを塗装加工からシートラッピング加工に変更し、空間により馴染む質感へと進化。デザイン面も細部まで追求してアップデートしています。
▼「デコマド」最新カタログ
https://webcatalog.lixil.co.jp/cgi-bin/openDetailBL.cgi?c=VU2900
リニューアル(1):木目調カラーが登場して全7色展開に
2024年6月のリニューアルでは、選べる窓枠カラーラインナップが全7色になって、選ぶ楽しみが増えました。新たに加わったのはニーズの高かった「木目調カラー」4色と、優しい雰囲気で和の雰囲気にもマッチする「グレー」。
デコマド:上段 突出し窓/下段 FIX窓(ナチュラルオーク・透明ガラス)
木目調は4色展開で、「ラシッサS」や「ヴィンティア」などのリクシル室内ドアと同じ色味なので、統一感のあるインテリアに仕上げやすい点が特長です。
リニューアル(2):吹抜け対応、コーナータイプ、格子付デザインが新登場
デコマド(ナチュラルオーク)
両側壁納まり×窓台設置 コーナータイプ
(A面)3列2段 +(B面)2列2段
本体
上段:突出し窓 / 透明ガラス
下段:FIX窓 / 透明ガラス
室内窓「デコマド」の使用シーンが増えたことから、L字で設置できる「コーナータイプ」と安全面を考慮した「吹き抜け対応」が追加されます。
「コーナータイプ」は、「仕切ったスペースをより明るくしたい」「開放感のあるスペースにしたい」という方におすすめ。
「コーナータイプ」では、1面につき最大3列まで「デコマド」を連装することができ、他のタイプと同様に、突き出し窓とFIX窓から選ぶことが可能。もちろん窓ガラスのデザインも自由に組み合わせることができます。
デコマド(ブラック)
両側壁納まり×窓台設置 1列2段
本体(格子付)
上段:突出し窓 /透明アクリルパネル(特別仕様)
下段:FIX 窓 / 透明アクリルパネル(特別仕様)
「吹き抜け対応」は、安全面に配慮した「アクリルパネル」をご用意。
これまでもご要望の多かった吹き抜けでの活用シーン。吹き抜けの壁に「デコマド」を付けることで、1階と2階につながりが生まれます。
デコマド(格子付):FIX窓(グレー・エッチングガラス)
さらに小窓として設置できる「格子付デザイン」も新登場。
省スペースでアクセントを入れたいときにおすすめです。また変化をつけにくい和室インテリアに取り入れるのも、障子や襖とはひと味違う演出としての新提案です。
▼リニューアルの詳細は「デコマド」の最新カタログをご覧ください。
https://webcatalog.lixil.co.jp/cgi-bin/openDetailBL.cgi?c=VU2900
「光や風を通したい」「空間を仕切りたい」と感じたら、デコマドにしちゃおう。
カラーバリエーションや設置可能な場所が増え、これまでよりもコーディネートしやすくなったリクシルの「デコマド」。
マンションや戸建ての間取りで、「暗いな」と感じるところや「空気がこもりそう」と感じる場所に、気軽に検討してみてくださいね。アイデア次第で自由に空間演出を楽しめる、「デコマド」のある部屋づくりをお楽しみください。
取材執筆:佐藤有香