空間を明るく広く演出!「ホワイト系」床材で作るインテリア事例【CRASH GATE mag】

空間を明るく広く演出!「ホワイト系」床材で作るインテリア事例【CRASH GATE mag】
CRASH GATE
CRASH GATE
インテリアショップ

全国に15店舗を展開するインテリアショップ。様々な価値観やトレンドを取り入れた、ちょっとの遊び心と実験精神を持った自由なものづくりと、多様なジャンルを組み合わせた個性豊かなスタイリングで提案しています。
・HP:https://www.crashproject.jp/

部屋の中で広い面積を占める床は、空間の印象を大きく左右する存在です。

好みのテイストに合わせるにはどんな床色が正解なのか?その選択肢は幅広く、ダーク系やブラウン系、ホワイト系、さらに木目調やストーン調などさまざま。悩む方も少なくありません。

今回は、豊富な床材の中でも、使いやすくどんなテイストにも調和してくれる「ホワイト系」床材について、その魅力をお届けします。

ホワイト系床材が人気の理由と「チェスナット」の魅力

リクシルの床材「ラシッサ Dフロア」チェスナットF

近年、明るい色の床が人気を集めており、ホワイト系やグレージュ系床材の需要が高まっています。

その中でも、木目の主張が強くない、さらりとした質感が好まれる傾向に。このようなホワイト系で穏やかな表情を持つ床材は、空間を明るく広く見せてくれる効果があります。

また、明るい色味の床は、「飽きにくく、どんなテイストにも馴染みやすい」ことが大きな特徴。さまざまなテイストと馴染むので、インテリアの好みが変わっても、床はそのままで、部屋の雰囲気を一新することができます。



インテリアレシピでCRASH GATEがご提案している2つのコーディネート。この両方で使用したのもホワイト系床材の「ラシッサ Dフロア」チェスナットFです。

ホワイト系に分類されつつも、白、グレー、茶色の3色を感じられるグレイッシュカラーなので、幅広いテイストに馴染みやすい床です。

主張が強すぎないため、ドア色を選ぶことも少ないでしょう。濃色系と淡色系どちらにも寄り添ってくれる、まさに自分好みの部屋づくりが叶う万能な床材だと思います。

記事後半では、床材「ラシッサ Dフロア」のチェスナットFをベースにして、【濃色系ドア】と【淡色系ドア】をそれぞれ合わせたコーディネートのポイントをお伝えします。

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赤いラグが主役!異なるテイストを組み合わせた「ボヘミアンインテリア」の作り方。

濃色系ドア×ホワイト系床材のコーディネート

ラタン家具で軽やかさをプラスした「アンティークインテリア」

ホワイト系床材に、濃色系のドアを組み合わせて「アンティークテイスト」に仕上げたコーディネート。

リクシルの室内ドア「ラシッサD ヴィンティア」のボトルグリーン
ドアは「ラシッサD ヴィンティア」ボトルグリーン(LIXIL)

濃色系ドアには「ラシッサD ヴィンティア」ボトルグリーンをセレクト。
クラシカルな色味やアンティークガラス、ドアノブのゴールドなど全てのパーツがこの空間の雰囲気を高めてくれています。



アンティークテイストの部屋づくりでは、重厚感のある「黒」と、経年変化を感じさせる「ゴールド」がキーカラーになります。

ラタン家具で軽やかさをプラスした「アンティークインテリア」

空間全体を俯瞰で捉えて、色味の足し引きをしながら収まりの良いポイントを探してみてください。

また、空間に「抜け感」を作ることも軽やかさを演出するためのテクニックです。
例えば、このインテリアの主役とも言えるダイニングのラタンチェア「SKAVE」は、木、ラタン、真鍮という3つの素材で構成されています。

「 DINING CHAIR SKAVE 」(NOWHERE LIKE HOME)
DINING CHAIR SKAVE 」(NOWHERE LIKE HOME)

しっかりと安定感のある佇まいですが、透け感のあるラタン素材が入っているため重さを感じません。さらに、コーヒーテーブルやダイニングのチェア「KAPELL」の脚部分のように、華奢なラインのアイテムをセレクトするのも空間全体の軽やかさが高まります。

「DINING CHAIR KAPELL」(NOWHERE LIKE HOME)
DINING CHAIR KAPELL」(NOWHERE LIKE HOME)

この空間には、木、ラタン、真鍮、大理石、ファブリックなど、さまざまな素材のアイテムが存在しています。異なる素材を同じ空間に置く際、意識したいポイントは「特徴となる部分を統一する」こと。

テーブル「MARBLE CENTER TABLE」、とソファ「DEPALAⅡ SOFA」
DEPALAⅡ SOFA」(RELAX FORM)MARBLE CENTER TABLE」(CRASH GATE)

スタンドライトとサイドテーブルの「脚の細さ」や、ダイニングチェアとサイドテーブルの「真鍮素材の質感」など、統一感があるもの同士を組み合わせることで、空間全体の調和が取れるはずです。

特にアンティークスタイルでは、経年変化したような「マットな光沢感」のゴールドで統一するとより本格的な雰囲気が表現できます。

【濃色系ドア×ホワイト系床材】その他の事例

小さな子どもがいても叶う。無骨すぎない柔らかなヴィンテージ空間
ドア:「ラシッサD ヴィンティア」チャコールブラック
床:「ラシッサ Dフロア」チェスナットF


ハイドアの存在感を生かし「黒と木」で追求するソリッド&ラフな空間美
ドア:「ラフィス」ブラック
床:「ラシッサ Sフロア」クリエアイボリーF

淡色系ドア×ホワイト系床材のコーディネート



ホワイト系床材に、淡色系のドアを合わせた「ボヘミアンスタイル」のお部屋。

赤いラグが主役の「ボヘミアンインテリア」
ドアは「ラシッサD ラテオ」チェスナット(LIXIL)

淡色系ドアには「ラシッサD ラテオ」チェスナットをセレクト。
床に近い色味と質感で、幅広いテイストとマッチしつつ、部屋を明るく広く見せる効果もあります。

赤いラグが主役の「ボヘミアンインテリア」

ボヘミアンテイストで欠かせないのが、暖色系の民族調アイテム。この部屋ではエキゾチックな「赤いラグ」を主役にしました。

主役となるキーカラーは1色に絞ること。
赤やオレンジなどの暖色系で鮮やかなトーンよりも落ち着いたトーンを、大柄よりも小柄模様を選ぶと、他のアイテムや植物とも相性よく馴染んでくれます。

抽象的なアートポスター

民族衣装や文化から着想を得たボヘミアンスタイルで大切にしたいのは、「異なるテイストの持ち寄り」。

民族調のアイテムと異なるテイストを組み合わせることで、個性と温かみを感じる空間を作ることができます。今回は「民族調×ヨーロッパ調」の観点で、アイテムをセレクトしました。

ヨーロピアンテイストのダイニングチェア
左「ZETT CHAIR」、右「PAD CHAIR」※現在販売しておりません(CRASH GATE)

デザインが異なる2種類のダイニングチェアを選んだのは、ボヘミアンらしい「持ち寄り感」を高めるため。

いずれも鋲が打ち込まれたバックスタイルがユニークで、ヨーロッパ調を表現する要素の一つでもあります。

ヨーロッパ調のアイテムを選ぶときの基準は、デザインの中に「職人技」を感じられるかどうか。細部に装飾が見られるヨーロッパの建造物のような、こだわりがあるアイテムを選ぶのがポイントです。


MERZ EXTENSION TABLE」(CRASH GATE)

テーブルの脚部分にはターンレッグというデザイン装飾が施されています。木目が際立つオーク材の質感と木材をろくろで回転さて加工するターンレッグのクラフト感が個性となり民族調のアイテムとマッチしてくれます。



アイテムを選ぶ際、木目を感じられる自然素材を積極的に選ぶことで、自由で温かみを感じられるボヘミアンらしい空間に近づきます。

「自然」を感じられるアイテムたちが異なるテイスト同士を馴染ませ、慣習に捉われず放浪生活を送る民族の豊さや自由な雰囲気を演出してくれます。

【淡色系ドア×ホワイト系床材】その他の事例

柔らかな木目とスタイリッシュなブラックを心地よくミックスした家
ドア:「ラシッサD キナリモダン」ソフトグレー、コウノキ
床:「ラシッサ Dフロア」直貼り防音床 チェスナットF


柔らかさとシャープさを兼ね備えた、大人のくつろぎ空間
ドア:「ラシッサS」プレシャスホワイト
床:「ラシッサ Dフロア」チェスナットF

可能性の幅が広がるホワイト系の床材を楽しんで

今回は、ホワイト系の床材「ラシッサ Dフロア」チェスナットFをベースにして、【濃色系ドア】と【淡色系ドア】で作るコーディネートをご紹介しました。

この他にも、ホワイト系の床材は「モダンテイスト」や「クラシックテイスト」にもマッチしてくれます。

床選びに迷ったら、幅広いスタイルに寄り添ってくれる、ホワイト系の床材を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。紹介したコーディネートを参考に、自分好みの部屋づくりを楽しんでみてください。

【プロフィール】CRASH GATE 静 亜希子さん静 亜希子(CRASH GATE)

株式会社関家具「CRASH GATE」法人課所属。大学卒業後、VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)として、さまざまなテイストの空間演出を手がける。2023年1月、関家具に入社し、モデルルームなどのコーディネートを担当。ミッドセンチュリー、インダストリアル、ノルディック、和モダンなどのスタイルを得意としている。

・取材執筆:佐藤有香

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