【コンペデラシッサ2023受賞作品】2つの「たまり」を設計。凛とした佇まいの家

【コンペデラシッサ2023受賞作品】2つの「たまり」を設計。凛とした佇まいの家
米倉 めぐみさん

トータルコーディネート部門最優秀賞~受賞会社:株式会社サンプロ 様

■URL:https://www.sunpro-style.jp/

先日開催した「コンペ デ ラシッサ2023」のトータルコーディネート部門最優秀賞受賞物件をLiving Deli編集室よりご紹介します。

「コンペ デ ラシッサ2023」についてはこちらの記事をご覧ください。

トータルコーディネート部門最優秀賞~受賞会社:株式会社サンプロ 様

■コーディネーター:米倉 めぐみ様
■ホームページURL:https://www.sunpro-style.jp/

家族とあたたかい光の「たまり」を同一空間に計画

正面の引戸は「ラフィス」のブラック。床材は「ラシッサ Dフロア」のライトメープルF。
※ライトメープルFは現在販売しておりません

リビングと隣接した小上がりの二つのくつろぎスペース。家族がそれぞれの場所にいても同じ空間の中にいるという空気感を感じれる設計です。

米倉さん:「リビングをあえて動線から切り離し、家族が集う「たまり」を設けました。家族みんなでゆったりとくつろげる団欒の空間を演出します。」

日差しの入る明るいリビングエリア。家族が自然と集まり笑顔になれる、そんな空間に仕上がっています。

家事や生活動線から離れた場所にあるリビングが家族にくつろぎの時間をもたらします。玄関から洗面、パントリーへとつながる”ただいま動線”など、生活動線にも利便性を配慮。

三方が建物に囲まれた敷地ですが、家族が集まるリビング空間と小上がりにはあたたかい日差しが差し込み、光の「たまり」に。
家族と光の二つの「たまり」を同一空間に設計しています。

左/光が差し込む小上がりスペース。和の空間ながらグレーの和紙畳や収納扉をグレーにすることでモダンなテイストを与え、リビング全体との繋がりを感じます。右/玄関空間も光を取り入れてとても明るい印象に。

生活感のないホテルライクな空間コーディネート

お施主様は生活感を感じさせないインテリアコーディネートをご希望されたそう。

米倉さん:「当初はお任せしますということだったのですが、会話の中でホテルライクや生活感を出したくないという言葉がありました。」

左/玄関を入るとラフィスのブラックの扉。引き立つように収納の扉は「ラシッサS」のプレシャスホワイトで壁と同化。右/ベッドルームの壁もグレーに。ドアは「ラシッサS」のクリエモカ。

全体のインテリアはシンプルモダンで統一。リビングにはシンプルな中にもポイントを。

リビングに入った目線の先には黒い壁。グッと視線が引き寄せられます。

リビング奥の階段に上がる手前の黒い壁と木の造作が照明も含めてフォーカルポイントになっていて非常に美しい空間を創り出しています。
高さを変えたダイニングテーブル上の照明もリズム感を生み非日常感を添えています。

米倉さん:「お客さまとお話していく中で、色々と飾ったりするなどシンプルだけどポイントが欲しいというご要望がありました。」

黒い壁の中には下地補強がしっかり入っており、後々重量のあるフレームなどを設置しても大丈夫。

木部のリブが美しい陰影を映し出すスポット照明。グレアレスのタイプを用い、ダイニングの照明と視線上重なってもしっかりとピンポイントで照らしだす工夫がされています。

階段下にはワークスペース。コンパクトな間取りですがどこにもデッドスペースがなく隅々まで考えられており、設計とコーディネーターの連携がうまく作用しています。

通常は収納スペースにしがちな階段したスペースをワークスペースに。すべてにおいて無駄がなく統一感があります。

米倉さん:「最初は営業設計が進めて、その後コーディネーターに引き継ぐのですが、同席できる限り同席してもらっていました。」

カラースキームをどうするか、どういう照明や家具を選ぶかまで計算しつくされたお宅です。
お客様のご要望をしっかり引き出しつつ、設計とコーディネーターがうまく連携し、そのコンセプトを実現するまで一切手抜きの無い空間作りがされています。

※掲載商品は実施工例のため、販売終了商品も掲載されている場合がございます

 

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