クリニックの快適な空間づくりを、サポートする。

「快適な空間」をデザインしたいとき、思い出していただきたいのが「さまざまな機能を持ったタイル」の存在です。環境アレルゲンの働きを抑える機能を持ったタイル「アレルピュア」は、医療機関での採用も見受けられます。

2022年10月に開院した「おさんぽこどもクリニック」（大阪）もそのひとつ。小児科とアレルギー科を掲げ、子どもが通院を嫌がらない工夫や、アレルギーに悩む方のための設備が施されています。おさんぽこどもクリニックの上嶋さん（事務長）にお話を伺いました。

ゾウとパンダのキャラクターが可愛い「おさんぽこどもクリニック」外観。

——アレルピュアを採用しようと思われたきっかけをお聞かせください。

上嶋さん「5年ほど前に自宅を建てた際に、友人からの勧めもあってエコカラットを採用し、ニオイと湿度に対する効果を十分に体感していました。見た目の高級感に対する満足度も高かったため、開院の際も絶対にエコカラットを採用しようと思っていたのですが、工務店からいただいた資料をいろいろ見ているなかで『アレルピュア』を発見。おさんぽこどもクリニックでは、小児科のみでなくアレルギー科も掲げていることから、抗アレルゲン機能もあったほうが良いということでアレルピュアを採用しました」

受付背面壁と受付台のニッチ壁に「アレルピュア」が使われている。

入り口横のニッチ壁にも「アレルピュア」が使われている。

「アレルピュア」は、環境アレルゲンの働きを抑える機能を持つインテリアタイルです。環境アレルゲンとは、花粉、ダニのフンや死骸、ハウスダストなどに含まれる、アレルギー反応を起こす原因となる物質。「アレルピュア」は、LIXIL独自の技術でタイルの表面に抗アレルゲン剤がコーティングしてあり、環境アレルゲンが「アレルピュア」に触れると、タイル表面の抗アレルゲン剤が環境アレルゲンの働きを抑制するという仕組みです。（※1）（図１参照）

（図１）環境アレルゲンが「アレルピュア」に触れると、タイル表面にコーティングされた抗アレルゲン剤がその働きを抑制します。

——アレルピュアの性能への満足度や評判などをお聞かせください。

上嶋さん「開院時に内覧会をしたのですが、その際、室内環境対策のひとつとしてアレルピュアを採用した壁を紹介しました。花粉の時期には、アレルギーの患者さんも多くなります。来院される方にとって、安心材料のひとつとなっていれば良いなと思います。特に家を建てたことのある方はアレルピュアの存在に気が付いてくださることも多く、高級感があると意匠面での評判も良いです」

子ども部屋をイメージしてつくった「おさんぽこどもクリニック」内観。

——アレルピュアの意匠を選定する際に、ポイントとなった部分をお聞かせください。

上嶋さん「小児科ということもあり、子どもが通院を嫌がらないよう、病院っぽさのない病院を目指していました。子供が好む柔らかい雰囲気を重視し、淡いグレーと繊細なレリーフが気に入ってファインベースを選定しました。病院のモチーフとしているゾウのキャラクターの水色とグレーの色味が合っていて気に入っています」

ゾウのキャラクターの水色と、壁のグレーの色味が合っている。

今回、使用された「アレルピュア ウォール ファインベース#12」
https://www.biz-lixil.com/product/tile/2092/

「おさんぽこどもクリニック」という名前は、「何か心配なことがある際に、おさんぽするような気持ちで立ち寄っていただける存在になれば」と思い命名されたそうです。病院は子どもが喜んで訪れる場所ではないので、少しでも病院感が少なくなるように、かわいい子ども部屋をイメージしてつくった、とのこと。「トイレや入口、自転車置き場など、あちこちに『隠れパンダ』がいるので、親子で探してみても楽しいと思います」と上嶋さん。子どもが通院を嫌がらないよう、病院っぽさのない病院を目指したそうです。

「どんな方がクリニックに来られるのか？その方のために何ができるのか？」
おさんぽこどもクリニックは、そんな配慮が行き届いている空間だと感じました。上嶋さん、ありがとうございました！

トイレにも『隠れパンダ』

駐輪場にも『隠れパンダ』

※1：アレルピュアは本製品と接触した環境アレルゲン（ダニのフンや死骸、スギ花粉などに含まれるアレルゲン）の働きを抑制する製品です。空気中の環境アレルゲンを収集・抑制する効果はありません。また、アレルギー症状が改善するなどの効果を保証するものではありません。

＊アレルピュアは、アレルギーその他特定の疾病、症状の改善効果を目的とした商品ではありません。