「Living Deli」の新コラムがスタートしました。担当していただくのはモデルでジュエリーデザイナーの小林有里さん。
暮らしもファッションも、アイテムは「長年使えるお気に入り」を選ぶようにしているという彼女が大切にしている愛用品をご紹介していきます。
▼小林有里さんのインタビューはこちら
【あの人の暮らし】迷いながら辿りついた、シンプルで豊かな暮らし
お気に入りのアイテムに囲まれて暮らしたい。
こんにちは。小林有里です。
第1回コラムでは、私が愛してやまない「1人がけソファ」についてお話ししようと思います。
我が家のリビングには黒い1人がけソファが2つあります。
写真手前の丸いソファに出会ったのは今から10年以上も前のこと。
まだ結婚する前、主人の誕生日プレゼントとして目黒のヴィンテージショップで見つけて購入しました。
コロンとしたフォルムに一目惚れし、思わずその場で即決して連れて帰ったものです。
もともとは茶系の革素材だったのですが、昨年自宅をリノベーションした際にインテリアに合わせて黒のエコレザーに張り替えました。
お気に入りのアイテムをさらに自分好みの形にアレンジすることで、ますます愛着が湧いています。
時代に流されないデザインが好き
もう1つのソファは「カリモク」のKチェアの1シーター。
よく通っていたショップ「D&DEPARTMEMNT」で出合い、そのまま持ち帰りました。「D&DEPARTMEMNT」はロングライフデザインをテーマにした家具や雑貨が揃うお気に入りのショップです。
「カリモク」の魅力はなんといっても飽きの来ないシンプルなデザイン。我が家では結婚当初から黒の2シーター(2人がけソファ)も愛用しています。
レザーなど、一部劣化しても部分的に交換が可能なので、長く愛せるものが好きな我が家に持ってこいです!
「1人がけソファ」が生む、ちょうど良い距離感
「ソファ」と聞くと、2シートや3シートのものを選ぶ方も多いと思います。特にご家族と一緒に住んでいる家では「1人がけソファ」はあまり見かけないアイテムですよね。
でも実はこの1人がけソファ、家族と過ごすインテリアだからこそ活躍するシーンが多いんですよ。小さい子どもがいる我が家では、大人が1人になる時間も大切にしたいけど、別部屋に閉じこもるようなことはできればしたくない。
そんなとき、この1人がけに座ると、リビングという同じ空間にいながらも、自分だけのプライベートな時間に浸ることができるのです。
自分の時間を確保しながらも、家族が来れば会話も楽しめる。このちょうど良い距離感がとても心地良い場所になっています。
とはいえ、私が座っているといつの間にか次女のおチビが隣に潜り込んでくつろいでいることもしばしば。(笑)
ぎゅうぎゅうに密着できるのは、子どもにとっては好都合なのかもしれませんね。こうしてスキンシップも取れるのでこれはこれで良いかも!
【今月「衣」愛用品】Allumerのカーディガン
このコラムでは暮らしの愛用品とともに、お気に入りのファッションアイテムも1つずつご紹介していきます。
今月は「Allumer」というブランドのカーディガン。
ざっくりとした編み目や、厚みのある太い糸の重厚感がお気に入りで、数年経っても冬のヘビロテアイテムとしてランクインしています。Tシャツに重ねてリラックスした雰囲気で、お家時間はもちろんお出かけにも重宝している大切な一枚です。
私はどんなに可愛くても着心地が良くないと結局着なくなるので、着心地も重視してアイテムを選ぶようにしています。
このカーディガンもソファと一緒で、流行りに関係なく長く愛せるアイテムです。
住でも衣でも、数年後の自分を想い描いて購入すると長く大切に愛してあげられますよ。
それでは次回もお楽しみに。
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