「階段手すり」は色や形の種類が選べる!ラウンドとスクエア、全6色のカラーラインナップ【見落とさない家づくり】第3回

「階段手すり」は色や形の種類が選べる!ラウンドとスクエア、全6色のカラーラインナップ【見落とさない家づくり】第3回
Living Deli編集室
Living Deli編集室
LIXILインテリア事業部

ドアや床、収納を開発しているLIXILリビング事業部のメンバーがお送りします。商品紹介ページには掲載していないコーディネートや組み合わせ方のコツなど、思いを込めてご紹介していきます。

転倒防止などを目的に取り付けられる「階段手すり」。

実は家づくりにおいて見落としやすいパーツの一つなのです。「手すり」と一括りにまとめられがちですが、複数の部材に別れており、パーツごとに種類を選択できることをご存じでしょうか?

今回は、階段手すりの選び方のポイントや、形状、カラーのバリエーションを施工事例とともにご紹介します。

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「階段手すり」の役割と種類

「手すり」とは、転倒を防いだり、歩行などの動作をスムーズにする役割を担っています。階段手すりも同様で、手すりを握ることで階段の登り降りがしやすくなり、足腰への負担を軽減させます。

現在、床から1m以上の高さに中2階や2階を設ける場合には階段手すりを設置することが義務付けられているため、平屋でない場合は階段手すりの選択も必須項目となるでしょう。

「壁付け用手すり」「オープン用手すり」左「壁付け用手すり」、右「オープン用手すり」

階段手すりは、「壁付け用手すり」と「オープン用手すり」の2種類に分類され、両サイドに壁がある階段なら「壁付け用手すり」、両側もしくは片側に壁がない状態の階段の場合、「オープン用手すり」が設置されます。

中でも見落としやすいポイントとして多いのが「壁付け用手すり」。
各部材の面積が大きい「オープン用手すり」は、カラーや形状のミスマッチを起こしにくいのですが、「壁付け用手すり」の場合、壁への取り付けなどに使用される金具「ブラケット」を選び忘れてしまう人が多いようです。

手すり棒との色合わせに注意!金具「ブラケット」の選択肢

手すり棒とブラケットの説明

「ブラケット」とは、手すり棒を壁に取り付けたり、手すり棒同士の接続部分に使用されたりする金具のこと。

以前は、金属色のブラケットを取り付けるのが一般的でしたが、現在は白や黒などのカラー展開をしているメーカーも多く、インテリアに合わせて選ぶことが可能です。

選べる「ブラケット」のラインナップ(LIXIL)
選べる「ブラケット」のラインナップ(LIXIL)

しかし、ブラケットの存在を知らずにざっくりと「手すり」としてカラーをオーダーしてしまうと、施工会社さんとの間で認識のズレが生じるケースも…。

たしかに「手すり棒」は希望のカラーだけど、仕上がりを見て初めて「ブラケットのカラーも選べたのか…」と、あとになって気づくことになります。

このような見落としを防ぐためには、事前にどのような選択肢があるのかを知り、施工前にきちんと希望を伝えることがマストです。

手すり棒は「ラウンド」と「スクエア」どっちがいいの?

左「ラウンドタイプ」、右「スクエアタイプ」左「ラウンドタイプ」、右「スクエアタイプ」

手すり棒の形状にも種類があります。リクシルでは角がなく、優しい握り心地の「ラウンドタイプ」と、上辺が平らで手のひらで体を支えるように荷重をかけやすい「スクエアタイプ」の2種類から選ぶことができます。

カラーバリエーションは、ラウンドタイプもスクエアタイプも同じ6色から選ぶことができます。

ラウンドタイプ
LIXILの手すり「ラウンドタイプ」のラインナップスクエアタイプ
LIXILの手すり「スクエアタイプ」のラインナップ

手すりは階段空間にラインのように入るため、デザインももちろん大事ですが、家族みんなの使いやすさも考えながら選んでみてくださいね。

各手すりタイプのメリットとデメリット

また、リクシルでは機能付きの階段手すりとしてLED照明付の「手すりユニットA」もご用意しています。

屋内が暗くなれば自動的に手すり棒の下部が点灯することで足元を優しく照らし、明るくなれば自動的に消灯する仕様で、夜の階段の登り降りも安全です。

※手すりユニットAのブラケットカラー展開は1色、手すり棒はラウンド型のみの6色展開です。

色の組み合わせでアレンジ自在!「階段手すり」の施工事例

リクシルの「手すり」は2種類の手すり棒が各6色、ブラケットは4色のカラーバリエーションがあり、組み合わせによってさまざまなアレンジが可能です。

さらに階段の「踏板」や側面の「蹴込板」の色も合わせていくことで、自分好みの階段に仕上げることができます。

ここからは実際の施工事例を見ながら、好みのイメージを探してみてください。

■ホワイト×ホワイト
手すり棒ホワイト、ブラケットホワイトの施工事例
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(写真左)
手すり棒:プレシャスホワイト(ラウンドタイプ)
ブラケット:プレシャスホワイト
踏板:クリエアイボリー

(写真右)
手すり棒:プレシャスホワイト(ラウンドタイプ)
ブラケット:プレシャスホワイト
踏板:チェスナット
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明るいカラーの壁紙に合わせて、手すり棒とブラケットを「プレシャスホワイト」で揃えた事例です。踏板もホワイト系で統一したことで、手すりの存在が主張せず、ノイズレスで洗練された雰囲気に仕上がっています。階段の踏み板が木目調の場合は、同じくライン状に空間に入る「巾木(幅木)」も合わせて白にすると統一感が生まれます。

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■ホワイト×シャインニッケル
手すり棒ホワイト、ブラケットシャインニッケルの施工事例——————————
手すり棒:プレシャスホワイト(スクエアタイプ)
ブラケット:シャインニッケル
踏板・蹴込板:クルミ
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ブラケットの定番カラーであるシルバー系の「シャインニッケル」は、どんな手すりカラーにも調和しやすくインテリアを崩すことのない優しい色合いです。

手すり棒は、木の温もりを感じる空間に、あえてノイズレスな「スクエアタイプ」をコーディネートすることで、柔らかな雰囲気の中に凛とした直線美を表現することができます。

■ブラック×ブラック
手すり棒ブラック、ブラケットブラックの施工事例
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(写真左)
手すり棒:ブラック(スクエアタイプ)
ブラケット:アイアンブラック
踏板:チーク
蹴込板:ブラック

(写真右)
手すり棒:ブラック(ラウンドタイプ)
ブラケット:ブラック
踏板:チーク
蹴込板:プレシャスホワイト
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最近では、階段手すりでアイアン調のアクセントカラーを入れるのがトレンド。階段の側面や、階段近くのドアがダーク系だった場合も、「ブラック」をセレクトすることで空間に統一感が生まれますね。また壁とのコントラストを付けることで、手すりが視認しやすくなる点も安全性の面ではメリットでしょう。

■異なるカラーの組み合わせ
手すり棒とブラケットが異なるカラーの組み合わせ
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(写真左)
手すり棒:クリエモカ(ラウンドタイプ)
ブラケット:アイアンブラック
踏板:クリエモカ
蹴込板:プレシャスホワイト

(写真右)
手すり棒:クリエペール(ラウンドタイプ)
ブラケット:アイアンブラック
踏板・蹴込板:クリエペール
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あえて手すり棒とブラケットを異なるカラーにしたり、アクセントとなるカラーを選ぶと遊び心のある雰囲気に仕上がります。インテリアや好みの雰囲気に合わせて、組み合わせを楽しむのも良いでしょう。

安全面も意識して、好みの「階段手すり」を選ぼう

階段手すりのバリエーション

階段手すりは、手すり棒の形状や色選びもお家の安心・安全に直結します。それらも考慮して、好みの雰囲気やインテリアテイストに合った階段手すりを楽しんでみてください。その際、「ブラケットにも選択肢がある」ということをお忘れなく…!

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・取材執筆:佐藤有香

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