先日開催いたしました「2022コンペデラシッサ」のトータルコーディネート部門優秀賞受賞物件をLiving Deli編集室よりご紹介します。
▶「2022コンペデラシッサ」についてはこちらの記事をご覧ください。
トータルコーディネート部門優秀賞～受賞会社：イネスホーム株式会社様
■コーディネーター：安部 沙也子様
■ホームページURL：https://ineshome.jp/
家族や友人の集まりを大切にしたい
コンセプトの「eka+(エカプラス)」はスウェーデン語でシンプルという意味の「enkel(エンケル)」と「fika(フィーカ)」から。「fika」とはどんなに忙しくても甘いものとともにコーヒー(飲み物)を飲みながら楽しくおしゃべりをするスウェーデンの習慣のことです。家族の時間を大切にしたいということや友人との集まりが多いことから、夫婦の時間、子供たちとの時間、友人たちとの時間、それぞれの大切な時間をお家で楽しくゆったりと過ごしてほしいという思いが込められています。
正面のクローゼットはラシッサSプレシャスホワイト。
安部さん：「ヌックと小上がりは縁側のような雰囲気で腰を掛けておしゃべりをしたり、本を読んだり、お茶をしたり、ごろごろしたりと寛ぎのスペースとしてリビングの横にあることでリビングに家族が自然と集まるようにしました。また、遊びに来た友人たちが腰を下ろすスペースとしても利用出来るので、リビングが広々とした雰囲気になります。」
和室にすることの多いリビング横の小上がりスペースをあえてフローリングにすることで家族がゆっくり過ごしたり、勉強したり、各々が自由に気兼ねなく使えるスペースになっています。
リビングの横にあるヌックの羽目板やキッチン収納の木目、白い把手や窓枠が北欧の雰囲気を演出しています。ドアはラシッサSクリエラスク。
浮造りの床、茶室のような小上がりと入口のアール壁と市松張りの床、竹で編まれた照明、ソファの木の縦格子で和の雰囲気に。
直線や曲線をうまく取り入れた和と洋の融合が落ち着いた空間を作り上げています。
今の暮らしに合った機能的な動線
玄関からシューズクローゼット、ファミリークローゼットを通ってパウダールームへ抜ける帰宅動線は動線上に収納があるので帰宅時にアウターやカバン等、外からの物をリビングに持ち込まず、物を置きっぱなしにしてリビングが散らかるということがありません。玄関ですぐに手洗いができるのでウィルス対策にも安心です。外出時も身支度がスムーズに出来ます。
LIXILのキッチングレージュスタッコ。棚はヴィータス一枚棚クリエラスク。正面の引戸はラシッサSクリエラスク。
安部さん：「キッチンは見せる収納で食器類をインテリアとして楽しめます。また、どこに何があるかすぐに分かることで物を探す時間を短縮出来ます。」
床はラシッサ DフロアアースグレージュエルムF。サッシはLIXILのエルスターホワイト。
階段を上がった吹き抜けのある廊下スペースにはワークスペース。外光を取り入れて明るく、2階の家族エリアにあることからも在宅ワークや集中したい時にぴったりです。
安部さん：「吹き抜けがあることで家族の気配を感じながら作業することができます。寝室の前にあるので、就寝前に読書をして心を落ち着かせることもできます。」
玄関にある手洗いスペース。シューズクローク、ファミリークロークを合わせて外からの物をリビングに持ち込まない工夫がされています。
安部さん：「限られたスペースにファミリークロークを入れるのが大変でした。」
玄関スペースのファミリークロークとヌックスペースは背中合わせになっていて非常に考えられたプラン上の繋がりがある上に、玄関の手洗いの扉の色とヌックスペースの床下収納の扉の色を同じグレーグリーンで合わせるなど、視覚的なつながりも感じ、全体が一つのコンセプトで細やかにまとめられています。
物を大切にする暮らしや寛ぎを求める暮らしと祖母から譲り受けたものを使いたいというところから、シンプルで物を大切にして暮らす北欧とご祖母様から譲り受けたものが馴染むような和を合わせたジャパンディスタイルでまとめたお家。ヌックを中心に、家族が自然に集まってゆったりと寛ぐ姿が見に浮かぶようです。
※掲載商品は実施工例のため、販売終了商品も掲載されている場合がございます
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