ノイズレスなデザインで、ムダなく、美しい空間を創造するレーベル「ラフィス」。
そんな「ラフィス」が2023年9月にリニューアルして生まれ変わりました。
ラフィスの特長である「極細の枠」「ハイドア」「上質な素材感」はそのままに、大きなガラスと細いフレームがアイデンティティのガラスドア「アルミガラス建具」が仲間入り。また木質ドアには素材感の良さを受け継ぐ新色も。
今回は新しいラフィスを使ったミニマルな空間をご紹介。
アルミガラス建具で作るグレイッシュなミニマル空間「ミューテッドトーン」
リクシルが提案するコーディネート【MUTED TONE(ミューテッド トーン)】は、優しいグレートーンの空間に、マットで細いブラックラインをアクセントとして取り入れたインテリア。
余白を楽しむようなシンプルなインテリアがお好きな方におすすめのコーディネートです。
ミューテッドトーンのインテリアは、モノトーンを基本としますが、白や黒をベースにするのではなくグレイッシュカラーを多用することで柔らかな色遣いにしています。
空間の中でアクセントとなっている大きなガラスのドアは、ラフィスの新アイテム「アルミガラス建具」。
「アルミガラス建具」のデザインとリンクさせるように、家具には細いブラック脚を合わせ、幅木(巾木)もブラック色のスリムなものをコーディネート。
ガラスドア:「ラフィス」片引戸3枚建て+FIXガラスパネル(右端の1枚) ブラック×クリア、幅木:「ライン幅木(クッション付き)」ブラック
「アルミガラス建具」はスリムフレームのシンプルな外観で、光をたっぷりと取り込み開放感あふれるインテリアを演出します。
仕切りながらもパノラマのような空間の広がりを感じることができます。
奥の引戸:「ラフィス」グレー、床材:「ラシッサ Dフロア」セルベジャンテ調 455(幅広)
引戸のレールは天井埋め込み式なので、空間の繋がりを損なうことがありません。
アルミフレームのカラーはブラックとホワイトの2色。
このコーディネートではブラックをアクセントにするために天井レールもブラックにしていますが、レールや縦枠をそれぞれホワイトにして馴染ませることも可能。そうすると、さらに空間の繋がりを感じることができるでしょう。
左がドア、右が引戸。どちらも「ラフィス」ブラック×クリア。ドアと引戸の把手は同じ見た目で並べたときの統一感を意識。
「アルミガラス建具」の把手形状はドアと引戸で統一感をもたせ、ドアと引戸で並べて正面から見た時にも同じデザインになるようになっています。
縦にスーッと通る把手のデザインは、細いフレームやハイドアのシルエットと相性が良いように少し長めに設計されています。
ガラスは3種類からセレクト可能。
ミューテッドトーンの空間では、ドアも引戸もクリアを合わせています。
ガラスドアを使った、その他の空間もあわせてご覧ください。
木目のような石目調「セルベジャンテ」柄を取り入れて柔らかい印象に
床材は「ラシッサ Dフロア」の新色「セルベジャンテ調」。
空間全体が柔らかな印象なのは、この床材カラーの効果もあるでしょう。
床材:「ラシッサ Dフロア」セルベジャンテ調 455(幅広)
セルベジャンテとは大理石の一種で、まるで木目のように見える柄が特徴です。
ラシッサ Dフロアの「セルベジャンテ調」は、その木目のような積層感と粒子感をリアルに表現しています。
あたたかみのある色合いで幅広くコーディネートができ、洗練された雰囲気を演出します。
またセルベジャンテ調には、一般的な床材の幅に加えて、大きな石目柄で空間に広がりを持たせることができる「幅広」タイプも設定。
コーディネートに合わせて石目の大きさを選んでいただけます。
ミニマルでシンプルながら優しい表情の家具
ソファ:「DEPALA II COUCH SOFA」(RELAX FORM)、センターテーブル:「MAG」(MK MAEDA)
家具や小物はシンプルなスクエアフォルムをベースに、角がとれたような優しいデザインのアイテムを集めました。カラーはモノトーンの単色を選びつつ、素材感のあるものも取り入れています。
ソファは低重心でリッチな座り心地のものをセレクト。
他の家具は細い脚のもので揃えているので、空間全体の軽くなりすぎるのを調整するために、ソファには重厚感を求めました。
ボリュームがあって脚のないソファ、もしくは床との隙間が少ないデザインを選べば、同様の効果を得ることができますよ。
生地は凹凸が少ない張りのあるもので、わずかに起毛したような柔らかくしなやかな触り心地。
この空間に取り入れるファブリックは、このように張り感があるものや手触りがしっとりとしたものがおすすめ。帆布素材なども好相性です。
ダイニングテーブル「Mable」(MK MAEDA)、ダイニングチェア「TAUTINI」※現在販売しておりません(FIS)、ペンダントライト「Tama Pendant ホワイトコード L」(AOYAWASHI)
ダイニングスペースは、セルベジャンテ調の床の上で際立つホワイト×ブラックでコーディネート。脚はスリムなもので統一し、マットな質感を意識しています。
薄い天板が浮いているようなデザインのダイニングテーブルは、その浮遊感の効果でマットブラックでも重たさを感じません。
ふわりと浮かぶ丸いペンダントライトはモノトーンインテリアのシャープな印象を和らげます。
テーブルとチェアはどちらもスクエアなフォルムですが、チェアは背もたれまでファブリックを使った優しさのあるものにしています。生地選びのポイントはソファと同様です。
ダイニングテーブルとリビングテーブルはどちらもセラミック素材。単色のようで表情のある素材感です。
コーディネートした家具は全て高級感が演出できる素材選びを意識していますが、徹底して光沢は抑えることで落ち着いた印象に仕上げました。
つながる世界が変わる。ラフィス
ラフィスの「アルミガラス建具」を中心にコーディネートを組んだ空間「ミューテッドトーン」をお届けしました。
色味や形の要素を抑えることで余白をつくるシンプルなコーディネート。ぜひ参考にしていただければ幸いです。