アイランド型のオープンキッチンは開放的で気分の上がるレイアウトですよね。
今回はそんなオープンキッチンをさらにオシャレに演出する空間づくりをご紹介。グレーのガラスドアでリビングとゆるく仕切ることでキッチン側の空間に特別感をプラス。またリビング側からガラス越しに見える景色も意識して、照明やドアを選びました。
▼使用したアイテム
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□ガラスドア…ラフィス(ブラック/クリアグレー・フロストホワイト)
□室内ドア…ラフィス(グレー)
・ドア把手…スクエアJ(アイアンブラック)
□床材…ラシッサ Dフロア(セルベジャンテ調 455(幅広))
□室内窓…デコマド(プレシャスホワイト/エッチングガラス)
□キッチン…ノクト(ウォルナット/ソルティホワイト)
□キッチン収納…カノール(シルバー/ラスティックブラウン/ソリッドブラック)
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ガラスドアの開閉で雰囲気チェンジできるキッチン空間
キッチンとダイニングテーブルは横並びにレイアウト。配膳の動線が短く、人気のレイアウトです。キッチンの正面にリビング空間が広がる間取りになっており、リビングとの間にガラスの引戸を設けています。
ガラス引戸「ラフィス」フレーム ブラック、ガラス クリアグレー
リビング側から見た眺めです。ガラスの引戸はハイドア「ラフィス」を使いました。ガラスはほんのりグレーがかった「クリアグレー」を選んでいるので、奥の空間のトーンが少し下がり印象的に。
床材「ラシッサ Dフロア」セルベジャンテ調 455(幅広)
クリアグレーのガラスは、開放すると印象がガラッと変わるので、開閉するだけでお部屋の雰囲気チェンジが叶います。
ラフィスの引戸は上吊タイプですが、天井レールの露出を極力おさえた設計になっているので開けたときはめいいっぱい空間の繋がりを感じます。また、床面にも部品等が出てこないので、床の柄が美しく続きます。床材はラシッサ Dフロアの石目デザイン「セルベジャンテ調」を使用しています。
背面も抜かりなく整えてオープンキッチンを引き立てる
キッチン「ノクト」扉:ウォルナット/ワークトップ:ソルティホワイト、室内窓「デコマド」プレシャスホワイト、ドア「ラフィス」グレー
オープンキッチンの場合はキッチン背面の壁もインテリアとして意識したい部分です。
グレーのドアは「ラフィス」の木質ドア。ラフィスはドアの周囲を囲うドア枠の存在感が少なく、扉自体をオブジェのように仕立てることができるのが特長です。
扉カラーはマットな質感のグレーで上質さを感じます。ドア把手はガラス引戸のフレームや家具と統一感を持たせるようにブラックを選んでいます。
キッチン収納「カノール」フレーム:シルバー/カウンター:ラスティックブラウン/扉:ソリッドブラック
キッチン収納も見せる収納を程よく取り入れてインテリア性を意識。ここに置く家電はおしゃれなものをこだわって選んでみてください。ポイントでエアプランツなどのドライな質感のグリーンを取り入れるのもおすすめです。キッチン「ノクト」扉:ウォルナット/ワークトップ:ソルティホワイト、引戸「ラフィス」フレーム ブラック/ガラス フロストホワイト
キッチンは「ノクト」をセレクト。ワークトップが薄く、インテリアに馴染みやすいシンプルなデザインが特長です。
扉カラーは木目調の「ウォルナット」をセレクトしてモノトーン空間の緊張感を和らげました。この空間で唯一の木目アイテムですが、彩度が低いグレイッシュなカラーであることと、床の「セルベジャンテ調」が木目のようにも見える柔らかな柄なので、相性良く馴染んでいます。
キッチン横にはパントリーに続く引戸があります。暗くなりがちなパントリーに光を取り込むためガラスタイプの引戸にしていますが、収納スペースが丸見えになるのは抵抗感があるので目隠しもできる「フロストホワイト」を選んでいます。
家具は細部までこだわって空間の完成度を高める
ダイニングテーブル「MOLDA ダイニングテーブル」(CRASH GATE)、チェア「TAUTINI」※現在販売しておりません(FIS)
ダイニングセットや照明もモノトーンな色遣いにしています。
色味だけでなく質感や形状にも注目。ドアや床、キッチンがマットな質感なので、家具も艶感を抑えてマットな質感で揃えました。空間のアクセントになっているガラスドアの細いブラックフレームと統一感を持たせるために、テーブルや椅子の脚はブラックで華奢なものを選んでいるのもポイントです。
照明はペンダントライトを横並びに2種類、合計5灯を吊るしています。照明のポイントはコイズミ照明さんが詳しく解説してくださいましたので、こちらのコラムも是非一緒にご覧ください。
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グレーのガラスでオープンキッチンのある空間を印象的に仕立てたコーディネート、いかがでしたか?参考になれば幸いです。
・撮影:西海 力