リビング・ダイニング・キッチンの境界に段差を設けたプランをご紹介します。段差の効果で異なる場所で過ごす家族の目線が揃う仕掛けになっています。低彩度カラーをベースに、上質な木目カラーがアクセントになるようにコーディネートました。
▼使用したアイテム
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□室内ドア…ラフィス(グレー)
・把手…スクエアJ アイアンブラック
□床材…ラシッサ Dフロア(ホワイトオークF)
□床タイル…内装タイル(タイムバーン 内床タイプ)
□壁タイル…エコカラットプラス(ファブリコ/ネオトラバーチン)
□キッチン…リシェル(ワークトップ:ラパートトープ/扉:リファインドレオ(2024年4月終息カラー))
□収納棚…カノール(棚板:ラスティックブラウン/扉:ホワイトスタッコ)
□手洗い…どこでも手洗い(手洗い:波工房 マットホワイト/カウンター:ショコラオーク)
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家族の目線が揃う居心地の良い空間づくり
キッチン「リシェル」ワークトップ:ラパートトープ/扉:リファインドレオ(2024年4月終息カラー)、床タイル「タイムバーン」内床タイプ
ご紹介するのは、住まいとしての上質さと肩肘張らない居心地のよさを両立させた空間。
仕切りを設けないエリア分けを取り入れたリビング・ダイニング・キッチンに、インナーリビングを加えた4つのエリアを使い分けながら、ゆるやかに暮らしを共有できるプランです。
床材「ラシッサ Dフロア」ホワイトオークF、床タイル「タイムバーン」内床タイプ
キッチンの床は、リビング・ダイニング空間に比べて低くなっています。
こうすることでキッチンに立つ人とリビング・ダイニングで座って過ごす人との目線の高さが揃うように。
また色遣いの面でもゾーニングを意識。
空間全体のベースは低彩度なグレー系でまとめながら、LDKの中心的存在であるキッチンにアクセントとなるような木目カラーを取り入ることで、雰囲気の違いを演出しました。
アイランドキッチンからはリビングドアも見えるので、家族の帰りもここで迎えられます
家具や小物などのアイテムには自然な風合いのある素材を取り入れながら、あくまでもラグジュアリーな雰囲気に仕上げています。
低彩度でも明るめカラーでまとめたリビング
ドア「ラフィス」グレー(把手 スクエアJ アイアンブラック)、床材「ラシッサ Dフロア」ホワイトオークF
インテリアを構成するメインカラーはしっとりと落ち着いたグレーやグレージュ。素材感は無機質なものと自然な風合いをミックスしています。
マットなグレーや漆喰風の風合いで上質さを、はっきりとした木目が表現された床材でリラックス感を取り入れながら、全体的には明るくおだやかな雰囲気になるようにまとめました。
収納棚「カノール」棚板:ラスティックブラウン/扉:ホワイトスタッコ、壁タイル「エコカラットプラス」ファブリコ
“音楽鑑賞が趣味の人”をペルソナとしてイメージした今回のプラン。
見せる収納「カノール」には、こだわりの詰まったスピーカーやレコードプレイヤーなどをレイアウトしました。
程よい距離感で繋がりながら、心地よい音楽を共有できるリビング空間です。
上質な木目カラーが引き立つダイニング空間
ダイニングとキッチンの間にも段差を設けました。
調理をしながら、ダイニングチェアに座る子どもから今日あったことの話を聞くかけがえのない時間。目線を合わせられると、会話も弾みますね。
ダイニングはリビングエリアと色遣いをチェンジ。こちらはキッチンと同様の上質な木目カラーやダークトーンのチェアを取り入れてコントラストを付けています。
収納棚「カノール」棚板:ラスティックブラウン/扉:ホワイトスタッコ、壁タイル「エコカラットプラス」ネオトラバーチン グレー
ダイニングの壁に沿って、見せる収納と引出し収納をバランスよく組み合わせた「カノール」を設置。
お気に入りの食器や小物を眺めながらゆったりと過ごせるだけでなく、ダイニング周りで必要なものがしっかり収まる収納量も確保しています。
第2のリビング「インナーテラス」で開放的な気分を味わう
LDKに優しい光と開放感を与えるインナーテラスは、どの空間からもアクセスできる位置に。
内と外をゆるやかにつなぐ第2 のリビングです。
床タイル「タイムバーン」内床タイプ
温かな日にはサッシを開放すれば新鮮な空気が巡り、家にいながらも自然や太陽をたっぷりと感じることができます。
ガーデンファニチャに腰かけて陽だまりで過ごす時間は、ラグジュアリーな気分に浸る癒しのひとときです。
手洗い「どこでも手洗い」手洗い器:波工房 マットホワイト/木製カウンター:ショコラオーク
インナーテラスの近くには独立した手洗器を配置すると便利。
自然に手を洗う習慣がつくだけでなく、インナーテラスで育てる植物をケアするのにも活躍します。
これからの「いつもの暮らし」をもっと快適に
天然木のキッチンや木目の家具を空間のアクセントにそえた、ラグジュアリーなくつろぎ空間。
近年の暮らしの変化を取り入れ、これからの住まいのあり方を考えたプランでもありました。
参考にしていただけますと幸いです。