―タイル名称統一100周年企画―
ツバメアーキテクツ×LIXILやきもの工房ツバメとつくるタイル 第二回
芦澤さんがみたらしタイルをつくる
ここで、芦澤さんに「みたらしタイル」のつくり方を解説してもらう。みたらしタイルの基本の化粧材料は「泥」。外装用タイルの粘土原料を水で流動状に溶いたものだ。化粧手法は「流し掛け」と「ディップ」の2つで、両方とも手作業で一枚一枚施釉する。「けっこうむずかしいんです。どんな道具を使ったらいいか、どんな手順がいい表情を出せるのか、ツバメアーキテクツの皆さんと考えながら、試しながら考えていきました」。現われる表情がすべて違ってくる。その違いがツバメの目指す偶然性のおもしろさになる。