オンリーワンな、わが家自慢のお風呂。

冬場のお風呂は、浴槽までつま先立ちで小走り……

「リフォーム前のお風呂は、床を暖めるのに必死でしたね」と苦笑いするYさん。
それまでのお風呂は昔ながらのタイル張りの床で、冬場になると足裏をつけて歩けないほど冷たくなったそうです。
「つま先立ちで走るように浴槽まで行って、浴槽のお湯をジャバジャバかけて床を暖めていました。お湯を床にかけるまでの時間をいかに短縮するかに一生懸命で、湯船に入るころにはすっかり疲れ果てていました（笑）」
このようにして幾度もの冬を乗り越えてきたYさんご一家でしたが、年齢を重ねるにつれてYさんも奥様も冬場の浴室の寒さが身に染みるようになり、ヒートショックによる健康への悪影響も気になるようになりました。そこで2018年の秋、Yさんご一家は暖かく快適なバスタイムを手に入れるため、お風呂をリフォームすることに決めたのです。

大きな扉と窓を設け、開放的な雰囲気の浴室に！

Yさんご一家がまず着手したのはリフォーム会社の選定でした。「それまでのお風呂は寒かったのですが、透明なガラスの扉があり、その隣にはガラス窓がついていて、とても開放感があったんです。そのイメージは生かしながら、最新の設備にリフォームしてくれる会社を探しました」とYさん。
4社に希望を伝えてプラン作成を依頼しましたが、そのうち3社は「浴室の躯体の関係で扉と窓の両方をつけるのは困難」と判断。
「残る1社だけが、浴槽用の窓では難しいけれど、居室用のいわゆる外窓ならば希望を叶えられると言ってくれました。だから、うちのお風呂場には複層ガラスの外窓がついているんですよ」
こうしてリフォーム会社も無事に決まり、Yさんご一家はいよいよ今回のリフォームの最大のテーマであるシステムバスルームの選定に入りました。

少し背伸びをしても、心からくつろげる空間を

「システムバスルームそのものではなく、まずはメーカー選びから始めました」とYさん。数社のカタログに目を通し、ショールームに何度も足を運び、各社の考え方や機能、デザインなどを把握した上で、Yさんご一家はLIXILを選びました。
「言葉では表現しにくいのですが、自分が実際にお風呂に入るとイメージしたときに、いちばんリラックスできると感じたのがLIXILのバスルームだったんです」
そして、その中からYさんご一家が選んだのがスパージュです。はじめてショールームで見たとき、その高級感や雰囲気に魅了されたというYさんですが、金額を見て「これは手が届かない」と思ったといいます。
「でも、スパージュのデザイン性の高さや優れた断熱性能などを知るうちに、これからの人生を考えたら少し背伸びをしても心からくつろげる空間を手に入れたいと思いました。それで、妻とも相談し、スパージュに決めたんです」

施工に立ち会って感動！
スパージュの高い保温性のワケ

既存の浴室の解体からスパージュへのリフォーム完了までは5日間。たまたま休暇も重なり、Yさんは施工工事のほとんどに立ち会ったそうです。
「その過程でいちばん感動したのは、壁面1枚1枚に厚みのある断熱材が貼られており、しかもそれが天井面にまで施されていることでした。だからこそ、高い保温性が保てるのだと感心しました」とYさん。

2019年3月、リフォームは無事終わり、Yさんご一家のこだわりがつまったバスルームが完成しました。こだわりの1つは素材と配色です。「温かみのある、落ち着いたバスルームにしたい」という思いから、壁面は深みのあるウォールナット柄のパネル、浴槽はパールアイボリーに。そして床は、浴槽と同系色のモザイクタイル風としました。
「ショールームでは、パソコン上でのシミュレーションだけでなく、実際の浴槽やパネル、床材などの模型を使ったシミュレーションもでき、それが素材や配色を決める際にとても役立ちましたね」
また、シャワーは、ドイツで1936年に創業した水栓金具のパイオニアであるグローエのものを選択。海外出張の多いYさんは出張先のホテルでグローエのシャワーをよく目にしており、またリフォーム前のお風呂にも同メーカーのシャワーがついていたそうです。「グローエのシャワーには愛着があり、洗練されたデザインもとても気に入っていました。グローエが選べたのも、スパージュに決めた理由の1つです」

心からリラックスできるお気に入りの空間ができた

スパージュを導入して約1年半、日々のバスタイムに変化はあったのでしょうか。
「まずは浴槽までゆっくり歩けるようになりました（笑）。この充実感は大きく、お風呂に入るたびにスパージュに変えてよかったと実感します」とYさん。
仕事で帰宅が遅いYさんは、家族がお風呂をあがってから3、4時間後に入ることが多く、以前は追いだきをしなければぬるくて入れませんでした。しかし、スパージュは3、4時間経っても追いだきなしで十分に温かく入浴でき、それも驚きだったといいます。また、毎月のガス料金も若干安くなったそうです。
Yさんのマンションは浴室でUSENが聞けるようになっています。好きな音楽を聞きながら、やわらかな感触のヘッドレストに頭をあずけ、寝湯に近い姿勢でくつろぐのがYさんのお気に入り。
「とても気持ちよくてそのまま寝てしまうことがあって、妻によく怒られます（笑）」
また、お風呂掃除はYさんの担当ですが、スパージュにしたことで掃除も楽になったそう。
「以前のお風呂は寒くてぜんぜんリラックスできませんでしたが、スパージュにリフォームしたおかげで、心からリラックスできるお気に入りの空間ができました。扉と窓がある開放的な空間に、素材や配色にこだわり施工にも立ち会った愛着のあるスパージュ。オンリーワンの、わが家自慢のお風呂です」