ガーデンスペースの快適さと健康の関係
ガーデンスペースの温度などの環境を
快適にすると?
住まいの温度などの環境は、家族の身体にどのような影響を与えるのでしょうか。
ガーデンスペースで見ていきましょう。
温度
熱中症のリスクが増えてきている!
熱中症による死者の年次推移
気候変動の影響もあり、夏の暑さが年々厳しくなっています。気温が高いだけでなく、湿度も高く蒸し暑いことが特徴の日本の夏は、熱中症になる危険が大きく、最近では熱中症による死亡数が増加傾向にあります。
蒸し暑い夏を快適に過ごすには、室内でのエアコンの温度調整はもちろんのこと、そもそも熱を室内に入れない工夫も大切です。例えば家から帰ってきたときの熱のこもった感じを避けたり、急な照りつけをさえぎったりするには窓の外の日よけが有効です。また、日よけは、お庭遊びに最適な場所であるウッドデッキの表面温度の上昇を防ぎ、直射日光をさえぎって快適に過ごせるようにする効果が期待できます。
- 出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/necchusho17/index.html )
熱中症による死亡数 人口動態統計(確定数)より
資料 年齢(5歳階級)別にみた熱中症による死亡数の年次推移(平成7年〜29年)
日よけで日射熱を軽減!
ガーデンスペースを遮熱することで夏の暑さを軽減できます。
自然
庭空間の活用で子どもの近視のリスクを低減!
屋外における活動時間と近視の関係
近年、世界的に問題となっているのが近視人口の急増。日本でも、特に子どもの近視が深刻化。高校生では裸眼視力が1.0未満の割合が7割近くに達していました。
近視は、発症した年齢が低いほど進行しやすいと言われています。また最近では、近視が進行すると視覚障害になりやすいといった指摘もあります。
- 出典:文部科学省ホームページ
(https://orthokeratology.jp/kinshi-increase/ )
平成29年度学校保険統計(確定値)
- 出典:Jones LA, et al. Invest Ophthalmol Vis Sci.(2007)
(https://iovs.arvojournals.org/article.aspx?articleid=2183997 )
近視人口の増加は、両親からの遺伝のほかに「屋外活動時間の減少」も原因と考えられています。アメリカの研究では、屋外活動の時間が1日2時間を超えた子どもは近視になる割合が低いことが報告されています。更にこの結果では、両親が近視であっても同じく割合が低いことが示されています。