あの人の暮らし

INTERVIEW

心は常にオープンマインド!仕事も暮らしも楽しむコツ。(インテリアコーディネーター:荒井詩万さん)

心は常にオープンマインド!仕事も暮らしも楽しむコツ。(インテリアコーディネーター:荒井詩万さん)
荒井詩万
荒井詩万
インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーター。「CHIC INTERIOR PLANNING」代表。戸建住宅やマンションのインテリアコーディネート・リフォームなどを数多く手がけるほか、大妻女子大学非常勤講師や町田ひろ子アカデミー講師、TV出演など幅広く活躍。著書に『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(サンクチュアリ出版)がある。

・Blog:インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

“私らしい暮らし“を実践するゲストを迎えてのインタビュー企画「あの人の暮らし」。今回はインテリアコーディネーターの荒井詩万さんにお話を伺いました。

戸建住宅やマンションのコーディネートやリノベーションを手がける一方で、大学やスクール講師、テレビや雑誌等メディアでも活躍している荒井さん。


2019年に発表した著書『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(サンクチュアリ出版)では、初心者でも簡単に実践できるインテリア術が紹介されています。


彼女の提案するインテリアの黄金ルールを守れば、どんなお部屋でもあか抜けると好評で、書籍は現在累計発行部数2万6千部と大人気です。


今回は荒井詩万さんに多忙な毎日を過ごしながらも、美しく暮らす秘訣を教えてもらいます。

荒井詩万さんのお仕事

―荒井さんはインテリアコーディネーターとして活躍されていますね。具体的にはどのようなお仕事内容ですか?

荒井さん:「企業やメディアからご依頼を受けて空間をコーディネートすることもありますが、メインはエンドユーザーから直接ご依頼いただき新築戸建住宅やマンションのインテリアコーディネート、リフォームのお仕事です。家族構成や、日々の過ごし方、趣味や好きな音楽、雑誌、旅行の選び方に至るまでお客様のライフスタイルを細かくヒアリングしてからプランニングを行います」

荒井さん:「インテリアコーディネーターの仕事はスタイリングと混同されがちですが、実はモノを選ぶだけでなく、お客様のライフスタイルを第3者の目線でしっかりと分析し、それを間取りや床壁材・建具のセレクト、家具・照明・カーテン、そして小物に至るまでトータルにコーディネートすること。しっかりとヒアリングを行い、信頼関係を築くことで、お客様の“どう暮らしたいか”さらには“どう生きたいか”を形にする仕事です」

―インテリアコーディネーターのお仕事は多岐にわたるんですね! なぜ、今のお仕事を始められたのでしょうか?


荒井さん:「もともとは全く別の分野にいました…。大学では被服学科を専攻していて、卒業後は設計事務所で秘書をしていました。勤めて2年ほど経った頃、『インテリアの仕事っておもしろそう』と思い、仕事を続けながら町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミーの夜間部に2年間通って学びました」

資格を取り、はじめからフリーランスでインテリアコーディネーターとして歩み出したばかりの頃は、友人や知人に声をかけ、ほぼ無償でインテリアのアドバイスをしていた荒井さん。当初は趣味の延長のような形でインテリアのコーディネートをしていましたが、あることがきっかけで一念発起されたそうです。

荒井さん:「駆け出しの頃、学生の時からずっと仲の良い友人が家を新築するということでトータルプランニングを任せてもらいました。私はそれまでと同じように『今度ランチご馳走してね』と伝えてお代は貰わないつもりでした」

荒井さん:「すると彼女は『ちゃんとフィーを提示して仕事をしないと、いつまでたってもプロじゃないよ』と言ってくれました。彼女の言葉で、プロフェッショナルとは何かと気づかされました。仲が良いからといって無償で請け負っていては、私の提案に共感できなかったとしても、彼女は遠慮して意見が言えなくなってしまうよな……と反省したのです」


お友達の言葉がきっかけでプロとしての意識を持つようになったという荒井さん。その後、依頼された戸建住宅が完成し、きちんとフィーをいただき、とても喜んでくれたそう。その仕事をしたことでインテリアコーディネーターとしてのイロハを学べたそうです。

―お客様と密接にやり取りされるお仕事ですが、どんな瞬間にやりがいを感じますか?

荒井さん:「プロジェクトが終わった時、お客様から『荒井さんにお願いして良かった』と言ってもらえる瞬間が、本当に嬉しいです。」


荒井さん:「建築現場には様々なトラブルがつきものです。そんな中で、頭の中で想像していた空間が少しずつ形になっていく喜びは大きいです。そのためにはお客様とのコミュニケーションももちろん、現場に何度も足を運んで大工さんや職人さんと細かなやりとりも欠かせません」

華やかなイメージのあるインテリアコーディネーターの世界ですが、実は地道なコミュニケーションが大切なのですね。

荒井さんの仕事道具【三種の神器】

インテリアコーディネート業務から、講師やメディア出演まで幅広く活躍されている荒井さん。バッグの中には常にインテリアコーディネーターの「三種の神器」=必需品であるメジャーとメモ帳、ペンを入れているのだそう。

荒井さん:「現場でメジャーは無いと仕事にならないくらい重要なアイテムです。メモ帳は愛用ブランドを固定せず、その時々で気分がアガるものを選んでいます。ペンはデンマークのブランドHAYのものが最近のお気に入り。シンプルなデザインで書きやすいです。以前デンマークへ旅行に行った時に一目惚れして大量に買ってきました。」

自分時間のつくり方

― インテリアコーディネーターとして多忙な毎日を送る荒井さんですが、自分時間はありますか?

荒井さん:「平日はプランニングやショールームまわり、セミナー、企業との打合せ。お客様とお会いするのは土日が多いので、“何曜日がお休み”という感覚はあまりないです」

荒井さん:「あまりオン・オフを切り分けることはしていません。朝から打合せをし、友人たちとランチをして、その後にショールームへ行ったり。家族でホテルに泊まれば、部屋を隅々までチェックしたり。結局、いつもインテリアのことを考えていますが、やっぱりそれが一番楽しい。唯一、家で家事をしている時がほっとする自分時間でしょうか」

―疲れた時のリフレッシュ法はありますか?

荒井さん:「AVEDAというアメリカのオーガニックブランドが好きで、中でもベルガモットのアロマオイルがお気に入りです。この香りに包まれてマッサージをすると本当にリラックスできます。毎日お風呂後にセルフマッサージもしていますが、月に1回はAVEDAのスパでマッサージを受けています。心と体が一気にリフレッシュできます」

荒井さん:「あと、寝る前はスマートフォンをなるべく見ないようにしています。ベッドに入ってからは本や雑誌ばかり。話題の書籍も読みますが、ついインテリア雑誌を読んじゃいますね(笑)」

―まとまったお休みが取れたら何をしたいですか?

荒井さん:「旅行が好きなので、年に1回は海外に行きたいです。旅先でも話題のインテリアショップやレストランを巡って現地の空間を体感するようにしています。最近はヨーロッパに行くことが多かったのですが、今年は久しぶりにNYへ行く予定です。また、オランダも行きたい!オランダ出身のデザイナーに最近注目しています」

リラックスタイムも、旅行中も新しいインテリアの情報をインプットしている荒井さん。だからこそ、次々と素敵なコーディネートを生み出せるのですね。

“自分らしい暮らし”のために。心がけていること

―荒井さんが素敵な暮らしのために続けていることはありますか?

荒井さん:「どんなに忙しい日でも毎日部屋を片付けるよう心がけています。仕事から帰宅して生活空間が雑然としているとどっと疲れますよね。なので朝時間の5分、10分を使って、ササっとお片づけと掃除をして空間をスッキリと保つようにしています」


荒井さん:「あとは、好きなことをして楽しく生きること。思い起こせば、学生時代から文化祭や運動会が好きで、皆で何かをつくりあげていくことがとても好きでした。今、お客様や現場の皆さんと一緒になって“家”という空間を作るこのお仕事に直結しているなと思います」


―では最後に“自分らしい暮らし”を送るためのヒントを教えてください。

荒井さん:「常にオープンマインドでいることです! 仕事もプライベートも自然体でいるのが一番。こちらが心を開かなければ、お客様も仕事関係の方も、そして友人も本音を語ってくれないと思うのです。仕事を円滑に進めるためにも、楽しい毎日を過ごすためにも、人と接するときは心を開いていきたいと思っています」


凄腕インテリアコーディネーターの荒井さんですが、終始気さくにお話をしてくれました。そんな姿にも荒井さんの「誰に対してもオープンマインドで」という哲学を感じます。

素敵な時間をありがとうございました!

・Photo by:岸孝平
・Writing by:小野喜子

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