モダンとクラシックをミックス。「ロンドンの街」をイメージしたインテリア【荒井詩万のブティックホーム】第2回

モダンとクラシックをミックス。「ロンドンの街」をイメージしたインテリア【荒井詩万のブティックホーム】第2回
荒井詩万
荒井詩万
インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーター。「CHIC INTERIOR PLANNING」代表。戸建住宅やマンションのインテリアコーディネート・リフォームなどを数多く手がけるほか、大妻女子大学非常勤講師や町田ひろ子アカデミー講師、TV出演など幅広く活躍。著書に『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(サンクチュアリ出版)がある。

・Blog:インテリアコーディネーター荒井詩万のブログ

皆さん、こんにちは!
インテリアコーディネーターの荒井詩万です。

私は主に一般住宅やマンションのコーディネート、リノベーションをしていますが、3年前からビルダーさまとコラボをした「ブティックホーム」という新たなサービスをスタートしました。

このコラムでは、LIXILインテリア建材を取り入れてトータルコーディネートした事例を紹介しています。2回目となる今回ご紹介するのは「ロンドンの街」をイメージした空間です。

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モダンとクラシックをミックスした、ロンドンの街のようなインテリア

ダイニングとピンクのドア

クールな空間をつくるために選んだ床材は、荒々しい木目が美しい「ラシッサ Dフロア」のワイドローズチェリーF。ドアには「ラシッサD パレット」のピンクアッシュをセレクトしました。

ピンクのドアとテレビボード

色味の淡い同色系の床材とドアを組み合わせることで部屋全体に一体感が生まれます。

ネイビーの壁のダイニングインテリア

ピンクは甘くなりがちな色ですが、アクセントとして壁一面にネイビー、ソファには革素材を取り入れることで、甘すぎずクールな雰囲気の空間になりました。

ネイビーとピンクは、どちらもくすんだ色味を選んだので落ち着いた印象。個性の強い色同士を合わせることで、そのコントラストが都会的でクールな雰囲気を演出してくれます。

オープンキッチンの面材選びは空間のつながりを意識して

オープンキッチンと背面収納

オープンキッチンの背面はリビングやダイニングからも注目されるので、こだわったポイントの一つ。個性的なリビングダイニングからの空間のつながりを意識して、面材は光沢感のあるブラックを選びました。

LIXILのシステムキッチン、アレスタ
キッチンはLIXIL「アレスタ」(※現在はノクトにモデルチェンジしています)

アートや小物のカラーで部屋全体に統一感を

茶色のレザーソファとアートを飾ったリビング

壁面に飾ったアートやソファクッションにも、床材や壁の色に合わせてネイビーとピンクを基調にしたものを選びました。

ピンクのアート雑貨とフラワーベース

小物や雑貨のカラーリングにもこだわることで、部屋全体の統一感を出すことができます。

素材感をミックスさせた個性的で楽しい空間に

ペルシャ絨毯風のラグとテラゾー仕上げのサイドテーブル

重厚感のある革素材のソファ、ペルシャ絨毯のような柄のラグはクラシック、そこにブルーやピンクなどの色が混ざったテラゾー仕上げのサイドテーブル、ゴールドのペンダントライトでモダンをミックス。

一見、異素材を組み合わせた難しそうなコーディネートですが、意識したことは色を反復して入れること。異なる素材でも色味を合わせることで、空間全体にまとまりが生まれます。

ロンドン風のインテリア

次回は「プレイフルモノトーン」をテーマに、モノトーンをベースにアールデコデザインを取り入れたインテリアをご紹介します。ぜひお楽しみに!

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