皆さん、こんにちは!
インテリアコーディネーターの荒井詩万です。
私は主に一般住宅やマンションのコーディネート、リノベーションをしていますが、3年前からビルダーさまとコラボをした「ブティックホーム」という新たなサービスをスタートしました。
このコラムでは、LIXILインテリア建材を取り入れてトータルコーディネートした事例を全5回に分けて紹介させていただきます。
“海外ドラマのようなお洒落な家”を提案する「ブティックホーム」とは?
「ブティックホーム」とは、荒井詩万プロデュースの“海外ドラマのようなお洒落な家”のこと。
自分らしいこだわりの家に住みたいというエンドユーザーさま、そのニーズに応えながら他社と差別化をしたいと考えているビルダーさまの間に入り、家を丸ごとトータルコーディネートしています。
名前のとおり、ブティック(こだわりやオリジナリティのある小規模でお洒落な店)のような、素敵な家づくりを目指していて、共感いただける全国のビルダーさまと一緒に行っているプロジェクトです。
各ビルダーさまの特徴を引き出し、地域性やターゲット層などペルソナを設定、さらにトレンド感を加えて、建売住宅・モデルハウス・買取再販物件などを手掛けています。
ポップアートを楽しむ、カラフルなインテリア
今回紹介するのは、株式会社ロゴスホームさまとのコラボ物件です。
20代~30代の若いファミリー層をターゲットに、「アートを楽しむギャラリーのような楽しい空間」をテーマにしました。インテリアのイメージは「モダンポップ」です。
「モダンポップ」はシンプルで現代的な空間にカラフルな色使いや遊び心のあるデザインの家具や照明・小物を取り入れたコーディネート。お子様がいらっしゃるお客様にも楽しんでいただけるインテリアを目指しました。
ブラックの扉とグレーの床で、モダンでクールな印象をベースに
ブラックの扉を開けると、グレーの床とアクセント壁がクールなリビングダイニングが広がります。
床材は「ラシッサ Dフロア」のナチュラルクレイ調(2023年9月ライトクレイ調にリニューアル)、ドアは「ラシッサD ヴィンティア」のブラック。グレーの壁とも相性がよいものです。床材のナチュラルクレイ調(現 ライトクレイ調)はコテ塗りのモルタル風なので、木質系フローリングよりもモダンでかっこいい空間になります。
テーブルやソファなどの大物家具は木目のシックな色味のものをセレクト。
モノトーンの床や壁に映えるながらも、空間全体に統一感を出しています。
モノトーンな空間に映えるポップアートやカラフルな小物
全体をグレーでまとめたことで、個性的なアートやカラフルな小物が映えます。
ポップな色柄を楽しめるクッションや小物、アートをひとつずつこだわってセレクトしました。
リビングのソファ周りには赤と青のアクセントカラーを。
同じ色味をダイニングチェアにも入れることで、リビングとダイニングに一体感が出るように意識しています。
また、ギャラリーのような雰囲気を出すため、照明にはラフなデザインのものを選びました。
リビングダイニングからつながるキッズスペース
小さなお子さまがいるファミリーを想定したので、LDルームの隣の部屋はプレイスペースに。
気球柄の壁紙はイタリアのアーティスト、フォルナセッティのデザイン。イギリスの壁紙ブランド「Cole&Son」のものです。
プレイスペースのテーブルとチェアにも、赤と青のアクセントカラーを入れて、統一感を意識しました。
クールな印象とポップアートのコントラストを楽しめる空間
床材をコテ塗りのモルタル風、建具をブラックにすることでクールモダンなインテリアに。
そこにカラフルな色や遊び心のあるデザインの小物をコーディネートすることで、他にはないオリジナルな空間になりました。
次回はモダンとクラシックを掛け合わせた「ロンドンミックス」をテーマにしたインテリアをご紹介するので、楽しみにしていてくださいね!