雑誌やSNSで見かけるおしゃれな部屋。こんな素敵なお部屋にしたい!という理想のお部屋がみなさんもあるのではないでしょうか?
このコラムでは、数々のお客様のお部屋をコーディネートしてきたインテリアコーディネーターの荒井詩万が、みなさんのお悩みを解決します!
今回は一番悩みとして多く寄せられた「なんだか部屋がいまいち。何をどこに置けばいいの?」の解決テクを紹介します。
モノが増えてごちゃっとしてしまう。なんだかいまいちな部屋のお悩み
今回解決するお部屋は、お子様が2人いらっしゃるOさんのご家庭。
「いいと思って購入した家具なのになんだかちぐはぐ。どう置けばいいのかわからない。モノが増えてごちゃっとしてしまっている」とお困りのOさん。
家具の色が違っていたり、あちこちに色々なモノが置いてあるので、どこを見ていいのかわからず視線が定まりません。それがなんだか殺風景な部屋に見えてしまうのです。
統一感を出して「見せ場」を作る。明るく家族が集まりやすい空間に
まず、着目したのはお部屋の「色」。壁一面はグレーブルーの壁紙に貼り替え、床の色と家具の色を合わせました。
また、入口から入って対角の位置に、ゆったりとくつろげるソファと「ルイスポールセン」のフロアライトを置いて、“見せ場”をつくりました。
あふれていたモノは整理し、必要なところにきちんと収納。「見せる」と「隠す」でメリハリのある空間になりました。
入口の対角に置くべきものは?「観葉植物」や「アート」もおすすめ
今回ご紹介した事例では、入口の対角に「ソファ」と「クッション」を置きました。
そのほか、大きめの「観葉植物」や「アート」などもおすすめです。
植物が部屋にあると、とても癒されますよね。特に大きな観葉植物は、入口の対角に置くと部屋の印象が一気におしゃれになります。
また、TVを置く場合は配線の関係で固定位置に設置せざるをえない場合もありますよね。TVは消えていると黒い塊なので、対角にはNGなのですが、そんな時はTVの横に観葉植物を置いてみてください。無機質な雰囲気をやわらげてくれますよ。
いかがでしたでしょうか?たいていの部屋は四角。入口のドアの対角が、入口から見ていちばん遠い場所です。
人はある空間に入ったとき、無意識にいちばん遠い場所に目を向けるといわれています。これは人間の本能で、ここは安心して過ごせるかどうか、広さや状況を把握しているのです。なので、ここに部屋の主役になるモノを置いてみましょう。
みなさんも今回ご紹介したポイントを活用して、ご自身のお部屋をコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
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