LIXILのデザインスタイルに新スタイル「KINARI MODERN(キナリモダン)」が登場。
2022年4月に誕生したばかりの新商品「ラシッサD キナリモダン」でつくるコーディネートをLiving Deli編集室よりお届けします。
組み合わせた家具や小物についての詳細はコラムをご覧ください。
【関連記事】
【2022年4月新商品】キナリモダンでつくる“心やすらぐ空間”に合わせる家具・小物カタログ
日本の文化や価値観を原点にした新レーベル「キナリモダン」
好きなのは、素顔の時間に気持ちよく使えるもの、こだわりが込められたもの。
作り手の思いに共感したものを、長く使い続けたい。
感性を大切にした暮らしは心地よく、何よりも”私らしい”時間ですよね。
素のままの表情を活かすピュアな美しさ=「生成り(きなり)」、現代の暮らしに似合う新スタイル=「モダン」が、「KINARI MODERN(キナリモダン)」の名前の由来。
今回はそんな思いから生まれた「ラシッサD キナリモダン」を使った、心やすらぐ空間「KINARI MODERN 01」のコーディネートをご紹介します。
ゆったりとほぐれた心でうちとけ合って過ごす「こころとく」空間
「KINARI MODERN 01」は、光がやわらかく拡散し、心地よいゆらぎのある木目やスリムな格子を取り入れた、やさしく清らかなコーディネート。
シンプルでコンパクトな家具や素地を活かした陶器など、自然な仕上げを施したアイテムを取り入れた空間です。
室内ドアはすべて「ラシッサD キナリモダン」の新色。左/引戸「ソフトグレー」、中央/引戸「コウノキ」、右/クローゼット両開き戸「ソフトモーブ」(全てLIXIL製品)
家族のつながりを感じることができるダイニングスペース。
1つのテーブルを囲んで過ごす時間は、とても大切ですよね。
素材も色もやわらかなもので統一した空間にはゆったりした時間が流れ、自然な笑顔や会話が想像できます。
日本になじみ深い色柄だから心地よい。 キナリモダンの新色
新色「コウノキ」の引戸は引手部品がない新デザインです
やわらかな空間を作り出すキナリモダンの色柄は、どれも日本になじみのあるものから生まれました。
「コウノキ」は桂(カツラ)の別名。日本ではなじみ深い樹種です。
繊細な木目とやわらかな色合いはお部屋に穏やかな印象を与えてくれます。
カツラの葉はハートの形をしており、縁起のいいものとされています。
扉の上から下まで通った溝を引手として使用する新デザインは、表面に金属部品が見えないこだわりの仕様。木を彫りこんだような見た目であたたかみを感じます。
開け閉めする際に掴む高さが限定されず、誰でも使いやすくなっています。
左/新色「ソフトグレー」の引戸にはシャインニッケルの引手で馴染みよく。右/新色「ソフトモーブ」のクローゼット両開き戸は把手部品が表に付かないシンプルなデザイン
「ソフトグレー」と「ソフトモーブ」も日本の文化をベースに考えられた色です。
「ソフトグレー」は「絹鼠(きぬねず)」という着物などに使われる上品で落ち着きのある灰色をイメージしたもの。
「ソフトモーブ」は、江戸時代に梅を染料にして染め上げていた「梅鼠(うめねず)」という色をもとにしたほんのり赤みのある優しいグレー。
どちらも木目との相性がよく、ほのかな色味が空間のやさしいアクセントになります。
「階段」は新色クルミ。「手すり」はスクエアタイプのプレシャスホワイト。床も「ラシッサ Dフロア」の新色 クルミF(全てLIXIL製品)
自然な木肌のグラデーションが綺麗なクルミの床材は、日本産の樹種に限定して木目を再現しました。「クルミ」という和名をつけたのも、そのこだわりがあったから。
「ラシッサ Dフロア」はそれぞれの樹種ごとの触感を再現しており、クルミはその中でも、素足で過ごしたくなるような滑らかな足ざわりです。
今回のコーディネートは、建具は「コウノキ」、床や階段は「クルミ」ということで、異なる樹種同士の組み合わせですが、ともにやわらかな木目と色合いなので、お互いを引き立てあって、のびやかな空間になります。
インテリア格子で仕切ることで生まれる、 包容力のある空間
ソファ前のラグはユニットラグシリーズ「ソフティライン」のUR1470 Ⅳ(㈱川島織物セルコン)。窓にかかったスクリーンは「ハニカムスクリーン」ツインタイプのベージュ、正面の壁のタイルは「エコカラットプラス」陶連子の生成り色(どちらもLIXIL製品)
リビングスペースは、家族がそれぞれ好きなことをしながらも、いつも一体感が感じられる、そんな場所だといいですよね。
窓にかかったスクリーン越しの穏やかな光の中、肌ざわりのよいラグの上に寝転がっておしゃべり。なんだか身体だけでなく心までほぐれるような感覚で、色んなことを話せそうです。
読書をしたりお昼寝したり。素材も色もやわらかな空間の中で過ごす家族のくつろぎ時間です。
カウンター横には新商品「インテリア格子」のコウノキ色をコーディネート。おだやかなゾーニングが叶います。カウンターは「シートカウンター」の新色コウノキ。畳も新商品の「アクセント畳」グレージュ。(全てLIXIL製品)
リビングのインテリア格子の向こうにはカウンターがあります。
畳の上で落ち着きながら過ごすことができるワークスペースです。
平日は仕事に、休日は趣味に。
静かすぎるとなぜか逆に集中が切れてしまうこともありますが、ここは階段を上っていく子ども達の足音がちょうどいい、そんな風にイメージして作った空間です。
「アクセント畳」は床の上に置くタイプで、気軽に取り入れることができます。
裏面は滑り止め加工を施してあるので、ずれる心配はなく、子どもと遊ぶのにも安心です。
階段横にも「インテリア格子」を取り入れ、階段を降りた先には新色ソフトグレーの「アクセントボード」を設置。ニュアンスのある雰囲気に仕上がります
全体的に淡い色合いで統一したこのコーディネート。
色合いは揃えていますが、畳やタイル、木目調のデスクカウンターなど様々な種類の素材を組み合わせているのが、コーディネートのポイントです。
立ち寄った方と縁を育む、小さなコミュニケーション空間
正面の引戸は「ラシッサD キナリモダン」の新デザイン。色は「コウノキ」。動きのある格子とふんわりと光を通す姿が印象的。左の縦格子は「インテリア格子」。(全てLIXIL製品)
小さくとも立派なコミュニケーションの場として機能していた玄関。
そんなかつての玄関土間スペースを今の暮らしに取り入れたコーディネートもご紹介します。
床材は「ラシッサ Dフロア」のナチュラルクレイ調(2023年9月にライトクレイ調にリニューアル)、畳は「アクセント畳」のグリーン。異なる素材同士の組み合わせが心地よさを生み出します。(全てLIXIL製品)
土間風のスペースに畳を置くと、ちょっとしたおもてなし空間に早替わり。
お茶を入れて腰かけて話し始めると、ついつい会話が弾みすぎてしまいそう。
もうこんな時間!なんてことも、暮らしの中の素敵なワンシーンですよね。
手洗いは「どこでも手洗」のカウンター(ムージャンホワイト/ホワイト) と手洗器セット(マットホワイト)。(全てLIXIL製品)
気軽なコミュニケーションを取り入れたいけれど手洗いなど気が抜けない。まだまだそんな状態が続いています。
そこで帰宅時や立ち寄った方が使えるコンパクトな手洗い場を玄関に設置。
これで安心して過ごすことができます。
「玄関収納」も新色「コウノキ」でコーディネート。玄関収納上の棚は「ヴィータス」一枚棚のプレシャスホワイト(全てLIXIL製品)
収納は主張しすぎないシンプルなもので構成。
季節ごとに飾るお気に入りの小物たちが映えるこのスペースは、「次は何を飾ろうか?」「今日はお花屋さんに寄ってみよう」など生活を豊かにするきっかけのような場所になりそうです。
自分の感性を大切にした暮らしをおくる人へ
やさしい木目の「ラシッサD キナリモダン」を使った、心やすらぐ空間「KINARI MODERN 01」のコーディネート。
やさしい光に包まれて、ゆったりとほぐれた心でなごやかにうちとけ合って過ごす「こころとく」空間、いかがでしたか?
新しい時代の中で私が”私らしく”暮らし続けられる住まいのかたちとは、どのようなものでしょうか。一度見つめなおしてみると、大切にしたいものの輪郭が見えてくるかもしれません。
自分の感性を大切に、すてきな暮らしを見つけてくださいね。
* * *
ラシッサD キナリモダンの商品ページはこちら